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【リサーチ】 Z世代のパーソナルカラー診断に関する意識調査

あなたは「イエベ」?それとも「ブルベ?」
自分の肌や目の色などから似合う色を導き、メイクや洋服選びに役立たせる「パーソナルカラー診断」。ネットや雑誌で簡易的に診断できるものから専門のサロンまで人気を集めています。では、Z世代の女性たちはどれくらいパーソナルカラー診断を行ったり取り入れたりしているのでしょうか? 詳しくリサーチしました!

<調査対象>
15~34歳の未婚・女性391名
<調査実施期間>
2022年10月11~13日
<調査方法>
インターネット調査


約半数が診断経験あり

パーソナルカラー診断という名前はよく聞きますが、実際に診断したことがあるという人はどれくらいいるのでしょうか?

「ある(48.8%)」と「ない(51.2%)」がほぼ半分に割れる結果となりました。25歳以下は過半数が「ある」と回答していることから、パーソナルカラー診断は特に若年層を中心に支持されているようです。次に診断方法を聞いてみました。

多くの人がおもにWEB記事やSNSで見つけたチャートでパーソナルカラー診断を行っていることがわかります。たしかにネットやSNSを眺めていると、パーソナルカラー診断に関する記事や投稿がたくさん表示されるので、それで知ったり興味を持ったりして診断する人も多いのでしょう。

なんとなく見つけた記事でなんとなく診断した人が多いのかと思いきや、次の質問の回答からそうとも限らないことが判明しました。

総合1位は「自分に似合う色を知りたかったから」(52.9%)。「なんとなく興味があったから」(48.2%)は2位にランクインしているものの、1位以外にも「ファッションの参考にしようと思ったから」(40.8%)や「メイクの参考にしようと思ったから」(40.3%)など診断の目的が明確な項目に回答が多く集まりました。診断を行う前から診断の結果を実際に生かそうという意志が感じられます。

多くの人が洋服・コスメ選びに診断結果を活用し、継続している

やはり、パーソナルカラー診断を行ったことがある全世代が、洋服やコスメ選びに実際に活用しています。特にコスメ選びに活用されていることから、普段からコスメの選び方に悩んでいる人が多いことが伺えます。プチプラコスメを除き基本的にはコスメの単価は高いので、失敗したくないという気持ちが表れているのかもしれません。一方、ひと口にパーソナルカラー診断の結果を洋服やコスメ選びに生かすといっても、合うものを選ぶためには知識も必要ですし、手間がかかることに変わりはありません。結果を生かすことを現在も継続している人はどれくらいいるのでしょうか?


約9割が診断結果に納得しており、大多数の人が洋服選びにもコスメ選びにも継続して診断結果を生かしているようです。いずれもパーソナルカラー診断の結果をもとに選んだアイテムの満足度が高かった、という成功体験があるからこそ継続しているのでしょう。

継続していない人はわずか16.2%でしたが、やめてしまった理由を聞いてみました。

「なんとなく自分に合わないのではと感じた」「面倒くさくなった」(いずれも29.0%)を引き離して1位になったのは「診断結果を実際に活用してみたが、しっくりこなかった」(45.2%)でした。これは診断結果自体に納得していないというよりも、活用方法でつまずいているといえそうです。「診断結果をもとに何をどう選べばいいか」「この商品はどのタイプの人に向いているか」をていねいにガイドしてあげると、商品選びの悩みが解決して購買につながりそうです。

リサーチ結果のポイント

① Z世代の約半数がパーソナルカラー診断の診断経験が「ある」
② Z世代の約9割が診断結果に納得している
③ 診断の結果は、実際に洋服やコスメ選びに継続的に活用されている

Z世代は「自分らしさ」という価値観を大切にしているとよくいわれますが、SNSなどの影響で普段から「どう見られているのか」も気にしているともいえます。そのため、パーソナルカラー診断の結果をもとに、自分に合うものを知り取り入れることで、自分らしい魅力をさらに高めようとしているといえるのではないでしょうか。

また、商品開発やプロモーションの際にも、「これはイエベ春の人向き」などターゲットを明確にすることで、パーソナルカラー診断の結果を商品選びに生かしている人の心を動かすことができるかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。

電通プロモーションプラスでは、Z世代をターゲットとしたプロモーションの企画・実施やZ世代との共創のサポートをおこなっております。お気軽にお問い合わせください。
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