見出し画像

学歴フィルターを批判する人を批判してみる

新卒採用においての学歴フィルター有無を論じているニュースを読みました。そして、学歴フィルターを批判している人たちが正義のような扱いだったので、疑問を持ちました。

あえて、学歴フィルターを批判している人を批判しようとnoteを書いてみますね。

私は、学歴フィルターが当然あるでしょ、理由は、営業利益を上げることを使命としている企業側に選択権はあるのだから。

フィルターの種類は?

本題に入る前に、フィルターって他には何があるんだろう?

性別フィルター
ルックスフィルター
体育会系フィルター
年齢フィルター
能力フィルター
経験値フィルター
職務歴フィルター、、、

多分、学歴フィルターが取りざさたれているけど、もっとフィルターありそうだよ。


新人採用とは?

新卒一括採用という制度自体が、一風変わった制度に見て取れます。前年にマネジメントチームが翌年1年間の必要な人材の人数を決めて、採用する制度ですね。

FTE(full-time equivalent)による管理を企業はしているところが多いでしょう。FTE数は会社の正社員数の根幹をなすものです。現場感覚を無視して、その数に差異が出ると強制的に執行されます。欠員状態なら公募を出して採用したり、オーバーしていれば、異動指示かポジションクローズです。

一般的に大学3月卒業後の4月に新卒入社をする、4月だけに集中して確保する採用システムです。

でも、新人という20代前半の社員の将来性に見越した増員ですが、FTE的には4月は一時的に人数が過剰になりますね。それも、即戦力ではない新人ですので研修期間も必要となります。

日本人は ”誰かが決めたレールの上を歩くだけの人生” と揶揄されますが、社会人になっても、新人研修というレールの上で、他人の価値観を植え付けられ、主体性のない社会人を開始して、社畜と飼い慣らされている気がしています。


さて、海外では、
欠員が出たらその時点で、必要な人数を採用します。なので、決まった時期に前もって採用するということは少ないです。もちろん新人も採用していますが、中途採用が多い理由はこういったことがあると思います。

人件費は、経費の中で大きな比率を占めます。正社員の人数はとても大きな要素です。一時的に必要な人数は、テンポラリー採用で十分でしょう。必ず必要な人材なら、経験値のある中途採用の方が、新人採用より有利に決まっています。

その上で、あなたなら、新人採用を4月に一括でするなら、企業としてはどのように採用しますか?

優秀な学生さんを採用したい!

そう考えるのが当然です。営利企業ですからね。優秀な学生さんとは、偏差値の高い学生さんでしょ。だから、学歴フィルターをかけるんですよ。


我が家の例

すでに就職が決まっている長男は、一流大学。
この春に大学4年生になる就職活動中の次男は、標準的大学。

食卓では、次男が長男に就職の相談をしています。明らかにスクリーニングされていることをわかるようです。長男の就職活動の経験から、自分が選ばれたフィルターの中にいることが何度もわかったと言っています。わかりやすいのは、大学名が指定してある露骨なものまであったようです。

企業側の対策

採用基準を企業がしっかり書けばいいと思うんです。少なくとも、大卒以上と書けば、高卒の人は応募ができないので、フィルターに架けられて文句も出ないでしょう。

同様に、採用基準に一流大学名を○大学、○大学、○大学、、、に限ると限定してしまえば、つまり、初めからフィルターを提示すれば問題ないと思うんです。

門戸が広いよ、だれにでもチャンスはありますよ、って良い企業ぶって、学問不問とか書くから、批判されるんじゃないの。

適正試験があるから、大学フィルターはありませんって変に維持を張らなくてもいいとおもうけどな〜。


学歴フィルターは批判されるべきなのか?

批判している人たちの主張は主に、社会的背景や経済的事情によって、適切な教育を受ける機会が得られてない生徒がいる。その人たちを差別している。

あるいは、学歴以外の能力や経験などを重視してないぞ って、吠えずらをかいています。

企業側(私個人のこと)の反論は、

差別的なものは、限りなく無くすことは同意です。しかし、平等と公平を履き違えた批判をされているように聞こえます。

自己努力を怠った人たちに目を向けることは、努力して一流大学を卒業した人を差別することにもつながります。

あくまでも資本主義社会の勝ち残りレースにおいての採用基準です。人間の尊厳とか、粒度の違う論点を新人採用基準に振りかざすのは的外れでしょう。


学歴フィルターはダイバーシティから考えると良くないことなのか?

はい、そう思います。学歴フィルターはダイバーシティから見ると良くないことだと思います。ダイバーシティは、多様な人種、国籍、文化、性別、年齢、障害、”学歴”などのバックグラウンドを受け入れ、尊重することを意味します。

学歴フィルターは、一流大学卒業だけが対象となることから、他の背景を持った人々を差別することになります。学歴フィルターによって、能力やスキル、経験などを重視しない観点からもダイバーシティな人材採用ができないとは考えられるでしょう。

でもね、企業側(私個人のこと)の反論すると、

ダイバーシティは企業の中心的な理念になっていますよ。社員採用は、新人採用だけでなく、中途採用もあるんですよ。

というか、中途採用の方が圧倒的に多いんですよ。中途採用基準には、学歴フィルターはほとんどなく、能力フィルター、経験値フィルター、年齢フィルターがあります。

新人採用には学歴フィルターはあるけど、年齢フィルターで、新卒採用に限るという、とんでもない優遇を受けて応募してるんでしょ。

それって、中途社員から見ると、何の経験もない新人採用はエコ贔屓に見えると思いますよ。企業はちゃんとダイバーシティのことは全体として考えてますよ。


まこさんnote関連記事↓


この記事が参加している募集

#就活体験記

11,835件

フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com