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保険不要論は本当か?

家計の見直しの一つとして、毎月払っている保険を検討することが挙げられます。
保険は必要か? 不要か?
そんな単純な2択なのでしょうか?



我が家の非加入保険

我が家では、下記保険には加入していません。
生命保険、
終身保険、
医療保険、
がん保険、
学資保険、
貯蓄型保険、
外貨建て保険、
養老保険、
地震保険


医療保険、がん保険、生命保険に加入しない理由

保険を掛けるかどうかは、収入、支出、職業、年齢、各ライフステージによって判断は変わると思っています。

これは、我が家の例ですので、みなさまのステージが違うのであくまでも参考にして読んでください。

死亡時に支払われる生命保険には、若い時は入っていました。
その理由は、妻は専業主婦で、私だけの稼ぎだったので、万が一のリスクに保険をかけました。ある程度の資産が増えてきたときに解約しました。

それは、
・死亡保証に相当する資金ができたから。
・賭け金を自分で運用すれば、さらに資産が増えるから。

がん保険や医療保険は一度も加入したことがないです。

そもそも、日本人は公的な健康保険に入っているのですから、不必要に保険を掛ける必要性を感じませんでした。大病にかかったところで、支払う金額は保険に賄わなければならないほど高額とも思えないこともその理由です。


学資保険、外貨建て積立保険に加入しない理由

保険として補償をする本当の役割よりも、賭け金を積み立てて将来の貯蓄にしたい意図が高い保険は、さらに必要性を感じません。

目的が資産形成なら、保険会社にしてもらうより、自分で運用した方が100%うまく行きます。なぜ100%と断言できるかというと、誰かにお願いするってことは、当然手数料が取られているからです。

そんな無駄な手数料を払うくらいなら、自分で運用した方が良いに決まっています。

「自分で運用はできないよ〜」
と嘆いている無知な方へ:

選択肢は、2つです。

今まで通り保険会社に高い手数料を払って積み立ててもらうか、即刻解約して自分で金融リテラシーを得て、自分で運用するかの2択です。


不安を安心に変えましょう!

面白いYouTubeがありました。

生命保険は”損”なのか?
保険相談の専門家たちが激論を繰り広げる
【MC加藤浩次】



保険会社のキャッチフレーズ
「不安を安心に変えましょう!」

このビデオで素晴らしいキャッチフレーズだと賛同しています。

ちょっと側面を変えて考察すると、
”不安” がない人はいないんです。
小さな不安か、大きな不安かは、個人差があります。

保険会社やそのセールスパーソンは、
あなたがもともと無かった不安項目をあげて、
「不安は感じませんか?」 と投げかけます。

知らなかった不安を浮き彫りにされたんですから、あなたは「不安を感じる」と答えることでしょう。

「いつガンになるか、不安はありませんか?」と聞かれれば、「不安です」と答えるでしょう。

そんな会話を繰り返すうちに、
小さな不安が大きな不安に増大していきます。

頃合いを見て、
「不安を安心に変えましょう!」
と保険セールスは提案します。

100%納得だから、そう思いますよね。
わずかな保険料で不安が安心に変わるなら、契約書にハンコを押すことになるのでしょう。

間違ってないと思いますよ。

でも、これって巧みに仕組まれた営業トークなんですよ。
この話法にはマニュアルがあって、社内で顧客の不安を増大させる話法トレーニングを何度も何度もロープレ練習しているはずです。

その営業パーソンの努力の甲斐あって、たくさんの不必要な保険商品が契約されていきます。

どうして、こんな辛辣なことが言えるかというと、製薬会社勤務だった時、私は、営業トークをトレーニングする職務だったから。

私は「知識で」 不安を安心に変えます

保険商品を契約する人は、
お金(保険料)で不安を安心に変えるのでしょう。

私は、知識で 不安を安心に変えます。

不安というのは、
よくわからないもの
難解なもの
知らないもの
見えないもの
なんです。

知識は、その不安解消になります。

わからないものを、理解できるようになり、
難解なものを、簡単に説明できるようになり、
知らないものを、周知の事実として認識できて、
見えないものを、しっかり可視化すること

