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余った時間やお金で行動を起こすこととは?

やりたいことの優先順位に、時間管理の要素を加味して考えてみます。


人ってやりたいことがたくさんあるのに、後回しにする傾向がありませんか?


例1:
朝起きてやりたいことがあるんだけど、横に置いておいて、まずは仕事をして、それが終わって寝る前に余った時間に、やりたいことをする、とか

例2:買いたいものがあるけれども買わないで、給料から生活必需品の支出を引いて余った貯蓄で買うようにする、とか

これが一般的な日本人の行動パターンでしょう。

◇   ◇   ◇


例3:
自分のやりたい事から始めるのならば、朝起きて、全てを差し置いて、まずやりたいことをする。

例4:
給料が入ったら欲しいものをまず買ってしまって、残りのお金で生活する。

例3、4となると、自分本位な人に見られがちですね。子供みたいですね。それでも、自分の欲望を素直に行動に起こしているとも取れます。

昨日の記事でワークライフバランスではなくワークインライフにするためには、どうすればいいのかを書きました。

優先順位を考える上で、
しなければいけないことを先にするか?
したいことを先にするか?
この2つの選択肢が迫られています。


先程の2つの例で、朝起きてやりたいことを先にやってしまったら、仕事に支障が出ます。給料が出て、お金を先に使ってしまったら、生活費に支障が出ます。

そうならないためにも、しなければいけないことを先にして、余った時間やお金を自分のために使うようにする。こう考えるのが、真面目で几帳面な日本人の考え方なのでしょう。

この考え方は誰かからそうしなさいと、決めつけられて自分の価値観に植え付けられてはいませんか?

◇   ◇   ◇

年齢経過とともに、自分のやりたい事はなんだろう?、と真剣に考えるようになりました。”しなければいけないことを先にするべきだ”という考えが、自然と私を覆い尽くして生活をしてきました。そのことで、本来、自分がやりたい事を考えることが減っていたのかもしれません。

当たり前のように、しなければいけないことを先にやっている自分に気づきました。社会生活を円滑に進めていくためのテクニックなのでしょう。

本当はやりたいことをした後に、しなければいけないことを時間管理できれば、それが理想だろうと思います。

◇   ◇   ◇

現在は引退してセカンドライフが始まっています。セカンドライフステージでは、しなければいけないことの比率がものすごく少なくなりました。

会社員のときには、社会的地位や同僚との人間関係に振り回され、自分の意思とは関係なく、しなければいけない事がとても多かったのです。


会社員としての標準的な振る舞いとは、自分を合わせるように態度を変えないと、仕事をしていく上で不利益を生じることがわかっていましたから。

また、社会生活をする上で同調圧力に対抗しないで、多数派の意見に合わせることこそが、自分を生き長らえる手段だと、言い聞かせてきたように振り返っています。

30年以上も続けたビジネスパーソン生活は、とても楽しく、いきいきと仕事をした思い出ばかりです。辛い事もありましたが乗り越えることができました。そうすることで、充実して満足度の高い業務をこなし、今の自分を大きくスキルアップさせてくれましたから。

それでよかったんです。

一方、社会生活をするスキルを獲得するかわりに、本来の自分が、どこかに隠されてしまったようにも感じるんです。


◇   ◇   ◇

セカンドライフではしなければいけないことが極端に減りました。良いことではあるのですが、それを上回るほど、本来自分がしたかったことはなんだろう?と自分と向き合う時間が増えました。

時間があるので、焦らないで、ゆっくり流れる時間を楽しむようにしています。そして、ふと思い立ったことを1つずつ行動に起こしているのが今の生活です。

すでに50歳後半となると行動力は落ちてきていることを実感しています。

私の若い頃のやりたいことに対する行動力の例では、”スキーがしたい” との欲望では、毎週金曜日仕事帰りの夜に、夜通し車を走らせてゲレンデに向かっていました。さすがに今では気力と行動が若い頃と同じでないことは認識しています。

長男の活動量

長男は大学を卒業して、4月入社するまでに1ヵ月の休みができました。2月まで国家試験のためにずっと勉強していたので、その反動で解き放たれた1ヵ月の到来です。

彼の行動は、国内旅行3回、海外旅行3回がこの1ヵ月間に行った行動でした。私もそこに巻き込まれているところはありますが、あまりの活動量の多さに、その充実度たるや、とても素晴らしく、憧れを感じました。

京都旅行から夜中の22時に帰ってきて、翌朝早朝に成田からタイに向かうスケジュールは、さすがに私の年齢で組む事はありません。体力がある限り動きまくる、遊びまくる、その活動性に我が息子ながら驚きが隠せませんでした。

引用:まこさんnote
セカンドライフを考える 旅行編


上記、引用を読み返しながら、若い頃の欲望に対する行動量は、こんな感じなんだな〜と再認識しました。この年になって、時間もお金を獲得して、動きが鈍化していることが因果なものに感じます。

自分本来のやりたいことに向き合え、興味あることをもっと増やして、豊かな充実した人生を送れるように、自分に素直になる練習をしています。



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フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com