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Pro-Career Story 株式会社ニューズピックス 人事統括・HRBP 宇尾野 彰大さん

こんにちは、Professional Studio広報担当です。
弊社は、”経営幹部人材輩出のエコシステムを創る”をミッションに掲げ、スタートアップ幹部人材のキャリア支援を行っています。

Pro-Career Storyでは、スタートアップ幹部への転職に成功した方々の、転職に至るまでの経緯や考え方、どのように成功に至ったか、転職後のリアル等を1名ずつ掘り下げてご紹介していきます。

今回は、株式会社ニューズピックス 人事統括・HRBPの宇尾野 彰大さんへ、現職へ入社されるまで、そして今後の展望や転職のアドバイスまで伺ってきました。

宇尾野 彰大 株式会社ニューズピックス 人事統括・HRBP
早稲田大学卒業後、株式会社リクルートに入社。営業、人事企画、事業開発、事業企画など、複数事業で複数職種を経験。
その後、ソーシャルゲームの開発会社へ移籍し、開発部長としてWeb/アプリ開発に開発マネジメント・PMOを担当。
2018年、株式会社ユーザベースへ移籍し人事部門を統括。
2019年より株式会社ニューズピックス専任になり現在に至る。
2020年、各社の人事責任者たちと合同会社事業人を共同創業し、ベンチャー/スタートアップ中心に経営者コーチングや人事コンサルティングを実施。
並行し「人事の知恵を解放する」サービスTUNING(チューニング)を新規事業として企画・検証中。
「戦略人事実践塾」の主幹をするなど、人事向けに幅広く活動中。

ご経歴/仕事内容

2009年4月-2016年2月 株式会社 リクルート(途中にて分社化)

2009年4月-2009年9月
関西営業部で不動産広告(SUUMO)のリテール営業を担当

2009年10月-2011年3月
営業推進部で全国のクライアントを対象に、紙からネットの商品PFスイッチを担当

2011年4月-2012年6月
総合推進部で大手エンタープライズ向けの営業を担当

2012年7月-2013年6月
分社会に伴い事業部変更。企画統括部人事グループへ異動。
分社化後の新卒採用立ち上げや人事企画を担当

2013年6月~2014年10月
事業開発室事業開発グループにて、新規事業の検討、事業開発コンテストの企画運営、立ち上げフェーズにおける事業開発案件の事業統括を担当

2014年10月‐2016年2月
事業企画部と経営企画部を兼務。進学・教育事業の企画全般を担当。

2016年3月-2018年3月 株式会社トライフォート

2016年3月-2018年2月
サービス開発部部長として、複数アプリ受託開発のPMOを担当しつつ、開発エンジニア組織を統括

2018年3月-2019年6月 株式会社ユーザベース

2019年8月-現在 株式会社ニューズピックス(グループ内転籍)

2018年3月-2019年6月
HR directorとして、採用・人事企画を中心に人事領域全般を担当

2019年8月-現在
カルチャー&タレントチームに所属し、人事統括・HRBPを担う

Q. 現職に転職する際、どういった選択肢を考えていましたか?(転職、独立、副業など)

そのまま前職でIPOを目指すか、自身で起業するか、人事へキャリアチェンジしてみるかの選択肢を考えていました。
幸運にもいろんな縁でお声がけいただくこともあり、考える機会は常にありました。

最終的には人事キャリアを目指そうと思ったものの、人事キャリアがないに等しかったので、そのオファーはなかなかもらえませんでした。
事業責任者やCOO候補のように事業サイドへのオファーが大半で、魅力的ではありましたが、自分自身の”人事にキャリアチェンジする”という希望に合わず、検討期間も長くなっていました。

Q. 現職に転職することを選択をした理由は何でしょうか?またその際に決め手となる選択基準は何でしたか?

経営者との相性、その経営者の夢が一緒にかなえたいと思えるものかどうか(≒ミッションへの共感)、機能横断で見れる人事責任者へのキャリアチェンジという理想が叶うこと、が理由と選択基準でした。

いまでこそ選んでよかったと心から思いますが、当時はとても悩みましたし、結果的には運とタイミングが良かったと思っています。
今の採用基準を見ると当時の自分は採用されないんだろうなとつくづく感じます(笑)

Q. 今回以外に、キャリアを選択する際に大事にしている基準や考え方はありますか?

人の縁、その経営者やチームメンバーを信じられるか、を大事にしています。これはその人自身を見ているという意味もありますが、その人がそのあり様でいられる組織とはどういう組織なのだろう、という視点も重要視して見ています。

自分の仕事は、今後の事業成長に合わせて組織も成長・拡大させ、その状態をアップデートし続けることです。
そう考えると、その経営者や組織の「今」の状態を好きになれるかは私にとってはとても大切でした。

