見出し画像

国民年金の情報で思うこと 損得勘定なんて必要なし

国民年金の情報を読み漁っていると、目的を見失った情報に踊らされている国民が多い気がしてきました。

国民年金の損得ポイント

情報の主なポイントは下記の通りです。
・繰り上げ支給(60歳)すると支給額が減るからやめておけ
・繰り下げ支給(70歳)すると81歳以上生きるとお得

ほとんどの情報が、
・元が取れるかどうか?
・65歳支給と比べてどうか?
・得するか? 損するか?
これだけを論じていることが多いです。

そもそも、上記のような損益分岐点グラフを頻繁に見ますが、手取りベースで論じたり、税金を加味したりすると、損益分岐点は、さらに後ろにずれ込みます。65歳と70歳を比較されることが多く、その損益分岐点は引用したグラフでは81歳とされています。しかし、実際の生活は手取りなので、計算しなおすと84歳1ヶ月が正しい数値です。

人間は何歳まで生きるか決めることができないので、生きている間年金が支給され続ける事は、とても素晴らしい制度だと思っています。

その上で、支給されたお金が有意義に使えるかどうかがなによりも重要。本質的なことを考えると、平均寿命で論じるのは少しずれていると思うんです。


健康寿命を考えよう

健康寿命で論じている情報も多いので、一歩踏み込んでていいことだなと思う記事もあります。

男性の健康寿命は72歳、
女性の健康寿命は75歳。
(参照記事 → 平均寿命ー健康寿命=不健康寿命○年)

私は国民年金は、ただ生き延びる生活費だけの為にもらうのではなく、有意義な生活を送るためにもらうと位置付けています。

元をとっても取らなくても、そんなことどうでもいいんです。損得とか関係ないんです。元取るために生きてるわけじゃないでしょ。有意義な生活が送れるかどうかが1番のポイント。

となると、
健康寿命をいかに伸ばすか?
その期間までをいかに人生を楽しむか?

ここに1番の注力おくべきです。

ストレスフルな生活を続けたり、質素倹約で我慢我慢の生活をし続ける事は、健康に良いわけがありません。そんな無駄な人生を送りたくない。

お金は健康寿命が来るまでに、有意義に使うために消費するべきです。

具体的には、
スポーツをする習慣だったり、
旅行だったり、
ジムに通ったり、
歌ったり、
野球観戦に出掛けたり、
友人と語り合ったり、
家族団らんを楽しんだり、
好きな本をのんびり読んだり、

ストレスレスな生活を心がけることが、健康寿命内に人生の喜びを感じることだと思います。そんな使用用途で、どんどんお金を使うことで、健康寿命は伸びるでしょう。


繰り下げ支給日を何歳まで生きれば、65歳支給と比べて、多いとか少ないとかの論議ではなくて、自分が使いたいときに十分にお金がある方に論じるべきなんじゃないかと考えています。

81歳でも84歳でも、どうでもいいと思うんです。


繰り上げか? 繰り下げか?

私は65歳で年金支給を始める予定です。繰り上げか(60歳)、繰り下げか(70歳)、どちらか1つしか選べないとしたら、繰り上げて60歳からもらうことを選びます。

その方が健康なうちにお金を使うことができるからと考えます。不健康になる可能性の高い年齢になってから多くのお金をもらっても、そんなに意味のあることに使うとは思えないから。

では、なぜ60歳ではなくて65歳からもらう判断をしているかと言うと、現在の状態で十分に貯蓄があることと、個人年金が60歳から支給が始まる、この2つの理由からです。

繰り返しますが、損得とか、元を取るって意識がないので、こんな発想を持っているだけですよ。損することが何もよりもイヤ、という方は、ご自身の価値観を中心に人生設計を立ててください。


年金はすべて娯楽費に充てる

60歳からはじめる個人年金、65歳から支給される公的年金は、全て娯楽費に充てます。

貯蓄しているお金ってなかなか手がつけられず、思いのほか使えないものです。投資商品を取り崩すのは、ハードルが高く感じています。

だからこそ、支給された年金は全て娯楽費であると定義にしています。家計簿としての使用用途が事前に明確に設定することで、娯楽費のみに使いやすくなります。支給金額はあぶく銭との位置付けです。

年金は2ヶ月に一回支給されるので、2ヶ月以内に使い切る計画を立てるんです。考えるだけでもワクワクしませんか? 生活費に使っちゃいけないルール。年金を娯楽費のみでしか使っちゃいけないルールを自分に課して、セカンドライフの楽しみにしています。


自分の老後を考えた上で、若い頃に節約ではなくて消費をすることを選びました。そのことが、老後の趣味の多様化や生きがいの充実につながると思ったからです。

その行動は、お金を使うこととイコールなので、貯蓄は貯まりにくくなります。たまらないから、みんな節約に走るんだと思います。

そうではなくて、節約したって貯まるお金は微々たるもの。自分の可能性を信じて収益を増やす行動をすることで、消費も増えるけど収入も増えるんだと思います。

私はそうしました。

今でも、まだ日本の平均生活費を上回る月間生活費を使っているので、まだ配当所得で生活することができません。

それでも我慢してストレスを感じるよりは、本当に自分がしたいことならば、実行していく予定です。でも、これが難しいんだけどね〜。


関連記事↓


フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com