見出し画像

トップガン マーヴェリックに出ていた戦闘機を掘り下げてみた!!

こんにちは。
先日「トップガン マーヴェリックの撮影で使われたのは日本のシグマのレンズだった!! 」という記事を投稿しました。

今度はトム・クルーズたち出演者が乗っている「戦闘機」を掘り下げてみました。

劇中で出てくるのが「F-18」と呼ばれる最新型の戦闘機です。こちら、正確には「F/A-18スーパーホーネットE/F」と言うモデルとなります。用語解説としては、Fが対空、Aが対地攻撃、こちらは両方できるということです。

また、E/FはEが単座(一人乗り)でFが複座(二人乗り)で、こちらは2つのモデルがあるということです。

今回、劇中で主に使われているのは「F/A-18スーパーホーネットF」、つまり「二人乗り」の方ですが、それには理由があります。

今回の戦闘機シーンの撮影では、二人乗り機を使って、操縦をプロ(海軍)のパイロットが行い、後席に出演者が座り撮影しているとのことでした。トム・クルーズ以下、パイロットの出演者たちは事前に厳しい訓練プログラムを行い、緊急脱出の方法なども習得した上でコックピットに設定されたカメラで撮影に臨んだそうです。

あの映像、本物なんですね。すごいですよね!

ちなみに今回の撮影用に海軍から提供されている「F/A-18スーパーホーネットF」の機体使用料金は1時間あたり11,374ドル(150万)だそうですよ!

さて、戦闘機の話に戻ります。この「F/A-18スーパーホーネット」は、元々は同じボーイング社が開発した「F/A-18ホーネット」という機種の発展型で、以下のようなあらゆる任務に対応できる、いわゆる「万能機」だそうです。

航空優勢
戦闘護衛
偵察
空中給油
近接航空支援
防空鎮圧
昼夜精密攻

「F/A-18スーパーホーネット」は1983年から運用が開始され、現在もその高い能力から、アメリカ海軍とオーストラリア空軍などで現役で使われています。

でも、この「F/A-18スーパーホーネット」はあくまで「第4世代戦闘機」なんです。劇中にも出てきましたが、現在はさらに性能の良い「第5世代戦闘機」が実用化されています。

最新型の「第5世代戦闘機」のモデルは「F-35C」という戦闘機で、アメリカ海軍でも2015年からすでに実戦配備されているようです。

では、なんで今回「F-35C」ではなかったのか。

理由の一つは「F-35C」は一人乗りで出演者が乗れないことと、それ以前に最新型ということで海軍から許可が下りずに登場しませんでした。

ただ同じ「第5世代戦闘機」として、映画の中では敵国の機体としてロシアのスホーイ社が開発した「Su-57」という戦闘機が出てきます。

この「Su-57」も結構カッコ良いですよね!

さて、36年前の「トップガン」を観ていた方は覚えているかもしれませんが、前作の戦闘機は「F-14A」通称「トムキャット」でした。

前作でトム・クルーズは、劇中、この「F-14A」に乗りまくっていましたが、実は今作にも意外なところで登場します。こちらはネタバレになるので語りませんが、やはり「トムキャット」も良いですよね!
液晶ではなくアナログのスイッチが並んでいるところが当時感を感じます。

「F-14A」はアメリカのグラマン社が開発した艦上戦闘機、すなわち空母から射出可能で、空母自体を守るために作られた戦闘機です。1974年から海軍で実戦配備されていましたが、2006年に引退しています。

これ以外で「SR-72ダークスター」という極超音速戦闘機が劇中に登場しますが、こちらは現在、ロッキード社が開発中のステルスタイプのプロトタイプイメージを使った架空の映像だそうです。

以上「トップガン マーヴェリック」に登場する主な戦闘機に関するお話でした。

それでは。

この記事が参加している募集

スキしてみて

映画館の思い出

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?