ができれば、不安は解消できます。

医療保険、がん保険、生命保険は、
健康維持によって不安が減ります。

学資保険、外貨建て積立保険は、
金融リテラシー向上によって不安が減ります。

お金だけが不安解消だけではないのです。

対策はたくさんありますが、保険セールスレディはそんなことは絶対に言ってくれませんよ。歩合制で給料を稼いでいる人たちなんですから。


保険料を払うお金は、健康増進のためのジムやジョギングシューズを買いましょう。

金融リテラシー向上のためには、信頼のおけるファイナンシャルプランナーに相談したり、書籍購入費に回した方が、明らかにコストパフォーマンスは高いと思います。

生命保険会社は営利企業

生命保険会社って株式会社ですよ、営利企業ですよ。
なんで、あんなに儲かっているかわかりますか?
駅前には、かならず、〇〇生命ビルが何件も乱立しているでしょ。

私は、〇〇生命の債券を保有しています。
だって、将来安心な経営をしているし、保有資産がとても大きいですから。

生命保険会社の顧客となって消費者側になるのではなく、インベスターとして、経営者側になる方が、効率だと考えたからです。


あくまでの私の保険に対する考えです。
背景に、自分で投資をすることができることが前提です。


私自身は保険否定派ですが、相談を受けた時に、人によっては肯定することもあります。

肯定する理由は、
投資が自分ではできない人や、
めんどくさがり屋の人、
知識を自らつけようとしない人、
他人任せでも問題ない人は、
セールスパーソンの指示にしがたい継続して一向に構わないと思います。

特に最近は、仕組みが複雑な保険+投資(外貨建て)商品の宣伝が増えています。中途半端に知識をつけるくらいなら、無知なままの方が幸せかもしれません。

今日の私の記事をたまたま見つけて、イライラしたり、モヤモヤしている方は、全部忘れて、風呂入って寝てください。

今のままでいいんだと念じて継続することでOKです。


すでに、過去のまこさんnoteまで複数読んでしまって、モヤモヤが消えない方は、自分の保険を見直したい方なのでしょう。

チャンスなので、知識アップに努めましょう。


保険に入っててよかった〜 by櫻井翔

さきほどのYouTubeでMC加藤さんが、
著名人が「入っててよかった〜」って言われると心動きますよね、と発言されてます。私ももちろんそう思います。

嵐の櫻井くんが、「保険に入っててよかった〜」って言えば、保険入ろうかなって思いますよね。

テレビCMには、生存者バイアスがあります。
がん保険に入っていて、かつ、がんになった人が、保険金で助かったと言うコメントです。

そこだけを取り上げるから、みんなそう思っちゃうんですよね。

逆に、
「がん保険に入らずに、かつ、健康維持しているから、資産形成できたぞ〜」って言えばどうですか?

この2つを天秤にかけて検討するべきでしょう。
その比較対象もせずに、櫻井くんを信じていいんですか?

私は、あるいは、私の友人たちは、
「がん保険に入らず良かった〜、だってその掛け金で有意義な時間が過ごせて、健康を維持して、大きな資産が形成できたんですから!」
と発言します。

私が言うから胡散臭いのですが、同じセリフを櫻井くんがテレビCMで言ったら、あなたはどう思いますか?


いくら保険料を払っていますか?

日本では、1世帯あたりの生命保険/医療保険の年間支払額は平均40万円ほどだそうなので、30年間支払い続けるとすると、1200万円もの金額を各家庭がそれぞれ支払っていることになります。

これを運用したら、いくらになるのでしょうか?

毎月3万円(年間40万円)30年間積み立てると7%運用で4,000万円にもなります。この金額は、すべての死亡保証や医療費を払っても十分に賄える金額だあると考えています。

保険は必要か? 不要か?
そんな単純な2択を論議する前に、万が一のための資産形成をするためにどうすれば良いか? を真剣に考えましょう。そのために必要が不要かを、ほけんの窓口などに行かないで、検討することで、最適解が見つかると思います。


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お金について考える

フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com