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スリランカ人とのコミュニケーションとフードデリバリーの話

副業中の話

ある日、フードデリバリーの副業をしている時にスリランカ料理店に商品を取りに行ったのですが、

入店して、私が配達する商品の番号をお店の人に伝えて、商品を受け取り 「お預かりしました、ありがとうございました。失礼します」と、
お決まりのセリフを言い、店を出ようとすると、従業員のスリランカ人?が「チョット待ッテ!!!」と私を呼び止めました。

私は「あれ?商品もう一袋あるんですか?」とスリランカ人の従業員に尋ねると 、従業員の彼は「電話ヲ代ワッテ」といい

お店の電話を私に預けました。

(何か、いつもと違う面白い事が起きそうだな……)と、思いながら電話を受けとりましたw

フードデリバリーあるある話

フードデリバリーをしていると、 たまにあるトラブルで、 例えば お店で働いている従業員の方が(基本的に、お昼や夕食を「お店の方に配達してもらう」)という使い方を普段している人が、「もう自分のマンションに帰ってしまったのでマンションまで配達してください」というような。

アプリの設定上の住所ではなく、別の住所に配達して下さい。というような依頼の電話やメールなどがあるので、「そういう連絡が、お店の電話に入ったのかな?」と思い、電話にでました。

私「はい、お電話変わりました。ウーバーイーツの配達員です」

とお客さんにお伝えすると、お客さんが

「あの~。持ってきてもらった商品が一つ足りないんだけど」

ということを、私に伝えました。

私は「私が お預かりしている CF 406(←[仮])という商品番号の商品以外にもう一つ注文された商品があるのですか?」

ということをおたずねすると、

「いや、あのね、フードパンダに商品運んでもらったんだけど、商品が一つ足りんのよ」

と、お客さんがいいました。

私は 「…えっと、私は (Uber eats の配達員)ですので、フードパンダの商品をお届けすることができないんですけど」というこちら側の事情を伝えしました。

(配達員の事情としては、[Uber の配達の依頼を受けてお店に商品を取りに来てる]ので、 [自分の GPS 情報が、Uberアプリ越しで(お客さんに私の現在地がわかる状態)になっている]ので、
お客さん側からしたら、「配達員が、お店から自分の家とまったく違う場所に向かっている!!」というクレームの電話などがかかってくるなどのトラブルになってしまうので、
たとえ善意があったとしても、よその商品は配達できないという事情があったりします。)

私「それでは、とりあえずお店に今の状況の確認をいたしますので、お客様 、足りない商品の商品名のほうは、 お分かりになりますか?」と尋ねました

タンドリーチキンが一つ足りない。というお話でしたので、

お客さんに (では、どう対応するのか、ちょっとお店の人と相談しますね)と話してお店の人に事情を伝えると、

スリランカ人の従業員が、

「俺ガ自転車デ、トドケルヨ!!!」

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(↑画像出展:free weve)

と答えてくれたので、

お客さんに「従業員の方が自転車で届けてくれるそうなので、今から配達しますので、お客様のご住所と建物名、そして何かあった際のお電話番号の方を、よろしくお願いします」

ということをお伝えし、

従業員が自分の仕事用の手帳を私に手渡してくれたので、その場でお届け先の住所・電話番号等をメモして、従業員の方に返しました。

そして従業員の方に、「こちらの住所のファミリーマートに着いたら、お客さんに電話するとお客様が取りに来るそうですから、そこのファミリーマートでお客さんに商品を渡してください」ということをお伝えすると、

スリランカ人の従業員が私に iPhone を突然渡してきて、Googleマップのアプリの画面を見せて

「ゴメン!!住所入力シテ」 

と、お願いされましたw

外国人の日本語習得における壁

日本語の会話は出来ても、(漢字の読み書き)に苦戦する外国人は非常に多い。 という事をよく聞きます。

(例) 明日の日曜日は天気予報によると一日中晴れです。日射しが強いので日射病に注意しましょう。

(明日[あ『す』]、日曜日[『にち』よう『び』]、一日(いち『にち』)、日射し[『ひ』ざし]、日射病[『にっ』しゃびょう])……日という漢字だけでも、かなりの読みがあったりしますよね。

このように外国人の方が日本語を勉強しようとしたら、漢字の読み方の多さに苦戦するそうです。

昔、フランス人の友人で格闘技の練習仲間であった人が、
日本で、外国人相手の日本語教員になるために大学で勉強してる時に、
会話が完璧だった彼も「日本語の漢字……ムズカシイ……」と
日本語を書くという事に非常に苦労して、国語の教科書とノートをいつも持ち歩いていた事を思い出して少し微笑ましかったです。

彼の iPhone を借りてGoogleマップに
「大◯1-29-◯◯ ファミリーマート」
と入力して あげると、 その住所を見て彼が

「アリガトウ!!(届け先が)近イネ」
と感謝されましたww

日本人から日本語を聞いて、外国人に日本語で説明するというレア体験との出会いの日

母国以外の国で働くって大変だなって 思った出来事でした。

預かった商品をバイクに積んでいると、自転車で走りながら彼が「アリガトウネ~」と言っていましたww

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