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軸ズレを起こすとき。その処方と。

初めましての方、そしていつもご覧下さってる方、sanaのnoteをご覧頂き、ありがとうございます。皆さんが縁あるいつかの星に繋がって生きることへのヒントに日々の現場から何かころんとお届け出来たら、と思っています。

これは先日blogで書いた記事なのですが、反応とか体験談の声とか、様々いつも以上に頂いていて、これはもう一度あらためて出そうということになりました。内容追加しています。出来るだけわかりやすくを心がけてはおりますが、ワークの現場からの記事です。わかりにくい場合はお許しください。


軸ズレを起こす

「軸ズレ」を起こしている時というのがあります。
それってなんでしょうか? なんのこと?

私たちは時に小さくも大きくも「目的」というものをを持ちますが、まだその「目的」が現在の今の自分にとっては大き過ぎるという状態の場合があります。
そういう時に私たちは見事に「軸ズレ」を起こします。

「目的」を自覚するというスタートのポイントと「到着地」という目的にとってのゴールのポイントを用意して、この2つには距離がありますから、このスタートとゴールをの2点を結ぶ一本の線をイメージしてください。スタート地点から自分の引いた線はどのように進み始めていくでしょうか?

まっすぐ進んでいきますか?
曲がりはじめますか?
止まったりするでしょうか?

ここでは色々なことが起きます。

スタ-ト地点とゴール地点というこの2点を結ぶ一本の線が何らかの事情で断線して2本以上になっていたり途中でこんがらがった毛糸みたいなぐるぐるやダマダマ状態になって進まないとか、はたまたスタート地点へとまるで戻ろう帰ろうとしているかのように前には進まないグズグズ状態だったりしています。最初の一点から動き出すこと自体に躊躇する場合もあるでしょう。ゴールが嬉しい場合も嬉しくないという場合もあるでしょう。

ではイメージではなく、実際に身体を使ってやってみましょう。

スタート地点とゴール地点を結ぶ一本の線は私の動きそのもの

0・実際に紙とペンを用意してください。紙の大きさも向きも自由ですが一筆で描いてしまうことの出来ないより大きいサイズの方が描き甲斐があります。途中経過での物語も増えるはずです。

1・まず、スタート地点ゴール地点の2つをある程度離して(例えば紙の端と端の方の2点とか)ポイントを描きましょう。各ポイントは黒丸や星印、四角や丸の囲み枠など自由です。

2スタートのポイントには今日の日付を書きましょう。吹き出しなどで意気込みを描いてもいいでしょう。

3ゴールのポイントには目的や目標を書きましょう。何ヶ月後、何年後に達成予定なのかも書きましょう。

2つのポイントを先に描いて用意しました。
この2つのポイントには、時間的には長い期間とか長い時間が存在しています。見た目上の紙の上での数十㎝という距離よりも長い、実際の経験の現場という時間が待っています。数週間、数ヶ月、何年、という具合にです。

4・今日というスタートのポイントにペンを付けてから、鉛筆でもボールペンでもマジックでもいいので、好きなもので線を描き進み始めましょう
スタートです。

重要なのは、今ここにおいて、正しいという形は存在しませんよ、ということを知っておいてください。好きに全く自由に線をゆっくり、時に急いで、そういうのも自由です。
ゴールの方へと向いたい場合も向いたくないという場合もあります。正解という線はどこにも存在しませんので、どこまでも好きなようにしていきましょう。

どのような線の動きにも意味があります。大切な意味です。存在してはならないというものはありませんから、好きにあるいはそんなつもりも無かったのに脱線もしてください。
子供のようにあれれば一番いい感じです。正しいとか間違いとか何もありません。他者の顔色も今はまったく関係ありません。

