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免疫チェックポイント阻害薬が効かない人に、腸内細菌を便移植するって!?

今日は昨日の続きで、免疫チェックポイント阻害薬が効く人効かない人がいて、奏効率でいうと20%~30%くらいだと言う話しをさせていただきました。

ちなみに、この奏効率は4週間以上に渡って癌細胞が消失した場合のことで、仮に3か月で再発した場合も奏効率にカウントされているわけですから、奏効率以上に治癒率は低いということになります。

それでも、抗ガン剤の奏効率が5%~10%、がんの種別(血液のがんなど)によってはもっと高いものはありますが、決して高くない数値ですので、免疫チェックポイント阻害薬が優れているということは言えるかと思います。

免疫チェックポイント阻害薬も副作用はございます。

それで、話しを本題に戻しますが、この免疫チェックポイント阻害薬に効かない人が、腸内細菌叢が免疫チェックポイント阻害薬に適していないということで、適している人の腸内細菌叢とは違う構成比のようなのです。

よって、適している人の腸内細菌叢を移植すれば、理論上は効果があると言えます。

以前のコラムで腸内細菌の便移植のことは触れていますが、先日の福田真嗣先生の話しでは、具体的に日本でも便移植が行われており、統計的には70%~80%の効かなかった人の半分くらいの方が、効果があったとの報告がありました。

欧米では実用化されていると聞いてはいましたが、日本でも実際に行われていたとは、少し驚いたというのが実感です。

そして、もっと驚くべきことに、健康な人の便を・・・・。

今日は、ここまでといたします。

明日は、衝撃的なことを、お話しいたします!ビジネスチャンス?!のお話しです!(笑)