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「私は偉くもならなかったし、お金持ちにもなれなかった」 山崎元さん、心よりご冥福をお祈りいたします

「私は偉くもならなかったし、お金持ちにもなれなかった」
経済評論家、山崎元さんがある対談でおっしゃっていました。

その山崎元さんが食道がんで亡くなった。65歳だった。私にたくさんの大切な事を教えてくださりました。感謝申し上げます。 心よりご冥福をお祈りいたします。

◇   ◇   ◇

つい先日、後藤達也さんとの対談YouTubeを見たところでした。悲しみを前向きな気持ちに変えるために、山崎さんがお話した内容をnoteに取り上げることにします。

「私は偉くもならなかったし、お金持ちにもなれなかった」
山崎さんほどの知名度を持って、投資に対する日本人への貢献度はとても高く、成功して尊敬されている人でも、そうおっしゃっるのですね。山崎さんは「偉ぶらないためにも、偉くならないほうがいい」ともおっしゃっています。

山崎さんを比較対象にするのはおこまがしいのですが、私は会社員として責任を全うし、定年まで5年を残し退職をしました。「会社員として、偉くもならなかったし、お金持ちにもなれませんでした」と、山崎さんと同じセリフを言いたくなりました。

友人たちは、
「まこさんは偉くなったし、お金持ちになったでしょ!」
と、言うことでしょう。

私が、山崎さんに向かって、「とても偉くなったし、お金持ちにもなったでしょ!」と全く同じ構図です。

◇   ◇   ◇

偉くなることは必須ではないのです。今から9年前の48歳の私は、早期退職を考えたときに、”自分の人生を楽しみたい” ことを決意しました。

その条件の中に、会社で昇進昇格して偉くなる事は含まれていませんでした。がむしゃらに仕事をすることが必須ではなくなったので、とても人生が楽になったことを覚えています。

人と比較するものでもないし、人生が楽しければそれでオッケーです。私はセカンドライフを開始して、いつも、noteに自分の思いを書き連ねています。この思想が自分の言葉として発しているのですが、その源は山崎さんだったのかもしれません。

山崎さんの対談を聞きながら、話していることが、自分への大きな良い影響を与えていただいたことを実感しました。山崎さんは、「新NISAで何を運用するかなんてくだらないことで悩まないで、もっと人生を楽しめ!」と檄を飛ばしています。

”お金持ちになりたい” と漠然に考えていた若い頃と違って、早期退職を考えたときに、人生を楽しむためには、「お金持ちにならなくても大丈夫」と、思ったことも大きな転換点でした。

「収入を増やすこと」、「貯蓄を増やすこと」を必須としていた固定観念から脱した瞬間でした。

私は偉くもならなかったし、お金持ちにもなれなかったけど、今とても幸せに楽しく充実した毎日を過ごしています。自分の思い通りの行動ができ、家族と一緒に過ごす日々です。

マインドチェンジって、とても大きいなぁと思います。


一方で、がむしゃらに出世レースが生き甲斐で、会社で昇進昇格して、偉くなることが人生として楽しければ、それを目指すのはありだと思いますよ。わたしは、そのレースからは早々に見切りをつけたってだけの話です。

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山崎元さんが後藤さんとの対談で話したコメント
「お金のことばかり考えていてはつまらない人間になる」
「人生を楽しむことを大事にしてほしい」
感銘を受けました。
自分の言葉のように、すっと、心に広がりました。


私は友人や、友人の紹介で金融相談をしています。その時、目的をお伺いするのですが、多くの方は、「お金持ちになりたい」と言います。

お金持ちになった後、どうするかを早いうちに考え始めるのが楽しい人生を送るためのステップアップなんだろうと思います。

お金持ちの定義は各自で決めればそれで大丈夫です。1,000万円でお金持ちと思う人もいれば、1億あっても足りない人もいるわけです。

自分の人生です。
自分で決めましょう。

noteを書き始めて1年以上が経過し、記事数400を超えてきました。投資方法と人生の目的は、山崎元さんに、大きな影響を受けました。ズバっと話してくれるキレの良さに憧れていました。

ご冥福をお祈りいたします。


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