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「自分を大切にする」ということとお母さんの一日。

「自分を大切にする」ということ。


それは、
自分がそのときどきで何を感じているかを、
丁寧に見てあげること。


そして、
さらにできることなら、
自分が目の前の事柄や状況に
違和感やモヤモヤを感じているときには、
それをどう心地よい方向に整えられるかを考えて、
行動に移してあげること。


日常の中にも意識してみると
チェックしてみるポイントは色々とある。


例えば、
毎日食べるもの。
本当に食べたいものを、食べたいタイミングで食べているか。


例えば、
毎日着る服。
自分が本当に心地よいと感じる服を着ているか。


例えば、
睡眠。
自分が必要としている分だけの睡眠をとれているか。


例えば、
一日の過ごし方。
その日の予定や行動は自分にとって快適なものか。


まずは、
自分の感覚を無視せずに、
ただ見てあげる。


それが「自分を大切にする」の
最初のステップ。


その結果自分の中に違和感やモヤモヤを感じる
事柄や状況があったなら、
それを自分が心地よく感じられる方向に
少しずつ舵をきっていくのは、
その次のステップ。


その小さな積み重ねが、
「自分を大切にする」の積み重ねが、
毎日を、人生を、
心地良くするために大事なこと。


…………………


でも一方で、
これは実は子育て中のお母さんにとっては、
なかなか難しい。


例えば先ほどあげたような事柄。


日々の食べ物は子どもの食事との兼ね合いで
子供の好き嫌いに合わせたり、
子どもが食べ残したものを食べたり、
食べるタイミングも自分に合わせてというよりは、
子どものお腹が空いたときだったり、
子育ての合間になんとか空いた時間に
慌ててかき込む、みたいな時もある。


服装も、
自分が着たいものを着ればいいというものでもなく、
子どもが小さければ小さいほど、
一緒に行動していると汚れる可能性を踏まえて
汚れてもいいような服を選んだり、
常に動きやすい服装を心がけたりせざるを得なかったり。


睡眠も、
やっぱり子どもが小さければ小さいほど、
夜になっても夜間授乳や夜泣きの対応で
長時間眠れなかったり、
どんなに疲れていても
休みたいタイミングで休めなかったり。


一日の過ごし方だって、
あまり外に出たくない気分の日でも、
子どもの体力が有り余っているので
公園や児童館に連れて行かなければいけなかったり、
子どもの突然の体調不良で対応に追われたり。


日頃からあえて意識をしていないと、
一気に子育てのペースに
自分自身を持っていかれてしまう。


むしろ意識をしていても、
子どもに合わせざるを得ないこともある。


実際私自身も、
育児ノイローゼに陥っていた頃はもちろん、
そこから回復した後何年も経った今でも、
子どもたちのことを考えて
あえて子どもの都合やペースに合わせるときもある。


そして、
そうやって子どものために
最善を尽くすことは、
もちろん悪いことではない。


むしろそんなときは、
「私ってば、子どものために頑張っていて偉い!」と
お母さんはぜひ自分を労ってあげてほしい。


でもやっぱり、
すべてを子ども優先にして、
お母さんが自分のことを常に後回しにしてしまうと、
それは心がしんどくなってしまうから…


子育て中のお母さんも、
「自分を大切にする」ことを
できる範囲から、ゆっくりと、
急がず焦らずやってみてほしいなと思います。


日々忙しいお母さんが
子育てをしながら「自分を大切にする」ためのポイント、
また少しずつご紹介できればと思います。

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