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両親の境遇から考察をしてみる【発達障害】

こんにちは

前回は発達障害の診断傾向について綴りましたが

発達障害は遺伝をすると言われているため
わたしは現在グレーゾーンという位置づけですが、両親から分け与えられた遺伝から、わたしの脳組織はどの様な影響を受け形成されているのか

ということを、両親の、幼少から大人になりわたしを産むまでの境遇から
考察をしてみたいと思います


まず父親の境遇について
父は元軍人ですが、その父(私の祖父)も元軍人です

軍人というと規律に厳しいというイメージかと思います
わたしの父も実際に規律を重んじていたほうでした
(昔と比べ和らいでいますが、今もその傾向は強いです)

父はどんな教育を受けたのか
ということを聞いてみたのですが
残念ながら教えてはもらえませんでした
というよりは、はぐらかされてしまいました

ただ事実として、父は幼い頃
(小学生頃と聞いています)
母親、わたしにとっての実の祖母が
亡くなっています

おそらくですが、母親に甘えるべき時に甘えることがほとんどできなかったのではないかと思います

父のお姉さん、わたしにとっての伯母さんも
優しくはありましたが根に気の強さと鋭さを持った人でした
(伯母さんも今は和らいでいます)

もしかしたら父も伯母さんも
小さい頃に母親を亡くし、強く生きなければ、と
潜在意識の中に芽生えていたのかもしれません

前回の記事にも手記しましたが
わたしが幼かったころの父は冷徹というイメージでした
頑固おやじとはまた違う
子供と全く関わろうとせず
規律を守らなかった時に制裁を下す

そんな父親の人格は、愛情不足から来るものだと考えれば
納得のいくものがあります

また思春期の父はどうやら荒れていたようで?
特攻服を着た写真が父のアルバムにありました
ギャンブル好きでもあったようです

ただ、根はまじめだったようで
防衛大学を卒業し、自衛官としての道に進みました

また、子供が産まれた際にはタバコもやめたそうです

そして、人とは良好な関係を保てていた様です


今度はそんな父親と結婚し、わたしを産んでくれた母親の境遇について

母は都心部の病院で産まれ
家も新宿・渋谷の間にある、いわゆる裕福な家系に産まれました

高度経済成長・バブル期に自営業でバリバリ仕事をしていた祖父

読んでいただいている方の中には、裕福なところに産まれて羨ましい
と思う方もいらっしゃるかもしれません

ですが、私は母や母方の祖父母や親族を一度も羨んだことがありません

何故なら、家庭内の環境に不穏な空気を感じていたからです

後に聞かされた話では

特に、祖父については高度経済成長期の若い時代に家庭内DVを行っていたそうで
祖母に暴力をふるったり
家に他の女性を連れ込んだりしていたそうです

そしてそれを目の当たりにしていた母や、伯父さん・伯母さん

3人ともどこか変わっているなと思っていましたが
(変わっている自分が言うのもなんですが)

そんな家庭内不和を目の当たりにしていたら
定型発達とは異なる思考回路になってもおかしくはない

ただ、母の場合、幸いだったのは
母の祖母(私にとっての曽祖母)が
母が末っ子ということもあり、優しくしてくれていたそうで
おばあちゃん子として育ったそうです

そのためか、比較的幸福感のある人生を歩めていた様です
(曾祖母から可愛がられていたため伯父・叔母からのいじめ?はあったようですが)

【人間は環境に支配される】

母の家計は皆学問は優秀で
母も当時偏差値の高かった高校・短期大学を卒業後、一流企業に就職
後に父と結婚し専業主婦となりました

ざっくりとなりますが、ここまでが両親の境遇となります


両親の境遇をを踏まえた上で
わたし自身が発達障害人なのかどうか
そして、遺伝性があるのかどうか

父の場合は
人とは良好な関係を保てていた様でしたので
そういう意味では円滑なコミュニケーションができない発達障害には該当しないのではと個人的には思っています
(規律に厳しく正義感も強かったために人と衝突することはあったようですが)

母の場合も
周囲と円滑なコミュニケーションを取ることができ
人とトラブルを起こすことはなかったようです
なので、母も発達障害には該当しないと見ています

気になる点としては
父は実母の愛を最後まで受けて育つことが出来ず
母は曾祖母の寵愛を受けて育つも両親の正常な?愛を受けては育たず

というところでしょうか

母の場合は
母の両親(わたしの祖父・祖母)について良い話をすることは全くなく
曾祖母の話しか聞かないので、そういう意味では両親に愛されて育ったわけではない様に思います

そんな境遇からか
父・母ともに生真面目で融通が利かないところがある

その部分が遺伝し、私の場合ASDの特徴である
「こだわり行動」
として、臨床心理士の方に捉えられたということになるのかもしれません
(2021・8に臨床心理士にASDの可能性があると診断を受けています)

そして、両親共に育児には積極的ではなかった

昔の価値観だと思いますが
父は、男が仕事をするもの・女が家事育児をするもの
と徹底していた様です

ここは、もしかしたらASDの特徴の白黒思考に結びついたかもしれません

母は、父に付いてまわることに精一杯だったようで
転勤も多く慣れない環境で生活をしていくのに必死だったと言っていました(主観としては学問や風習的な部分は無意識領域で教育していたが、コミュニケーションに関しては、子供との接し方がわからなかった様に感じていました)

と、ここまで綴ってみて、私自身が感じたことは
ASDの特徴はありつつも
先天性ではなく、どちらかというと後天的な愛着障害のほうが自身の精神に与えている影響が大きいのかなということ

ここまで読んでいただいた方は
どう思われたでしょうか

何にしても、私自身、未だ曖昧な状態であることに変わりはなく
今までずっと変わり者と呼ばれてきたわたしは
もしかしたらやはりASDに分類される脳の構造を持っているのかもしれません

ですが、発達障害かどうかということに悩まずに
悲観せずに

これからの自分の人生を
あれこれ試行錯誤し解決策を見出しながら
改善すべきところは改善し

また、ネガティブになり過ぎず
良い意味で楽観的になれるように
生きていきたいと思っています


話は変わりますが

【人間は環境に支配される】

ということで、高度経済成長・バブル期からみたら今は大変な状況の様に
両親の目からも見えている様で
昔は悲観的に過ごすこともなく、また高慢でもあったと

最近になり父から話をされました

また、育児に協力的であるべきだった
とも言っていました

【罪を憎んで人を憎まず】

両親の世代に非はなく
風習・時代の環境に翻弄されていた


また、両親はできるだけ若い世代に還元したいという気持ちを現在抱いている様です

日本をまとめる人たちにもそういう気概を抱いてもらって
負のループとなっている社会を再生してもらえるといいですね

環境に支配されることなく

わたしも
発達障害のレッテルを貼られた環境に支配されることなく
屈せず生きて行きます

この言葉の表現に棘がある様に感じています…

そして、わたしも日本の社会再生に向けて
一助になる活動をして行けたらと思います

今回も
ここまで読んでくださり
ありがとうございます


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