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第1章〜赤坂警察署編 第5犯〜事件後の流れと辱め

まず最初にいつも読んでくれている人たちに感謝します。
Twitterでも逮捕後のことはみんな知らないから、その辺を詳しく書き留めて欲しいとリクエストがありました。

ということでちょっと深めに書いていこうと思います。


逮捕されて48時間内に警察がある程度容疑を固めて検察に送検するかどうかを判断する必要があるので、最初は連続で取調室に呼ばれる。
これを「ヨンパチ拘留」という。

この警察の捜査は48時間以内と決められており
警察は48時間以内に何としても被疑者から事実を聞き出そうと、
場合によっては半ば強引な捜査が行われます。

刑事事件流れ①

参考:https://keiji-pro.com/columns/45/#toc_anchor-1-3

〜ちなみに留置場の部屋の中は禁煙だけど、取り調べ室はタバコ吸い放題だった🚬
今でこそ警察署内は全面禁煙と聞いているけど、
当時は署によって本数制限はあるものの、全国の署内で喫煙できていた。〜

取調室と留置場の往復時にも手錠と腰紐の着用が義務付けられている。

留置場の自室で読書したり話したりしていると
「○番!取り調べ!」
と呼ばれる。

で、手錠と腰紐をつけられて取り調べ室に連行されて事細かに取り調べをされる。

いくつもの書面を作成し、何度も何度も復唱して間違いをなくし、その全部に拇印を押す。

これを調べることがなくなるまで続ける。

こんなのを共犯者全員の意見が一致するまで擦り合わせていく。
もちろん共犯者同士が話すわけにはいかないから
刑事や弁護人を介して事実確認を行っていく。
これが死ぬほどめんどくさい。

あと現場検証もする必要があったので
真昼間の繁華街に行き
手錠をしたまま犯行現場を指差して写真を撮られる。

画像2

衆人環視の中で晒し者になる状況は想像できるだろうか?
今だったらソッコーでSNSにアップされるからたまったもんじゃない汗

さらに検察庁にも呼ばれて検事の取り調べも受ける。
護送バスで各警察署を回って容疑者を拾いながら検事に会いに行くツアー。
これがみんな苦痛だから行くのを嫌がる。

狭い護送バス
ルートによっては乗ってる時間がめちゃくちゃ長い
検察の待合室の椅子が硬い
何より丸一日暇(本も読めない)

取り調べ時間なんて30分もないのに、早朝に出発して夜に帰ってくることもある。

だからみんな一刻も早く検事調べが終わるように素直に話してくるみたい。

ちなみに俺は3か月間の留置所生活で検事調べは4回だけだった。

検事調べが終われば留置所にいる理由はない。

「移管申請」という申請が出され、受理されれば留置所から拘置所に身柄を移される。

そして保釈申請をしない限り裁判終了まで拘置所で生活することになる。

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