三条市内の企業で通信系中高校生の職業体験を行いました。
通信制高校とは
近年は大手メディア企業や、人気経営者などが手掛けた通信系高校の発展も著しく、通信系高校の在り方が変わってきています。
また、コロナで人とのコミュニケーションが分からなくなってしまった人や、そもそも学校に通う事の意味に疑問を持つ学生が増えました。
さらに、IQが著しく高い人(ギフテット)も一般の高校には進学せず、自由と専門性が高い通信系高校を選ぶ人もいます。
通信制に通う生徒の多くは、小中学校の時に不登校だったり、一人親家庭の生徒、サポートが必要な生徒が入学しています。アルバイトで生計を立てながら通う生徒もいます。
高校卒業後の進路は23%が就職、定時制に至っては49%が就職します。
初めての就労の為、就職した後になじめなくて辞める方も少なくありません。
中高校生向けに三条市企業で就労体験のサポート
通信制高校の多くは課外授業の項目があり各学校により様々なスクールがあります。
2022年の夏からお話をしていた「さくら国際高等学校」の目黒先生と何度もお打ち合わせさせていただき、2023年秋に初めて生徒の就労体験を行うことができました。
生徒は様々な事情を抱えているため、体験する会社選びも慎重になります。
また、人生で初めて就労するので、良いイメージの職場体験でなくてはならないと思いました。
今回は数ある企業様の中から対応窓口が広く、過去にも実績のあるシマト工業株式会社様にお願いすることにいたしました。
実際の就労は3日間。時間はフルタイムではなく無理をかけない拘束時間で、15:00頃終了になります。
生徒はこの課外授業で単位を取得できます。
対応企業のデメリットとメリット
初めての就労体験では、企業側は生徒がどのような事が出来るかよく判断しなければいけません。その他、体験者の事前情報を把握し、誰がサポートしてどのような作業を任せるか明確にする必要があります。
一方、この体験は生徒の将来の就労の基礎となります。
体験の対応をした企業では就労体験をした生徒が卒業後、就職したケースもあります。
また、生徒本人が暮らしている地域企業を知ることで、地元の企業を知る大きなきっかけになります。
就労体験後、先生とのお話
胸が熱くなるメールを頂きましたので抜粋しました。
通信系の高校に通う生徒の中には、後天的に障害を持つ子も少なくありません。また、母親との関係性の問題やヤングケアラーであったり、金銭的に問題があったりとサポートが必要な場合が多いです。
ほとんどの生徒たちは卒業後就労しますが、どのような仕事ができるのか、自分の事を理解していただけるのか相当な不安でパニックになることでしょう。
燕三条の企業がこうした生徒にも光を当てていただくことで、彼らの将来も開けてゆくと考えています。
後日談
就労体験後、一人の生徒は自信が付いたようで、自宅の近所でアルバイトを始めました。
また、もう一人の生徒は、全く通わなかった教室にも顔を出すようになったそうです。
就労体験をしてもいいよという企業様、就労体験をしたい学校。
ご連絡お待ちしています。
担当:松岡まで
株式会社ドッツアンドラインズ(モノづくり企業の応援カンパニー)
サンクチュアリ株式会社(一人じゃない一人暮らしサポートと移住支援企業)
サポートいただけたら幸いです!ガンバリマス。