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当たり前(常識)と人の道


和の国日本人の常識と心の在り方


数年前、
歴史あるMLBでの大谷選手の言動や行為が
ベースボールの本場アメリカの常識を覆し、
大きく変化したこと(≒二刀流ルール改正)
は、ここ数年間の米国や世界中の話題に
なり注目されています。
 
そして、ベースボールに携わる日本人に
対する意識も変化し、彼の発する言葉は
ベースボール全体を大局的に捉え表した
結果であり、それが空前の入団契約金に
繋がったことは皆さん御存じの通りです。
 
また、日本の小学校へのグローブ進呈
この度の能登半島地震の被災された方々
への今迄に例の無い百万ドルの支援では
ドジャースの球団も巻き込みました。
本当に前例のない凄いことと言えます。

一方で、
今迄大谷翔平選手は心臓病を抱えた
幼い翔平君の支援もして来ました。
 
彼のヒューマン愛は今後も多種多様な
場所で色々形を変えて続けられるので
成されて行くことでしょう。
 
彼の心身の活動心から敬意を表します。
彼は日本の歴史を動かしプロ野球界の
今迄の道程、世界中が日本人に関する
見方を大きく変えた歴史上の人として
語り継がれて行くことでしょう。

さて、そのような中国内に目を向けると
これまで日本の社会を牽引して来た人達
の当たり前(常識)も時代の進化に合わせ
根底から見直して改革に取組む時期が
来ている、のではないでしょうか❓


いま政治家の裏金問題について国会
で紛糾していますが、国を動かす人
が裏金を作ること自体政治家の本質
(=在り方)ではないと受止めています。
 
一方、近年益々増えている自然災害、
人としてあるまじき自己中で刹那的
な行為や犯罪の多発が社会を暗くし
若者の引籠りや自殺行為、イジメと
言う形で表れています。

それは、ITや個人主義が広まること
と共に、日本の素晴らしさを軽視し、
ビジュアル重視になっている社会へ
の天から日本人へ警鐘ではないか?
と思われて仕方ありません。

また、
国家公務員や人の上に立つ人の中
にパワーハラスメントとなることを
気付かず平気でする人もいます。
 
自他の心の中にある「当たり前」には、
モラル、コンプライアンス、道徳感、
倫理感、マナー、常識が当て嵌まり
ますが同時にそれは子供から大人迄
に差があり、コンプライアンス意識
は地位や立場、置かれている環境に
よって意識の幅があります。
 
この違いを理解した上で、実際に日々
の生活に生かすことが何よりも大事と
受留めています。
 
社会生活上の「当たり前」のこととして、
人と和するため、繋がりを持つために
なくてはならない義務・責任・ルール・
躾・マナー・モラル・礼儀作法(所作)
と年齢や立場相当のコンプライアンス
など関することは個々人の主観だけで
「当たり前、知っている、判っている」
と思っているだけで終わらせないよう
自らの言行や態度に表し活動して行く
ことではないか、と考えます。
 
同時にそれは個人の主観の違い立場
や体験、社会や生活環境により差が
生まれます。
 
故に、自分自身持つ主観的な当たり前
の「ものさし」だけで測り選択判断する
のではなく相手の心やその状況活動に
照らして「人として正しい」(=人の正道)
と言うことに照らし合わせ平らな心で
冷静に考えなければならないと考えます。
 
礼を尽くし、相手を立て、筋を通す
豊かな人間関係上の「原点」(源)と言える
当たり前のことを意識することです。

「礼を尽くす」

人は一人では、絶対生きては行けない。
そのために日々触合う相手を強く意識
する心を「仁」=「人間は二人」と書きます。

」は目に見えない観念それが形として
現れるのが「礼」です。

この「」とは、礼儀や作法、接する相手へ
の敬意などの気持ちを表現出来ることです。

尽くす」は、「筆舌に尽くし難い」と同様に、
残さず表現することです。
 
相手を立てる」自分が正しいと思っても、
その立場が悪くならぬよう配慮し行動する。

自分が正しいという主張を過度に行うこと
を避け、相手の正しい部分を認め褒める。

その為に相手を立てることが大切です。
あなたの気持ちが分かる」このひと言が
とても大切です。
 
目上の人を立てるとは、
下の者が自然に目上の相手に対し尊敬
の念リスペクト心を込めて表す言葉で
自ら発する言葉(≒忖度)とは異なります。
 
自分を立てて欲しければ、それ相当
の日々の努力と精進自省が要ります。
 
また、目下の者が目上の人(年長者)に
向い又は会話上で「あの人は本物」と
発することはその触合う相手を立て
ていることにはなりません。

「筋を通す」

筋とは、
自らが正しいと信じる「心の軸」です。
それは、人間の精神の(心の指標)を
指しその個人が持つ判断基準です。
 
「筋を通す」とは
“道理に叶う様にする。”
“物事の首尾を一貫させる。”