5・ゴールのポイントまでの線が描けたらペンを置いて下さい。あるいはこれ以上進まないなというところで気が済んだところで、離れて大丈夫です。到着です。

そこに表わされているのが、とある目的に向おうとしている自分の行動という痕跡です。


さて、自分で描いたこの線の状態、これは実は物語です。物語であり途中で起きる山あり谷ありのエピソードです。これと同じようなことが、日常の中で自分に起きている、自分が起こしている、と考えてみて、目的と到着地点というスタートからゴールへと向う自分のこれまでの過去を思い出してみましょう。今回の目的を持った過去から今日まで、という見方と、もうひとつは、他の目的を持っていた場合にも同じような進み方やぐるぐるやダマダマやグズグズが登場していたことを発見することもあるかもしれません。

たくさんの様々なことが地上生活をしている私たちには起きうるのだということをご自身が体験したり、そういう風景を見てきていたりして、簡単にはいかないものもあるということをもうご存じなのではないかと思います。

知らない、という方は、どこかでそれを知るチャンスがやって来る可能性があるでしょう、いつか。あまりにもよく起きる現象のひとつだからです。

私たちの実際の生活では、目的達成という2点間の線が常に理想的な短い一本の線であるシンプルな状態であるとは限らず、様々な体験をします。
知ってる、身に覚えさえある、という方は、これらの状態についてより詳しくなっていくことが、ここから先を進んでいく自分の大きな助けとなるでしょう。
理想や矯正力が強いという方は、いつでもスッとした一本の線を短く描いているという場合もあるでしょう。どんな目的目標でもいつでも、という場合には、です。実際の現場や日常からは離れている線を描いていることもあるかもしれません。
あるいはよくよく観察していくと、一見まっすぐ、寄り道も無いというように見えているだけで、小さく告白された状態がすでにそこに存在しているかもしれません。
様々な場合があるのです。
多くの実際の場合、年月をかけて実現していこうと考えているものほど、私たちは紆余曲折しながらゴールのポイントへと到着します。


時にはワザと脱力しよう

軸がズレてる、ブレてるという時には、日々の推進力が無くなっていきますので、結果的には自分で気が付くことが出来るはずです。
なんだかおかしい、自分がちょっと前の自分じゃ無い感じだけど戻れない、気力が出ない、身体が動かない、何かしなきゃ行けないのに思い付かないなどの症状がお知らせです。
悪いことが起きているということではありません。ただどう受け止めていいかわからなくなったり、戸惑ってしまう状態だと思います。

そういう時には、立ち止まろうとしてみましょう。
進まなきゃではなく、立ち止まろう、の方です。

まず、自分が充実しているか確認チェックです。
目的があるにも関わらず、元気が無いとか、不満や要求があるのを見つけた場合には、立ち止まって良かったということになるでしょう。
自分の内側からやって来る声、言い分を聴こうとしてみましょう。
ただただ言いたいことを遠慮無く言ってみて、言わせてみて、
それを誰かにわからせるのではなく、自分が聴こうとしてみるのです。

うんうん、ああ、そっかぁ、そうだねぇ

できるだけ否定せず、判断や意見を言わず、ただただ、まずはどう思っているか、出てくるままを受入れてください。
そうやって、自分のお腹の中に籠もってしまっていた、たくさん溜まっていた無自覚だった自分の感情、溜まった思いのガス抜きをしていきます。

ああ、こんなこと感じてたのかぁ
確かにそうよぎってたことあったなぁ、だけどすぐに横に置いたよ
だって、うまくやらなきゃいけないからね
みんなに合わせていかなくちゃ
まちがっちゃいけないんだから

溜まったものを言わせて、それを聴くことで、そうやって少しずつを表に出していくと、身体の緊張も少しずつ緩み始めていくことになります。思うということにおいては、自分の内側で自然と生まれてくるものですから、何を感じたとしても私たちは本来自由です。
誰かに向って外に出してしまうというのではなく、自分の中から出てくるものをただただ見て、見つめて、一緒に居る時間を味わっていきます。