Q. 転職後、今までの経験やスキルが通用したと思うことを教えてください。

ゼネラルな仕事経験(営業、企画、PM、事業責任者など)が生きています。これらの経験のおかげで、通常、人事に必要とされる部分的な専門性を持ち合わせるだけでは推進できない、事業や経営に資する人事として価値を発揮できるようになりました。

もう一つは、変化耐性なのではないかと思っています。
過去のキャリアを見ても、複数回の異動や転職を通じて様々な職場・事業・職種を経験したことで変化に対する耐性は自然と身についていると思っています。

Q. 転職後、今までの経験やスキルが通用せずキャッチアップが必要だったこと、苦労したことを教えてください。

そもそも人事経験がほぼなかったので、ベーシックなスキルや経験(スカウトを打つ、幹部向け研修を設計する、評価会議を運営する、適応が難しいメンバーと徹底的に寄りそう、など)がなく、そのキャッチアップはそれ相応の時間がかかりました。
その状況下でもチームマネジメントをしなければならない時期はつらかったです。そうとはいっても、一通りやってみれば勘所は理解できるし、原理原則をきちんと理解することで大きなミスジャッジは減っていきました。

問題はそこからでした。
いかにして「自分は○○な組織にしたい、そのためにXXという施策を実施する」ということを宣言し、周囲を巻き込めるかが勝負になります。
人事の施策は、成果が出るまで時間軸が長いことも多く、結果を見える化しづらく、検証が難しいものも多いものです。
その中で意思をもってチームを推進できるかは人事のリーダーが乗り越える大きな壁だと思っています。

Q. 同じバックグラウンドで転職を検討している方に向けてアドバイスをお願いします。

①難しい意思決定を多く期待される環境に身を置くこと
何でも屋は得てして器用貧乏になりがちであり、意思決定の重要度が低い仕事についているか、誰かに最後は決めてもらっていることが多いと思います。その方のキャリア志向性にもよりますが、もし今後も自己拡張を臨んでいるのであれば、成長企業/成長産業に身を置き、常に迅速な意思決定を求められる場に身を置くことを強くお勧めします。

多くの責任者たちとの仕事経験がある方は、彼らそれぞれ個別タイプというよりも、「事業責任者という人」が置かれる環境・感情を汎用化して理解しているはずなので、それを活かして、一番信用・信頼できる経営者の下で働くことをお勧めします。

②自分の得意と苦手を理解し、得意を活かせる時間をより多く持つこと
自身の自己認識をより研ぎ澄ませていくと、本来やりたいことが過去のキャリアから地続きにないものが出てくることがあります。
その際に大切にしたいのが「得意や好きを活かした時間が、自分の人生のどれくらいを占めているか」という視点です。
人生は人のためではなく、まぎれもなく自分自身のためにあるものです。
その自分を世の中のためにどう活かすかと考えれば、苦手なことで自分の人生を費やすよりも、得意なことで人のため、社会のために動いた方がいいに決まっています。訓練の期間でない限りは、とにかくフルスイングできる環境にいることが大切だと、周囲の充実した方々を見ていても強く感じます。

Q. 同じポジションへの転職を目指している方に向けてアドバイスをお願いします。

戦略人事に関連するポジションはニーズが高いにもかかわらず、現時点ではライバルが少なく、ある種ブルーオーシャンです。
事業経験をしっかり作れている方が人事にキャリアチェンジする場合は、長い目で見ればチャンスは多いと思います。

自分自身で経営者や事業責任者と対峙してきた、もしくは自分自身が小さい組織でも同様の役割を担っていた経験は大きな糧となります。
また成果を自ら設定し、達成するまでやり遂げてきた人であれば、職能は何でも汎用可能です。

もしそのスタートラインに立っていれば、一採用担当者や人事企画などではなく、意思決定ができる責任者ポジションをお勧めします。
その上で、副業などでもいいので短期間で一気に複数の経験を積むことを意識し、意思決定を実行経験をどちらもとれる環境に進むと良いと思っています。

人事は職業柄「経営者それぞれで一家言があり」「成果が捉えづらく」「成果が出るまで時間がかかる」ものであり、苦労苦悩も多い仕事です。
だからこそ、自分がどういう組織にしたいか、その組織であれば事業が伸びる、ミッションに近づけると、未来志向にたって語ることが求められるとても高度なクリエイティブな仕事です。
この醍醐味をぜひ多くの人と分かち合えたら最高です。

最後に

ユーザベースグループ全体でみると人事系ポジションは多数募集をしているのでご興味あれば、カジュアルな面談でも構いませんのでご一報ください!

会社HP:株式会社ニューズピックス 


最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。
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