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思い遣りの表現伝達⇔【心・技・体】

「心・技・体」と「心技一体」の違い

心・技・体と「心技一体」

現代社会では心技体のバランスが崩れ、
心磨き・技錬り・体等し】でなく、
個々人の対外、対人関係に於ける
や外見のに重きを置くばかりに、
心の育成が遅れていると思えます。

これは情報産業の発展・進歩=I.T.の
進化が速すぎる所以であると思います。

また、現在の日本社会環境ではE.Q.=
心の基礎体力不足が否めないと思います。

例えば、
思い遣り、誠実、謙虚さ、感謝と言う
ことについての心に関する基礎知識や
具体的な活動が一体どんなことを言うのか❓
を知らない人が表面上のコミュニケーション
だけのテクニックを学び行動していると言う
現実に表れているのではないかと思われます。

それは人財育成、対人関係に関するセミナー
や講座もそのような対外的な内容が人気が
あることに表れていると考えられます。

だからと言って、
形や対外的な技やスキルを磨くこと
を否定しているのではありません。

そのような技と同時にその基礎となる
心の知識を学び、その心を磨くことを
怠らないことが大切であると言うことです。

一例を挙げますと、多くのベストセラー
ビジネス書を出されているОさんは無償で
「一隅を照らす」のメルマガを発行すると共に
その活動の一端として「」の元となる
」の大切さを自らも学ぶ場として
人間塾と言う心の勉強会を主催してます。

その中で
「森信三」「安岡正篤」「孔子」
「孟子」「二宮尊徳」「西郷隆盛」
などの賢人の残された古の著を教材
にして多くの方々と共に、人としての
心のあり方などを学んでおられます。

私も数回ですが参加をさせて頂き、
Оの奢りのない謙虚な取組み姿勢と態度、
参加される塾生の皆さんの学ぶ姿勢、
その内容にもとても深い感銘を受けました。

それはまさしく、
「心」と「技」を一つの「体」とする
「心技一体」の修得の場であると思いました。

また、О氏と共に人間塾を運営する皆さんの
思い遣りの言動や態度にも表れていました。

大政奉還の後、徳川の篤姫が言われた
徳川の世は終わっても、
 その心はいつまでも残る

の言葉にあるように、形ある物は
どんなものもいつか崩れて消失して
しまいますが、 「人の心」は決して忘れ
られることなくいつ迄も心に刻まれます。

今迄の人生体験から、
「技」に拘らない何気ない自然な姿は、
己の心を育むばかりか人の心に影響を
与え 触合う人々の心を動かすと信じます。

改めて技と共に、
技の心を学び知ることと同時に何事にも
屈しない心の基礎体力を備えることが
今の日本人に急務ではないかと思います。

「心」と「技」を共に学び身に着け
「体」で表すの心身の活動に取組むことは、
少子高齢化社会に入った今まさに「今でしょ!」

💕「思い遣り」≒心の礎を知る

人が健全な社会生活する上で必要とされる
『心の基礎体力』である思い遣りについて、
個々人が、人として学び知り修得すると共に、
上司や育成担当者が教育指導、監督する上で
統一した指導解説をするためにも役立ちます。

この思い遣りには、個人差がありますので、
ここでは一般的なことの事例を載せました。

💕"思い遣り"

"思い遣り"この全ては「大切な人」を想う心から!

相手を大切にする事は生きていく上で
人としてむなくてはならない「心」です。
それは人として生活する家庭、
会社などあらゆる場で必要とされます。
他人を大切にすることは人としての
「思い遣り・感謝・誠実・信頼・謙虚さ」
とリスベクト心の伺える言動に現れます。

これは
日常生活のマナー、ビジネスマナー、
接客マナー、C.S.などの源・礎です。

特に相手を大切に思う「思い遣り」は
全ての「マナー」の原点でもあります。

あらゆるマナーはどうして必要なのかを
考えてみると、其処には相手に対しての
様々な気遣いをするための配慮の活動の
目配り、気配り、心配りが基本的な要素です。

沢山の人との出会い触合いによって
この様な要素を具体的に学ぶことが出来ます。

日々の生活、会社、職場、友人や仲間、
お客様から大切な人に関する多くの学び
や様々な知識、体験を得ること出来ます。

この様な目線や意識で生活する事は
「幸せを掴む」為の手近な近道と言えます。

そして、感動や感激を始め様々な感情を
味わいながら人は成長して行きます。

「マナー」=「思い遣り」を表す形は
「大切な人」に対する意識や心を育むのです。
特にお客様から多くの教えや学び感動を
頂ける接客業や営業の業界で働く方々には
計り知れない多くのチャンスがあります。

