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第52回 恋愛、不倫、結婚、再婚、離婚、未婚etc. Somethinng about 男と女…①

恋愛は若者がするもの?
独身でないと恋愛をしてはいけないの?
家庭がある人は恋愛をしてはダメ? 

若者からすると、いい歳こいた中高年や高齢者(笑)が恋愛をしているなんて聞くと、なんとなく違和感があり、少々気持ち悪い…と思ってしまうのが普通の感覚かも知れません。特にそれが自分の親だったり、親と同世代の人だったりすると、なんだか心がモヤっとしてしまったり。

しかし恋愛というのは、年齢に関係なく誰でもするものであって、人はいくつになっても誰かを好きになり、恋愛感情を持つことができるし、実際好きになった誰かと相思相愛になれば、恋愛関係が成立するわけです。

はい、たとえ結婚していて家庭があってもです。

今回、私自身はあくまでも客観的な立場で、不倫については否定も肯定もしません。私の個人的な価値観や意見は小脇に抱え、あくまでもフラットに、しかし私がこれまで関わってきた人々の事例も参考にして分析、考察してみようと思います。

人は恋愛をすると、いとも簡単に10代の頃に戻ります。40代でも50代でも還暦を過ぎても、70代でも80代でもです。そして些細な相手の行動でときめいたり、喜んだり、また逆に焼きもちを焼いたり、相手につれない態度をとられると切なくなったり、憎らしく思ったり、一人でいる時は空想や妄想にふけったりもします。そう、おっちゃん、おばちゃんであっても、心はかわいくなってしまうのです。

そしてその恋愛によって、自分自身にも環境にも様々な変化が起こり、人は思い悩みます。

若者の場合は自分が恋愛の主人公であり、そのドラマの登場人物は、ある程度シンプルかも知れません。しかし、中高年や高齢者が主人公となると、人生の長さと経験から登場人物も増え、人間関係も複雑になってくる。ということは、若者より、その恋愛による影響が多くの人に及んでしまうということになります。

大人の恋愛において何か問題が起こったときは、当事者が自分のことを客観視できるか否かで、今後の人生に吉と出るか凶と出るかが決まると、私は考えます。

若者は多少暴走しても、それがよき人生の糧となるでしょう。ただ、大人の場合は少し違います。

よく言ったもので、やはり『恋は盲目=Love is blind.』であり、社会人として優れている人でも、恋愛をすると感情的になってしまい、冷静な判断ができなくなるのが常。

平穏で静かな毎日、逆に言えば退屈で刺激のないくり返しばかりの毎日が続いていた中高年、高齢者は、恋愛をすることによって、長年活発に分泌されることがなかったオキシトシン(幸福感)、ドーパミン(興奮・快感)、アドレナリン(パワー)などなどが、入れ代わり立ち代わりドンドン出ることで、ドキドキしてスリルが味わえ、楽しかった若かりし頃を思い出したり、自分もまだまだいける!という自信が出てきたりします。

そして、そのアップダウンの激しい毎日がドラマのようで、そこに中毒性と依存性も相まって、その恋愛の沼にはまってしまったりするわけです。

②に続く…