結果的に、緊張して固くなって、浅くなっていた呼吸が、
より深い呼吸へと繋がっていくことにもなります。

ゆっくりと吐いて、ゆっくりと吸いましょう。
意識を向けていく場合には、吐くことの方が先になります。
しずかにゆっくりと、
ただただ、呼吸しましょう。
酸素がのびのびと自分の身体の中を巡っていきます。
全身に行き渡ります。
縮こまったところが伸びていきます。
冷えすぎていたところは暖まっていきます。
小さくなってしまっていた部分が少しずつ外へ、広がっていくでしょう。
とどまって固くなっていたもの、もう手放していっていいものは、
血流に乗って旅をして、ゆっくりと運ばれて、
やがて肺へと到着します。
そして、吐く呼吸と一緒に、
自分の内側から外側へと出て行くことになります。
見送りましょう。

いつでも好きなときにこの呼吸をやめて大丈夫です。
いつもの自分の普通の呼吸へと戻ります。
そのように宣言をしてから戻すのも、より丁寧ですね。


自分がなんだかうまく進めない状態であると感じた場合には、わざと休んで、ゆっくり栄養補給して、自分と関わる時間に重きをおきましょう。これは内側に向けての自分だけの静かな生産性、創造性の時間です。
1日でも、数日でも、少しの間、外側に向けてのわかりやすい活動の時間を減らしましょう。
何もどこも間違ってなどいません。
時間の無い方、作ることが難しいという場合には、眠る直前や、起きる直前、お風呂での一人の時間やお手洗いのほんの短い時間に、ゆっくりとした呼吸を意識的に行うのもひとつの手です。これも意識的な浄化、解放の時間を持つということです。

さて、どうしよっか… なんでもありなのです。

ゆっくりして過ごして、その上で、自分の掲げている目的、目標をあらためて確認した時に、未来を創っていくことへのエンジンがかかるか、まだかからないか、ということになります。あるいは立てていた目的や目標そのものを見直したり変更したりすることが必要だという場合もあります。それもいいでしょう。
ある時に決めたことを、決め続けたまま頑張り通すことが、良いことでも無いですし、正しいことというのでもありません。

このあたりの状態確認で、数日で動けるようになる状態か、ちょっとお疲れ度高めの状態なのかがわかります。いずれにしても早めの手当がいいでしょう。休息して、リフレッシュして、自分の立てた目的、目標に気持ち新たに元気に向かえるようにしてあげましょう。時に手離すこともリフレッシュです。人生はまだまだ、これから。
時計の針の動きに煽られて追いかけられ続けるような、そんな歩き方ではない自分独自の速度へと帰っていくことは、失敗ではなく大きな収穫です。


例えば、大きすぎる目的、目標だったということを自覚したという場合には、手前に少しサイズダウンした目標を立てることをお勧めします。

ちょっと頑張るときっと手に入るであろうくらいの達成可能な目標です。確実に手に入れることで、その小さな成功体験が次のちょっと大きな成功への筋トレになるからです。目的は段階的に達成していくことがコツということになります。小さな達成経験が無いままの大き過ぎる、自分から遠すぎる目的や目標は、妄想化しやすいのです。手元がうまく稼働していないまま、欲しいものに感情的に執着し続けて葛藤するという状態を経験する方もいます。この場合にも一度積極的に立ち止まることが必要です。


まだ大き過ぎる目標だと、そういう自分のこともわかっててワザと無理したんだよ、無理したかったんだよ、という場合には、自分の中の火星力も大いに使って気合いを入れていく必要有りでしょう。
そういう場合には、後が無いぞっていうような馬力を必要とするでしょうから、より本気で取り組むことのできる、それはチャンスです。
sanaにも身に覚えがあります。(笑)
うまくいく、欲しかった現実へと到着する場合もあるでしょうし、欲しくは無かった現実へと到着する場合もあるでしょう。しかしそれは、実は予定通りという場合もあります。
私たちの意識というのは一枚岩ではありませんから、それを知っていくだけでも自分を責めたりしなくなります。潜在的な意識にあるものの方が地上社会での実現力を持ちます。
潜在的な意識についての学びというのもあるわけですが、それはまた別の機会に。


