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何をもって変化したと言えるのか? 変えられるもの、変えられないもの

所属しているWorkShopグループでは、気づきや学びを月一アウトプットと称して、グループチャットに投稿している。形式は動画で誰かに話しかけるように、あるいは、自分の思考をまとめ上げるように声に出している。

その一部をnoteにテキストベースで書いてみます。

お題は、
『変えられるもの、変えられないもの』

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お題を考える前に、前提条件は下記の通り

私にとっての主観的判断基準である。血液Dataなどの数値ができる客観データではなく、人が判断する主観データで検討してみる。主観的とはいうものの、信憑性を増すために、なにかしらの客観性は持ち合わせたいと考えた。そこで、下記のようなマトリックスで4事象を検討してみる

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AとDの解説

AとDの解説

AとDはわかりやすい事象である。
A:自分判断で変わった&相手判断で変わった
 →確実に変わった

D:自分判断で変わってない&相手判断で変わってない
 →確実に変わってない



Bの解説

Bについての解説


B:自分では変わった 
 (but) 他人からは変わってない
→これは、変わったと言って良いのだろうか?

考察:私は変わったと言って良いと判断する。その理由は、本人に自覚があることを優先するから。残念ながら、その変化は、他人からは見えなかったのでしょう。それでもOKとする。

このBのケースの場合、会社においては、他人判断とは上司を指しますので、評価はされないでしょう。また、本人が変わったと言っても、あまりにもわずかな変化を変わったと判断するので、ハードルが低過ぎて、他人判断ではわからないくらいなので、大きな成長は望めません。


Cの解説

Cの解説

C:自分では変わってない 
 (but) 他人は変わった判断
→これは、変わったのか、変わってないのか?

考察:このケースは、客観的には、事実として変化したのでしょう。他人が外から見て変化を感じているのだから。しかし、本人がそのことを認識してないなら、変化してないと判断する。ただし、本人が、謙遜とか控えめの発言をあえてしていないことが条件。

この場合には、本人のハードルが高過ぎたり、目標値が大きすぎるため、容易に自分に合格を出さないのでしょう。懸念点としては、満足度は低くなり幸せ度は上がらない。人の意見を受け入れる許容度を見直す必要がありそう。


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さて前置きが長くなりましたが、
お題は、
『変えられるもの、変えられないもの』


変えることが出来るもの:未来

未来とは自分自身で切り開いていくものと考える。誰かが引いたレールを走っているのであれば、未来は変えられないでしょう。そもそもレールなんて無いんだから。 必要なら自分でレールを引けば良いと考えれば、未来は変えられる。また頻繁にチャンスがあって、分岐点がたくさんあることを見逃なければ、良い方向に未来は変えられる。

変えることが出来るもの:思い込み/先入観

思い込みと先入観も変えられる1つだと考える。起きている事象や自分の思考を客観的に見る目を持つことで、思い込みや先入観を認識することができると考えている。  

方法としては自分1人でできることとしては、他人との会話、知らない場所で過ごすこと、旅行、新しいお店など、未知の世界に足を踏み出すことができると意外と簡単に、思い込みを先入観はたやすく認識することができる。認識することさえできれば変化はたやすいでしょう。

変えることが出来るもの:行動

行動は当然変えられる。最近のキーワードは行動1つで全部が続いてしまうんじゃないかと思うくらいだ。良い結果にしろ悪い結果にしろ、その前には必ず行動がある。どのように行動すればいいかは、今までの記事で多数書いてきて、これ永遠のテーマなんだろうなぁと思っている。

行動ができない人、変えることができない人は、その人自身が、自分に向かって、”行動を変えないぞ” と言う決意表明をしているに違いないとさえ感じている。

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変えることが出来ないもの:過去

過去は残念ながら変えることができない。事実ベースで記録も残っているし、複数の人からその起きた事柄を話すことができるので変えることができないでしょう。

ただし、過去の ”解釈” は変えることができるだろう。つらく苦しい経験は変えることはできないけど、そこから得た解釈は辛かった経験から、それをもとに今があると前向きに解釈を変える事はできる。

変えることが出来ないもの:他人

他人、これは賛否両論分かれるところだと思うが、私は他人は変えられないと思っている。私自身は多くの先輩や友人をきっかけに変わることができた。それは私自身が変わったのであって、先輩や友人が私を変えたのではないと判断している。

また、たくさんのチーム員から、あるいは友人から、私の一言で”行動変革を起こすことができました!” と言う嬉しい声をいただいている。

これは私が他人を変えたのではなく、私のコメントをきっかけに本人が変わったと言うこと。だから他人を変えることはできない。

コーチングがうまくいかないでつまずいている未熟なコーチは、他人を変えようと思って働きかけをしていることが多い傾向にある。自分よがりで相手のことを思っていないコーチング。それは、教育ママゴンが大事に息子に、”あなたのためを思ってしてるのよ” と自分中心の理屈を一方的に押し付けているのと似ている。


変えることが出来ないもの:感情

感情も変えることができない1つ。何かの事象が起きたときに、そのことから受け取る感情と言うのは理論で説明ができないものだから。子供が笑っている様子を見て、幸せな感情が出る人もいれば、うるさいと思って腹立たしく感情を持つ人もいるでしょう。

自然発生的に感情というのは、内面から出てくるものなので、人によって変えられるのではないと私は思います。


フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com