と言うことです。

 生命の『』の文字の構成は、
人は「人生で一度は叩かれる」と書きます。

一度は叩かれる

寿命百年と言われ始めた、長い人生の道
を過ごす道程で叩く、この叩かれる試練
は一度二度でなく、何度
もあると体感し
受止めました。
 
人の命を大切にすると言うことは、
この叩かれることを覚悟してする
必要があります。

感情と理性

人間は、感情がある故に喜びや楽しみ
を大切な人や仲間・知人と共感共有し
それを分かち合い、人生の道を楽しく
豊かに出来ると思います。
 
感情】
人は感情があり嬉しさ、感動、喜び、
悲しく寂しい思い、嫉妬、罪悪感、
と言った、辛く苦しい思いも体験
しながら生きています。
 
また、解っていてもその苦しい思い
と仲良く出来ず、行為行動が感情に
左右されてしまうことも度々味わい
後に後悔することもあります。
 
※思い遣りの語彙を知る前の私も
そのひとりでした💦。
 
人間は考える動物ですから損得や
保身を考え自己安全・安心を意識
して動くことも度々ありその一方
で感情が相手に対し好意を覚える、
覚えないかで好きか嫌いかの感情
が湧いて来ます。
 
そして自然体で自らの心に素直な
「人徳」、「人望」、「信望」、「信頼」
のある人の話は心を楽にします。

人は、
一般的に理屈よりも感情で動くと
言われ自分の感情に何らかの形で
訴えられることで納得をします。

例えば、
理屈で思考して動き言行する人と、
建前よりも本音を何気なく語る人。

一般的に人は前者よりも、後者の
タイプの人に好感を覚えます。

自分の人生体験や生きて来た学びで
価値基準(尺度・物差し)で対峙する
こと選択規律や判断基準を細かく
決めて他人にそれを強要する人に背を
向け苦手意識を持つのが普通の人です。


これは規律はスポーツ界で今年話題
になり色々な討議がされました。

討議は人の心の物事の価値・基準は
人それぞれであり、それを無理やりに
押し付けられるのを嫌がるからです。

但し、
人としての「正しい基準」「在り方」と
言うことに照し合せた規律ルールは
当て嵌まらないと思われます。


人は得てして、
人の正しい基準は感情に逆らう場合
も多々あります。

そのような場合は、一度その基準を
素直に受容れ理解することで自分の
心の成長を促します。

理性(≒コンプライアンスの認識)
今日本の社会生活で日々多発している、
いじめ、各種ハラスメント、引き籠り、
孤立、自殺、犯罪などと言ったことは
自分の心と向き合うことに背を向けて、
感情を優先し「理性」を失うことが原因
(=起因)の一つであると体験しました。


そしてこの「理性」は、自心に人として
生きる道を正すことでもあります。
理性は、辞書に載っている(下記)以外に、
自分の心と真摯に向き合う活動に拠り
芽生える能力であると私は解します。

📚辞書検索-理性

1.道理によって物事を判断する心の働き。
 論理的、概念的に思考する能力。
2.善悪・真偽などを正当に判断し、
 道徳や義務の意識を自分に与える能力。

自らの感情を理性で省みる
「感情と理性のバランスが取れた
 心身の活動をしているか?」

「人間として正しいのか?」

「コンプライアンスや人としての
 モラルに適しているか?」

「筋が通っているのか?」

「道理(人の道)に叶っているか?」

「相手への思い遣りが表れているか?」

などに照らし合わせることも大切です。
人は好意的な人の話は素直に聞き入れます。

相手にとって解り易い言葉使いや話し方、
好意的な感情を持って貰えるように思う
心から生まれるのです。

そうなれば相手は真剣に話を聞いてくれます。
人は感情の動物で、本能で動くことが「楽」で
故に、理性で我慢することに苦痛を感じます。


感情の侭に流され「刹那」に生きる人(体験有)、
感情を我慢でなく自分の中に在る感情と仲良く
して上手く自制出来る人、どちらが長い人生に
役立つかは言うまでもありません。


自分の感情と仲良く付き合うことは人生を
楽しくする一つではないかと思います。

また、自分で生み出した感情は自分自身で
何とかしながら仲良くすることも出来ると
体験し思いました。

これは、自分の感情と仲良くしそれに責任
を持つと言う「心の在り方」の考え方です。
自分の感情と仲良くしてそれに責任を持つ
考え方をした時、その感情を変えて行こう
と理性が働き自制します。

この活動は、辛く苦しい感情からの抜道です。

このような考え方が出来るようになると、
今感じている気分をどう変化させるかを
誰かに救いを求めるのではなく自らの
考え方で変えさせようとすると「楽」です。

己のその時の感情と理性=在り方・本質
人間として正しいか否か」に照らしてみる
ことを上手く組み合せ生きることで人の心
は育まれるとも実感しました。


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