夜の遊園地
誰もいなくなった
夜の遊園地
空っぽのおもちゃ箱みたいだ
そう、キミがはしゃいで
ボクは微笑むだけ
道化は二人もいらない
流転する日常は
びっくりハウスのように
視界だけ移り変わって
自分の価値観さえ
分からなくなる
灯りが消える観覧車
星も見えない静かな闇
キミの声が風に途切れて
一瞬の魔法が解けていく
時間が止まった
夜の遊園地に
木枯らしが吹き抜ける
目まぐるしく変わる
季節の移ろいを
錆びたベンチで感じながら
嗚呼、生き急ぐ意味など
あるはずないのに
過ぎ去る毎日は
ジェットコースターのよう
オルゴールになった
ボクの思い出は
キミの弾んだ声が
メロディの後ろで聞こえて
観客のボクは、ただ微笑む
胸の中いっぱいに
そのメロディで満たすために
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