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スレミオ結婚 公式認定! →やっぱナシで

ガンダムエース2023年9月号でスレッタ役の市ノ瀬加那さんが、スレッタとミオリネが結婚したと語る記事が掲載され、公式が明言した!と話題になっていました。
・・・が、検閲が入って電子版から「結婚」の文字が消えたとのこと。虚構の世界の話でも、同性婚はタブーなの!? 日本ってお堅い国過ぎる

【8/2追記】 月刊ガンダムエース2023年9月号掲載のインタビュー記事についてのお詫び で「校正漏れのため修正した」との説明があった。しかし、海外ではスレッタやミオリネが中指を立てたイラストを掲載するなど、ファンの怒りが収まらないようす。このままでは、BLM運動的な "Suletta's wife is matter" (スレッタの妻ってことが重要)運動が巻き起こり、全米が血の海になりかねない。ミオリネさんが、また引きこもってしまう…

本当に校正漏れなのか、真偽のほどは分かりませんが、インタビュー記事ぐらい、結婚の文字を掲載しておいて欲しかったです。男女カップルだったら、校正漏れかどうかはさておき、一度世に出たものを、わざわざ電子版で修正するようなことはしなかったのでは?

お堅い日本国仕様なので、仕方がないのかもしれませんが、アニメの描写も、表現がマイルドになり過ぎていて、いろいろと分かりにくかったです

注意力さんまん(高スコアってことですね!?)と褒められがちな私の目では、初見では、指輪の存在に気付くことができませんでした。
スレミオが結婚したというネットの情報を見て、え? 結婚式シーンとか無かったよね? と最終話を見直して、ようやく指輪を確認できた次第です

でも、本当に結婚指輪なの? 婚約指輪という可能性は?
というモヤモヤがあったのですが、エリクトが小姑と言ってたので、やはり結婚指輪だろうな、という解釈に一応落ち着きました

Twitterで見かけた書き込みに、結婚したといわれても、スレミオからは性的に惹かれている雰囲気がまったく感じられず納得できない。エラスレにはそういう雰囲気があったけど、みたいなのがありました

私も最初は、それに近い感想

指輪のシーンを見つけたときは、ファミリー層が視る、夕飯どきのアニメで同性婚とは、やるなガンダム! と感心したものの、でも、そういう関係の二人でしたっけ? という疑問が

友情じゃなくて愛情だと明示するシーンがどこかにあったかと聞かれると、一つも思い浮かべることができず。ですが、結末を踏まえて、もう一度見直すと、見え方が変わりました。

かっこ可愛いロボット操縦士(コミュ障、マザコンだが、親離れして世界を救う)が、絶世の美女(性格に少々難アリだが、ハイスペックで、根は優しい)に出会って結ばれる話だと思って、視聴し直してみてください。

お互いに惹かれ合って、結婚して当然な流れになっています!

ただ、「LGBTQを描いた画期的なアニメ」とか言われると、違う気が。同性を好きになることへの葛藤とか描かれていないし、描く気もないので。
あの世界は、スレッタ以外、誰も同性婚に疑問を持たないという特殊設定なのですよね。お堅い現代の日本とは状況が違い過ぎて、そういう設定なのね、と絵空事として割り切って見ることしか出来ない。
LGBTQは味付け程度で本題ではないので、「LGBTQ風味のアニメ」ぐらいの評価が妥当な気がします

そんな世界では、スレッタが性別を気にせずに相手を選ぶようになるのは、自然な流れ。
そもそも、決闘に送り込む前に、ホルダーとか同性でも婚約可だとか、システムについてお母さんがちゃんと説明しておけよ! という話ですよね。
スレッタの「私、おんなですけど」の怯え顔の名シーンが見られなってしまうので、説明しちゃダメなんですけど

性別不問で、自由に恋愛できる世界なので、友情か愛情かとか、悩む必要もないのです。
男主人公とヒロインだったら、視ている側も、「これは性的な意味で好きということなのか?」とかいちいち考えませんよね? 主人公とヒロインが出会って、一緒に戦って成長して、お互いがかけがえのない存在になって、幸せに結ばれる、王道恋愛物語として楽しみましょう!

といっておきながら、幸せな二人が、その後どうなったか想像していたら、王道からほど遠い、性的な関係の進展を描いた25話が脳内放送されてしまいました:
「機動戦士ガンダム 水星の魔女」 25話 ネタバレ感想

ゲスな人間ですみません。
スレッタとミオリネ、性格とか、体格とか、細部まで、うまくハマるように作り込まれ過ぎている。つい余計なことを想像してしまう

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