社会人の基礎知識-心の在り方≒モラル
社会生活の礎-心の在り方
【モラル/マナー/エチケット】
社会人として日々の社会生活で必要される
モラル・エチケット・コンプライアンス
マナー・躾などについて考えてみます。
以前ある人から
「マナーとエチケットってどう違うの?」
「行儀とマナーの違いを教えて?」
「モラルとマナーの関係は?」
このような質問をされたことがあります。
このことに改めて再認識するためにも
行儀モラル、マナー、エチケットの
夫々の原義について考えてみたいと思います。
行儀は、礼儀・作法に適った
立ち居振る舞いのことを言います。
子供の頃には行儀が良いと言われることが
多々ありますが同じことでも大人に対しては、
躾やマナー、エチケットと表現します。
そしてマナーやエチケットには、
道徳心・倫理観モラルの保有は
欠かせないことであると考えます。
人として適正なモラルを備えていなくては、
マナーやエチケットを表現伝達は出来ません。
即ち、モラルの保有は、
マナーやエチケットの礎であると言えます。
モラルは、
現実社会や実人生に対する
態度や気持ちの在り様をいい、
それは法による拘束力を持たず、
人間相互の関係において善悪の
判断を伴う感性のことをいいます。
また、モラルは、
「現実生活に即した道徳・倫理・良識」
と指して言う時に使われます。
マナーとエチケットの夫々の原義は、
「礼儀作法」を指す同義語です。
※エチケットはフランス語です。
礼儀作法を意味し、どちらかと言う
と一人称で使われる場合が多く、
形式化された作法とか仕草を指し示すと考えます。
※マナーは英語です。
態度・礼儀。礼儀作法。人称は限定されない。
形式化された作法とか仕草と共に礼、態度
と言った心の部分を含むと考えます。
マナーの原義は、
人に対する#思い遣りや相手を気遣う気持ちを言い、
その心(気持ち)を動作や態度で表したものです。
それは、正常な人間ならば誰でも持っていて
その心の根底にあることであると思います。
字義としては、行儀、作法、礼儀、態度、様子、仕方、
やり方方法、態度、様子、挙動、風習、習慣、流儀、
様式、作風、種類、手法、習癖が挙げられます。
※モラル(moral)は、「道徳・道義的な」
「教訓」などを意味する英語から来ています。
「道徳」「倫理」「良識」のことを言います。
「モラル」は「道徳」という漢字の広義とされ使われています。
職場内での管理がルーズになったり、
帰属意識が弱まったりするとモラル
(≒ルール)の低下が起こり易くなりますが、
逆に短期的で表面的な成果を過度に
求めすぎると取引面でのモラルが
ないがしろにされてしまう傾向が出ます。
モラルという時は、特に
「現実生活に即した道徳」
という点がポイントです。
ビジネス・法律・政治などの分野で、
最近富みに聞かれるのは、
「モラルハザード」という言い方や、
「モラルハラスメント」、「情報モラル」
と言う使われ方も多くみられます。
モラル、マナーとエチケットに、
特に【礼】【義】は欠かせません
高齢者のモラルの認識
最近特に身近な場所やバス・電車など
の公共の車内で目に付くことですが
社会で認められている高齢者と言う
自らの環境に甘えて様々なマナー違反を
公然としていることが多々あります。
高齢者自身のマナーやエチケットに
ついても改めて考え直なければ
ならないことが多々あると思います。
大切なのは高齢者自身の
「社会人としての自覚認識」
ではないでしょうか。
モラル・マナー・エチケット・
コンプライアンス・社会ルールは、
社会生活においてひとり一人が
相手の気持ちを思いやる心で生かされ、
感情・我欲・煩悩(情欲)の自制が
出来ないと他者に迷惑や害を及ぼします。
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