このことに、自ら気付くか否かで
その人の生き方が大きく変化します。

本気で大切な人を思う心
目を向け取組みましょう。

きっと、そこから今迄に味わえなかった
新しい世界が開けることでしょう。

💗思い遣りの表現

💗大まかな三っつのステップ

第一ステップ
⇔お客様(相手)を知る
 相手の心と体の状態を察知する
 置かれている状況を推測する
第二ステップ
⇔お客様(相手)への伝え方を考える
 相手を意識し伝達方法を思考する
第三ステップ
⇔思いを届ける実行(行動)に移す

思いやりの活動ステップ

この思い遣る心は感謝の心、
真心で真剣に伝えてこそ活かされます。
どのステップも本気で一所懸命に
取組むように努めましょう。

💕思い遣りの反対語

思い遣りの反対語の一般的な語は無関心です

【思い遣りのアンケート】

≪質問項目≫
一.   思い遣りとはどんなことを言うのかを
  知識として持っていますか?
   回答例→(〇割程度)
二.   思い遣りを表すために、
  どんな意識と能力が必要でしょうか?
三.   思い遣りを伝えるための手段に
  どんなものがありますか?
四.   思い遣りは、個性的な魅力(モテる力)を
  生み出す源だと自覚していましたか?
五.   思い遣りの心と表現法は個々人によって、
  様々であると自覚認識していますか?
六.   思い遣りと優しさの違いは、
  どう言ったことでしょうか?
七.   思い遣りの始まりは、
  どんな意識からスタートしますか?
八.   思い遣りの中で、あなたが最も
  重視することはどんなことですか❓

💕「思い遣り」の分析

💕「思い遣り」を学び、知る

大きく捉えると、
人として大切な「相手を思い遣る心」は、
日本人の「おもてなしの心」と言えます。
その「思い遣り」を表わし、伝えるには、
先ず下記した意識の保有からスタートします。
🧡愛情を持つ
🧡共感し合える
🧡共有し合う

💕思い遣りを「心・技・体」で紐解く

H.心≒Heart(気持ち・意識・個性)
S.技≒Skill・Technique(technical skill)
Т.体≒表現・伝達
 Transmission
 Communication
 Expression
 Representation
◇思い遣りの「心」とその心を表わし伝える「技」(抜粋)
H=心≒Heart・Mind(気持ち・意識・個性)
1.   H.感謝⇒S.技≒有難い・嬉しい
(感謝の技の具体例)
☆  コンセプト=有難い・嬉しいを表現と伝達。
🔺相手を想った言動、節度あるお辞儀をする
🔺挨拶を進んでする(目つき・アイコンタクト)
🔺お蔭様の心で話す
🔺感謝の言葉、会話を心を込めて話す
🔺相手への立場転換意識を持つ   
🔺相手を立てた行動(車道側や通路の端を歩く)
🔺相手に対し常に正面で接し、応対する
🔺感謝を自ら進んで伝える(言葉・表情・態度)
🔺感謝を込めた贈り物をする

2.   H.歓迎⇒S.技≒歓待(おもてなし)の所作
 (礼儀・尊敬・慈しみ)・相互認識・主客対等
3.   H.利他⇒S.技≒愛他・自己犠牲
4.   H.誠実⇒S.技≒真心・正直・真実
5.   H.立場転換⇒S.技≒察知・気遣い

6.   H.お世話(ホスピタリティ・サービス)⇒S.技≒洞察・気働き
7.   H.謙虚さ⇒S.技≒尊敬・無我
8.   H.奉仕⇒S.技≒無欲・無心
9.   H.寛容さ⇒S.技≒寛大・忍耐
10.  H.優しさ⇒S.技≒慈愛・守る

11.  H.厳しさ⇒S.技≒状況判断(必要性)・目的認識
12.  H.制御(コントロール)⇒S.技≒感情・煩悩
13.  H.予知・先見⇒S.技≒将来・的確
14.  H.安全⇒S.技≒安心・衛生
15.  H.居心地⇒S.技≒心・環境
16.  H.自然さ⇒S.技≒環境・所作
17.  H.ソリュウションSolution
  業務上の問題や課題の解決・解明⇒S.技≒着眼・洗出し
18.  H.向上心・チャレンジ⇒S.技≒自己認識・自己管理・目標意識
19.  H.危機意識⇒S.技≒分析・診断・現状認識
20.  H.信頼⇒S.技≒有言or無言実行、誠実、真実

