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「作って」分かった、モノの価値(おまけ:サンフランシスコの布屋さん情報)

2017年に
布の勉強を始めてから、
日々身に着けている衣服
どれほどの貴重な資源
注ぎ込まれているのかを、
「作る」という体験を通して
学んできました。

当時、通っていた学校での
アパレル縫製の授業。

私は3段階中の1と2しか
受けていませんが、
授業の中で作った作品は
スカート、シャツ、パンツ等
まさに日々着用している
アイテムばかりでした。

授業の様子。

たかが安物のシャツ1枚!
といえど、、、

そこに使われている布の量
決して少なくはなく、
仕事を辞め学校に通っていた
当時の私にとって、授業用の
布代は思わぬ出費となりました。

同時に、1枚が数百円とかで
売られているような商品を
目にするにつけ、その裏の
カラクリが気になるようにも
なっていきました。

だって、
たかが1枚のシャツを作るのに、
どれだけの素材が使われていて、
どれだけの労力がかかっているか。

身をもって体験してみると、
それはそれは・・・。

たかがシャツ1枚などという
失礼な言い方は、もう二度と
できないような体に、
なってしまったのです。

幸いサンフランシスコには、
ディスカウントの生地屋や
クラフト素材のリサイクル店が
あるので、えぇ年こいた
無職のビンボー学生には、
とっても有難かったです。

でも、労力の方は、
お金では解決できません。

練習と失敗を何度も繰り返し、
1つ1つのテクニックを
習得していくわけですが、
プロとして
縫製をされている方の
知識と技術のには、
どれだけの努力
あったことでしょうか。

そんなことを考えたら、
どんな安物であっても
「たかが・・・」
などという言葉は使えないし、
ましてや、まだ使えるうちに
捨てるなどというのは
心が痛くなるので、
できなくなりました。

作ることは苦手だったけど、
作ってみて、
初めて分かったこと。

それは、もしかしたら
モノの本当の価値
完成品になるの段階を含めた
広い意味でのモノの存在
みたいなこと、
だったのかもしれません。

を使うときに、
作ったの事を想像したら…。

もし自分が作ったが、
ぞんざいに扱われたら…。

あわせて、
「作る」を学んだことで
想像力が、ほんの少し、
増したような気もします。

~~~~~~~~

【おまけ】

最後に、
サンフランシスコ市内の
布屋さん情報を
記しておきます。

Fabric Outlet:ミッション地区にある、2階建ての大きな布屋。品ぞろえが豊富なので、めちゃくちゃお世話になりました。Bold endコーナー(ハギレより大きい半端もの)が充実していて、世の余りモノを有効に使いたい人(⇐私^^;)には、とても良いお店です。

http://www.fabricoutletsf.com/

Fabrix:インナーリッチモンド地区にある、ディスカウントの布屋さん。小ぢんまりしたお店ですが、つい買いたくなる布が結構あり、楽しいお店です。レザーのハギレの掘り出し物も、あったりします。(⇐大変お世話になりました!)※近くに美味しいミャンマー料理屋さんもあります♪

Discount Fabrics:サンフランシスコのベイビュー地区。対岸のバークレーにも店舗あり。SF店は大きな倉庫が店舗になっていて、布を見て歩くのに良い運動になる感じです。とにかくデカい!

SCRAP: ベイビュー地区にある、非営利団体が運営する、アート&クラフト素材のお店。不要な素材を寄付し、それを欲しい人が購入するシステムで、かなり安く中古や新品の素材を入手することができます。無料コーナーもあります。※スタッフは皆、ボランティアなんですよ❤

Britex:高級な布やプロ向けの素材も手に入るお店です。ダウンタウン(ユニオンスクエア)にあるので、観光客にも行きやすいお店。お値段お高めですが、セール品を狙えば私でも少し手が出るのかな~?・・・でも買った記憶がない💦(いつか、その時がきたら...。)


Creation starts with imagination.

楽しい1日を~!!!

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