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コンプレックスが、自信に変わる。【2期TA-しおり】

何もしたことがなかった大学生

「えっごめん、その方知らないんだ」

今思えば、私とproject:ZENKAIの関係はこんなところから始まりました。

これは大学1年生の7月、大学のクラスメイトとゼミについて話し合っていた時、project:ZENKAIの代表である三浦宗一郎さんの話になった時に私が言った一言です。

当時、私を含めて3人で話していたのですが、他の2人は知っていて「凄い」と言っていた中、私は三浦宗一郎さんの「み」の字も知らなかった。
凄い人なのはわかったけど、積極的に何かやるわけでもない私には一生出会うことはないだろうな...と思っていました。

そう、ここまで読んでいただければわかる通り、私は大学1年生になるまで何もしたことがない人間です。

もし高校生の時にproject:ZENKAIの存在を知っていたとしても結局応募という小さいけど大きなハードルを越えられなかったでしょう。

「焦りはあるけど、直前でめんどくさくなってやらない。」

そんな生活が大学入学後もずっと続いていました。


何かを、ともに、やってみて

そんな日々にだんだんと焦りを覚えるようになっていたある日、
大学の研究プロジェクトを通じてproject:ZENKAIの運営である田島颯さんとお話しさせていただける機会がありました。

その時に、今の自分が何もできていないこと、何からやったら良いのか分からない、という悩みをぶつけたところ「それならprojectZENKAIというのがあるけど、TA(ティーチングアシスタント)として入ってみない?」とお声をいただいたことが、何も今までやったことのない私が入った直接的なきっかけでした。

普段なら勇気が出なくて応募をしないのが常でしたが、この時は猛烈に焦っていたことと、後述する切実にやりたかったことを実現できそうな環境だったので即座に応募します!と颯さんに連絡しました。

そしてそんなこんなで面接をしたのですが、その時点からZENKAIのあたたかさを感じていました。

というのも私は持病があり、体調を見ながらという感じでした。
しかし、ZENKAIの方はそこも含めてできることをしてほしいと暖かく受け止めてくださったり、
誰も知り合いがいなかった私のためにわざわざ開始前に会いにきてくださったりしてくれました。

このさりげない心配りが溢れている空間がZENKAIの特徴の1つである
安心できる空間じゃないかなと思っています。

project:ZENKAIには他にも優しさを感じる瞬間がたくさんあったのですが、
今回は参加者目線とTA目線で、それぞれ1つずつ共有させてください。

参加者目線では、全体会で感想を言ってくれた高校生に対して
コメント欄や画面越しに沢山の応援コメントや拍手に溢れていて、初めて見た時びっくりしたのを今でも覚えています。

そしてTA目線ではこんなこともありました。

班会というグループの子たちが集まっていろいろなことをする会で、資料を作る機会がありました。
その時に私がみんなに楽しんでもらおうと少しテーマを決めて資料を作った時に、高校生のみんなや同じTAやサポートメンバーの方が気づいて、次のアイデアを一緒に考えたりしてくれました。そんな時に喜んでもらえて一緒に考えてくれる空間はありがたいなと思ったのを今でも覚えています。

高校生の子たちにとって、自分の将来に関して話すことや、悩みについて話すことはとても勇気のいることだと思いますが、
言ったことに関してみんな受け止めてくれるし、言ったこと自体を褒めてくれる空間になっていることは私が保証します。

そして安心できる環境の中で、自分について2週に1回の全体会でのワークや1on1、班会を通じて考えていきます。
私の実感としては時間管理なども含めて自分の嫌な部分と向き合うことが多くなりしんどい時期もかなりありました。しかし、向き合ったからこそ得たことも大きかったです。


たくさんのもらったものと、できたこと

ここからは、私が期間中で得た学びを「今生かしていること」という観点で2点紹介しようと思います。

1つ目は、中高生の子たちに対して進路などの支援をすることです。これは参加者の子たちと1on1をする中でとても責任の重い仕事だなと感じると共に、私の一言で悩みが解消されましたと聞いてすごく幸せだなと思ったことがきっかけです。

個人的には、TAの一番大変なところであり一番幸せなところは高校生と密接に関わることだと思っています。

もちろん時間的には大変ですがその分みんなの反応や話を直接聞けるためモチベーションにもなりますし何よりみんなの話から自分を見つめ直したりこういう時って楽しいって人より思えるんだなって気づけることは自分の人生にとっても大きかったなと感じています。

今は様々な事情がありZENKAIに本格的に関わることはしていませんがその後塾講師としてアルバイトをするきっかけになっています!

