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平均寿命ー健康寿命=不健康寿命○年

日本はどうしてこうも悲観的なのだろう?
フィリピンはどうして楽観的で幸せに満ちて笑顔を絶やさない人柄の人ばっかりなんだろう?

日本人男性の平均寿命は、1960年65歳、1970年70歳、1980年73歳。定年60歳で退職しても残り10年以内を考えれば良いのだから、人生の考え方や資産形成は今と全然違うんだろうと思う。

現在は仮に65歳まで働いたとしても、平均寿命85歳なので、あと20年もある。もしかして人生の考え方に対して無頓着な人っていうのは、昭和時代のままの人なのでしょう。

もらえる年金も減り、寿命も伸びている状況考えれば、自己資本を確保しておくのは当然のことだと考える。


さて、フィリピンはとても幸せに満ちた国。年収が40万円ほどで日本の10分の1。もちろん物価も安いのだか、その年収でもみんな幸せそう。そして、お金を全部使ってしまうお国柄。

お金の使い方だけど、貯金や投資と言う概念はあまりなく、そのため給与は月に2回出る。月1回だと計画的に使うことが出来ないので、無くならないように2回支給にしているらしい。

クリスマスの時期にフィリピンのセブ島にいましたので、13ヶ月目のボーナス月でもありました。ボーナスで1カ月間と決まっているみたい。もらった給与を使い切るだけで足りず、借金をする人もいた。そこまでしてクリスマスを楽しんでいた。

貯金してないことはおわかりいただけたかと思う。当然、貯金もしないのだから、保険も入っている人は少ない。クレジットカード保有者も少数。

でも、とっても幸せそう。笑顔を絶やすことはありません。

比較するものではないと思うけど、日本と比べようもないくらい人生が充実しているんだ。


その理由の1つに寿命が関係していると思っている。調べてみると、フィリピンの平均寿命は70歳(男女平均)。日本の50年前と同じ。日本も戦後のベビーラッシュで高度成長期で、幸せに満たされていた時期と類似する。

さらに、寿命を平均寿命と健康寿命に分けて見る。
平均寿命:死亡するまでの期間
健康寿命:日常生活に制限のない期間
不健康寿命:日常生活に制限のある不健康な期間

出典:WHO世界保健機関の統計資料に基づく健康寿命ランキングより、まこさん作図
(数字)は世界順位


つまり、日本の戦後ベビーブームの時、幸せに満たされていたように、フィリピンも同様である。また、フィリピンの老後を考えると、老後期間が短いことも、健康寿命を一生懸命生きる期間が短いので、楽しく過ごすことができているとも考えられる。

残念ながら、フィリピンの医療は、日本と比べてとても低い。日本は医療の進んだ国のため、健康寿命を迎えた後に死亡するまでの年数が長い。フィリピンは、生存時間を伸ばすためだけの医療には積極的ではないし、お金の払えない患者さんへの医療は手薄になる。こんな背景も考えられる。

寿命が短いことっていうのは、若い間に楽しむことを謳歌する。そして将来のことを考えないで今を生きる。だから幸せに見てるのかもしれませんね。

私は日本人。健康寿命まで、あと15年。
さて、どんなセカンドライフにしようかな?

フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com