思い遣りを「体」で表わし示す、その表現・伝達の技

(抜粋)
Т=体(表現・伝達)
      
Transmission.
      Communication.
      Expression.
      Representation.
1. Т.言葉⇒S.技≒口調・語種
(ア)  (言葉の技の具体例)
☆  コンセプト=心と意識の表現と伝達。
 🔸その場に合った言葉に心を込める
 🔸一言ひと言ハッキリと話す
🔸応対を意識した言葉、適切な応対用語で話す
🔸相手に伝わる言葉を話す
🔸相手を立てる言葉遣いをする
🔸 相手の感情や心を察する
2. Т.姿勢⇒S.技≒身体・心
3. Т.態度⇒S.技≒影響度の自覚・表現手段
4. Т. 所作⇒S.技≒原義・目的認識・適性適切
5. Т.挨拶⇒S.技≒言葉・態度
6. Т.表情⇒S.技≒顔・目・声
7. Т.清潔⇒S.技≒身嗜み・環境
8. Т.美観⇒S.技≒美意識・物・5S
9. Т.丁寧⇒S.技≒態度・仕草
10. Т.不の解消⇒S.技≒危機管理・物・環境・リスクアセスメント
11. Т.タイミング⇒S.技≒観察・行動・スピード
12. Т.T.P.O⇒S.技≒選択・適合・適切
13. Т.迅速⇒S.技≒観察・行動

「心と体」に共通する「技」の例

💙人原力に匹敵する「技」の例(抜粋)
・五配り
 (目配り・気配り・心配り・手配り・身配り)
・気働き・気遣い・心遣い・さり気なさ
 自然さ・目立たなさ・素直さ

🔵眼力の「技」(抜粋)
👀目配り≒人眼力の「技」≒手法の具体例
🔹 相手の状況を察知する(心・身体)
🔹相手の置かれている物理的環境全体を見知る
🔹相手の言葉、行動を観察、見守る
🔹 相手の特長を見る(知る)
🔹今必要なことを察知する
🔹相手の動作を何故の目でみる
🔹相手の名前、特長を覚える
🔹相手の目線の先をみる
🔹様々な角度から目線を変えて見る

〇人元力の「技」≒手法・スキル(能力)
〇人現力の「技」≒手法・スキル(能力)
〇人言力の「技」≒手法・スキル(能力)
〇自己認識力の「技」≒手法・スキル(能力)
〇自己統制力「技」≒手法・スキル(能力)
〇動機付けする為の「技」≒手法・スキル(能力)
〇共感能力の「技」≒手法・スキル(能力)
〇社会的スキルの「技」≒手法・スキル(能力)

🔻感情・煩悩(欲望)の識別の技
 ≒手法・スキル(能力)
🔻感情・煩悩(欲望)の是非と
 その判断の技≒手法・スキル(能力)
🔻感情・煩悩(欲望)の区別の技
 ≒手法・スキル(能力)
🔻感情・煩悩(欲望)の自覚認識の技
 ≒手法・スキル(能力)
🔻感情・煩悩(欲望)の利用の技
 ≒手法・スキル(能力)
🔻感情・煩悩(欲望)の理解の技
 ≒手法・スキル(能力)
🔻感情・煩悩(欲望)の調整、制御の技
 ≒手法・スキル(能力)

日本の武道には「心・技・体」即ち
心磨き技練り体斉しと言う伝統的な
教えがあり、その教えを簡単に言えば
精神を磨き=鍛錬し、技術を訓練し修め、
体=身体を鍛えなさいと言うことです。

ただ単に精神力(メンタル)だけではダメ、
技術力(テクニック)だけでもダメ、
勿論体力(フィジカル)だけでもダメ、
これらの三つの力がバランス良く整って
初めて目的が達成できると教えています。

仏教の教えに「三密」
(身密・口密・意密)と言う教えがあります。

身口意(しんくい)の三つの道筋から
悟りを開こうとするものであり
これも心技体=心技一体に通じます。

それは
=座禅を組んだ時に苦行を行い(身密)、
=口で念仏を唱えて(口密)、
=ひたすら信心を持つ(意密)
とあります。

現在の学校教育においても、
知育・徳育・体育が三位一体
なるように考慮されていますが、
要するにこれも武道や仏教の教えを
基本にしている、と言えるでしょう。


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