2つ目は、目標を達成できているか測って改善していくことの大切さです。
ZENKAIでは定期的にアンケートが実施されるのですがそれを基に改善が図られているのを見れたのはTAならではの視点だったのではないかと思っています。

例えば期間中に接し方に不安を持った時に講習会を開いてくださったりしてくださいました。

ZENKAIはその効果がある程度体験してみないと実感としてはわからないし言葉では伝えにくいなと感じています。でもだからこそ「指標」という一見めんどくさいし正しく伝えられないと思いがちなところでも、測ることで改善をすることができるのだなと、期間中見ていて実感させられました。そして改善しているからこそ効果を実感できる場になっているんだと思います。

そしてこれはZENKAIのあたたかさなのですが、私がこのようなことに興味を持ったときに運営の皆さんはどうしてやっているのか、どんな感じでやっているのかを教えてくれるのです。ZENKAIでやるというわけではなかったのに
教えてくれた運営の皆さんには感謝しかありません。

ZENKAIで「なかなか見えないものこそ目標を達成できているか測ることが大事」だと気付いたことがきっかけで、今は自分の研究分野で同じようなことを実装することを研究しようという進路を選びました。

本題とは少しそれますがZENKAIのTAは1人の高校生と向き合ったり、みんなの前で発表したり、資料を作ったりと様々な立場に関わります。

正直一度にこんなに様々な立場で関わることができる機会はそう多くないと思うので、自分の向いていることってなんだろうと考えている人にとってはおすすめだなと感じています。

さらに自分のやりたいことを言えば、積極的に応援してくださるので(高校生がコミュニティと呼ばれる企画を運営したりもしています!)ZENKAIを通じて自分に向いているかな?って思ったことをZENKAIの場で試してみるなんてことも可能です!

長くなってしまいましたがTAとして3ヶ月間全力で走り抜けて思ったことを語ってしまいました...!

TAという視点から語る人は少ないかもしれません。今回は「応募しようか迷っている人もいるかな?」と思って書いたので、そんな人や参加しようか迷っている中高生の子たちに届いてくれたら嬉しいなって思います!

ZENKAIは心の中にある火を燃えさせてくれてあたたかく受け止めてくれる、ロケットのエンジンを温めてくれるような環境です。

今までこういうことめんどくさいなと思って躊躇っていた人こそ、少しでも迷ったら応募してみてください。きっと濃密な期間になりますし、続けられたなって自分に自信もつきます!

文章が下手ですが、この想い伝わりますように。

ZENKAIはきっと私も受け入れてくれたぐらいですから、みんなのことも受け入れてくれるはずだし、そういう場所だと信じています。

project:ZENKAI  2期TA しおり


「#わたしのゼンカイ」は、トヨタ自動車とハッシャダイソーシャルが共同で実施する、学歴や偏差値だけではない、ひとりひとりの可能性を発見するプロジェクト「project:ZENKAI」の参加者の言葉を伝えるマガジンです。

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project:ZENKAI第3期開催に向けて、先生方向けのイベントを行う予定です!もしご都合が合えば、ご参加ください〜🤝

【第1-2期報告会&第3期説明会】
開催日時:①6/7(水) 21:00-22:30 ②6/24(土) 21:00-22:30
形態:オンライン(お申し込みいただいた方に当日使用するZoomのURLをお送りします。)
Peatixイベントページ:
https://pjzenkai3.peatix.com/
https://pjzenkai3vol2.peatix.com/

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