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ビタミンB群の働きは、計り知れない!?

糖分が腸から細胞へと運ばれていく過程で分解され、ミトコンドリアによって活動エネルギーに変えられることは、今までのコラムで触れてきました。

その複雑な工程(TCA回路や電子伝達系など)は、色々とありますが、この工程でサポートしている重要な栄養素がビタミンで、中でもビタミンB群が最も重要になります。

これに加え、細胞内のエネルギー製造プロセスは、すべて酵素反応によって成り立っていることも忘れてはいけません。

酵素そのものはたんぱく質ですが、唾液にも含まれ、食物を口に入れてよく噛んで食べたときに、アミラーゼというでんぷん分解酵素でまずは消化しやすくしている、そんな働きをしています。

小腸では、炭水化物をアミラーゼが、たんぱく質をプロテアーゼが、そして脂質をリパーゼが、それぞれの酵素で分解し分子化して血液に取り込みやすくしていることは、以前にもコラムで触れたかもしれません。

話しが酵素にそれましたが、ビタミンはこの酵素の働きをミトコンドリアがエネルギーの生成活動をする際にサポートする、いわば「補酵素」の働きをしています。

ここで重要なのが、日本人は米が主食ですが、精白米がほとんどの家庭で食されています。白いダイヤモンドと呼ばれた時期もありました(古っ!?笑)。

精白米は美味しいですからね。しかし、その影響でビタミンB1不足になり、脚気などが流行した時期もありました(これも古っ!?笑)。

私は玄米やもち麦などを混ぜて精白米を炊き、ビタミンB群の補給に努めています。もちろん食物繊維も多く、腸内細菌のエサにもなります。

細胞内のミトコンドリアを助け、腸内細菌も育てる。

ビタミンB群、覚えておきたい栄養素です!