蕎麦好きをうならせる蕎麦屋の蕎麦湯に頭を抱えた
蕎麦好きをうならせるとうわさの蕎麦屋
が職場の近所にある
ちょっと気になっていたので行ってみた
蕎麦好きをうならせるとうわさの蕎麦屋
で何を注文すべきかわからなかったので
壁に貼られていた「釜揚げそば」を注文した
15分後
白湯に浸かった蕎麦が出てきた
具は何も載っていなかった
ネギすら乗っていなかった
そのとなりに蕎麦つゆが入った容器があった
空の器もあった
釜揚げそばとはなんなのか
釜揚げそばをどうやって食べるのか
美味しい釜揚げそばとは何か
私は知らなかった
なんなら、揚げ玉が乗っている温かいお蕎麦が出てくると期待していた
釜”揚げ”=揚げ玉(天かす)と思っていた
(しかしそれは、たぬきそばであった)
お気づきの通り、私は蕎麦好きではなかった
釜揚げそばとはなんなのか
釜揚げそばをどうやって食べるのか
そもそも釜揚げそばとは何か
私は知らなかった
食べ方がわからないまま5分が経過し
今度は蕎麦湯が湯桶に入って出てきた
そもそも蕎麦つゆではなく蕎麦湯に蕎麦が浸かっているのに
さらに蕎麦湯を飲むとはどういうことぞ
蕎麦は伸びていった
蕎麦好きをうならせる蕎麦屋の蕎麦湯に私は頭を抱え悩み苦しんだ
「いい加減、揚げ玉ください!」と店員さんに声を荒げようとした時、
斜め前の席に蕎麦をすすっている職場の知り合いがいたのに気づき
私は騒ぐ前に調べることにした
お気づきの通り、私は蕎麦好きではなかった
釜揚げそばとはなんなのか、どうやって食べるのか、学んだ
そして私は蕎麦の美味しさを、ネギや天ぷらの美味しさ。塩加減で評価していたことに気づいた
お気づきの通り、私は蕎麦好きではない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?