セカンドライフとは自分の人生を自分で決めること
現在、セカンドライフをのんびりと過ごしています。
すべてのことを自分で決めて、自分で実行しています。他者の視線を気にすることもなく、非難されることもなく過ごすことができています。
とはいうものの、自信たっぷりに過ごせているわけではなく、揺れるココロがあります。
そんなとき、元上司のお宅を訪問しました。
自分の人生は自分で決める
会社員として32年勤め上げました。自分の人生は自分で決めることができます。
しかし、組織に所属していると、プロジェクトは自分だけでは決めることができず、時に自分の意見に反することも実行しなければいけません。いや、その方が多かったように思い出されます。
自分の意見を押し殺して、周りに調和を乱さないように合わせている仕事が長く続くことで、自分の人生も、自分で決めれなくなっている人たちに出会います。
「自分の人生なんだから自分で決めたら」とアドバイスしたところで、一年中仕事人間のビジネスパーソンには、本来持っていた個人キャラクターさえも、他者依存に変わってしまった人たちです。
だから、言葉でわかっていても、他者の視線が気になり、迎合するような態度が抜けきれません。
私自身も、そんな葛藤をし続けた会社員時代だったように振り返っています。
元上司のお宅訪問
現在、セカンドライフはマイペースで生活しています。そういえば、私は会社員時代も、そもそも他者に迎合することもなく、マイペースで仕事をしていたような気がします。元上司から先日そんなふうに言われました。
というのは、先日、山梨県在住のお世話になった元上司のお宅にお邪魔させていただきました。
元上司には、私の本名を主人公とする小説を書いていただいたんです。献本いただいたその小説はフィクションなのですが、主人公は私そのものでした。
直接、著者である元上司に会社員時代の私のことをお伺いすると、
「お前はすごく偉くなる素質を持っていて、リーダーになるべきだったんだよ」
と過去を振り返るように言われました。
さらに、
「この程度の地位にしかなれなかったのは、お前のせいだ。わかってるんだろ? そしてお前は、自分の個性を大事に仕事をして生きてきた。だから、満足してるんだろう?」
と言われました。
すべてお見通でした。
私をわかってくれている人がいるって嬉しいですね。
元上司は「この程度の地位」と軽く発言してましたが、私は会社員として、充分に昇格できたし、憧れの職種にもつけたし、十分な給料もいただけたんです。
そして「満足してるんだろう?」
の私の回答は、
「はい、満足しています。何の後悔もありません。」
◇ ◇ ◇
ただ、元上司によると、私にはもっと素晴らしい素質があったので、会社の上層部になって欲しかったと言う願いがあって、私を早々に要職につけてくれたと話していました。
残念ながら私は人に合わせたり、場の雰囲気を読むことができないんです。背景に発達障害があることは否めませんが、これが私のキャラクターなんです。
あっとおろどく結果や成果物は出すものの、コミュニケーションは十分に取れるタイプの人間ではありませんでした。
もちろん、その事はよくわかって仕事をしていました。しかし、自分を曲げてでも、相手に合わせることができなかったので、特に多くの上役からは煙たがられました。意地を張りすぎて異動させられたこともありました。
自分のために昇進したいって言う気持ちは無かったので、これでよかったんだと思います。
そんなことを元上司と話していると、
「お前らしいなぁ、だから今、セカンドライフがこんなに幸せそうなんだな」
と、
けなされているのか、褒められているのか、
他愛もない話題で笑い合いました。
自分の思い通りやりたい
私の価値観の中には、人の上に立ちたいよりは、自分の思い通りやりたいことの優先順位が高いです。
残念ながら、このキャラクターのままだと会社員としては周りの人に迷惑をかけてしまいます。結果は出せるので、多額のインセンティブはいただけるのですが、昇格となるとまた別の話なのでしょう。
今、歩み始めたセカンドライフは、すべてが順調なわけではありません。私の歩む道はこれでよかったのか? 気にしないようにしても他者の視線が気になります。弱いものでココロは揺れます。
そんなとき、一生懸命働いていた時代の元上司との面会は、私がこれから歩む道は、自分に正直にこのままでいいんだと承認していただけた時間でした。
元上司と奥様と、美味しい手料理をいただきながら、悠々自適に暮らしている生活を直に見せていただいた体験は、私の進むべき道標のように感じました。
◇ ◇ ◇
元上司はこの2記事に登場する方です↓
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