パスワークという瞑想も助けのひとつ

例えば、タロット・パスワークという瞑想も必ず助けてくれるはずです。
「3・女帝」「7・戦車」「8・正義」「10・運命の輪」「13・死に神」「14・節制」など、今回のお話に関係しやすいだろうと思われるパスがいくつかありますが、結局は影響力が波のように他のパスに伝達するものなので、これかなと自分が思い付いたパスからスタートするのもお勧めしています。

問題点がハッキリしている場合には、まずはそれに対応したパスへと旅をして、瞑想の体験から現状把握をしていきます。

ここまで様々な見方や方法をお伝えしていますが、自分で手に負えない時には各種専門家を頼りましょう。

現状を知りたいとか、解決へのヒントや手がかりを手に入れたいというような、コトを明かしていくような本気度が高いほど、瞑想や夢や環境から帰って来る反応やメッセージの意味に大きく助けられていくのが私たちです。自分の意思で能動的に「意味」を採用する、考えとする、行動する、という立ち方になっているのです。慣れれば苦になることはなく、むしろこのやり方が楽しくてしょうがないという日々になっていくのですが、それまでにはトレーニングが必要でしょう。


結局「軸ズレ」って何?

その昔sanaは、どうにか道を探さなくては後が無い、時間も迫り限りがあって、ギリギリの中で諦めること無く、涙をこぼしながら助けを求めて瞑想していた時もあったような。それは大きなことでしたが、現在の自分からすると、前世のことのような気がしています。

現在では、瞑想や夢の時間においての目的はまた違ったものになっています。どなたもひとつずつ進んでいくことで、目的意識や捉え方もよりサイズアップしていくことになるでしょう。

あらためて、ここまで来て、結局「軸ズレ」って何?
ということになるのですが、「軸ズレ」って「地崩れ」でもあるんです。
しょうも無いダジャレです。
ですが、地崩れは、地面が崩れること。時に雨や地震などによってガケが崩れることを意味しています。足場が崩れていくのですからまっすぐに立ってはいられません。現実社会だと大きな災害にも繋がります。

今回のお話の中での「軸ズレ」は自分が自分らしく立っている状態からズレてしまっている状態のことを表わします。何らかの外側からの影響を受け過ぎてしまったがゆえに起きていることかもしれません。

軸がズレるというのは、自分の中心軸から自分がズレ込んでいく、ズレてしまっている、ということであり、それは自分でいつか気が付いて発見するものです。自分で気が付く、自分で発見する、そこに意味があります。

外から見た時の、他者からの目においての見た目上の日々の歩き方や動き方に表わされているものではありません。目的からいくら外れたような動き方をしていたとしても、周囲からあれは「軸がズレてる」と判断されるべきものではありません。
自分でそう思い付いた時、思える時というのが、軸がズレてる自分を捉えることの出来る時、そんな道に迷った自分を受け止めることの可能な時です。

いくら周囲にわからないような動きであっても、規則正しいわかりやすい動きをしていなくても、その人自身が「軸ズレ」を起こしていなければ、変わった独自の線の動き方をしながら、ぐるぐる、遠くへ、近くへ、と進みつつ、いつかゴールのポイントへと到着します。それがその人にとっての健康的な歩き方、進み方であり、その人の個性である物語であり痕跡です。
それを否定などできるわけもありません。自分と他者の歩き方が違っていても、多くの常識的な場合と自分とがどんなに違っていたとしても、それもまたあり、なのです。

物質と精神という対立しているかのように一見見えている2つの世界は、例えば見える世界で物質的な生活をしている社会的自我と、見えない世界である意識の解放の瞑想や夢においての別の階層の自我と、ということです。その両方の世界が私たちの生命力の維持に必要不可欠な大切なこととして同じ価値を持って存在しているのだと、いつまでも彼らはただ黙ったままそこにいて、しかし静かに教え続けてくれています。
昼の地球と夜の宇宙のように。




あなただけのこの人生の物語を紐解いて歩きましょう。
昼の地球で、夜の宇宙で、丸ごと一日どうぞよい旅を。
cafeprizm sanaでした。


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