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第2作品「表情であそぶ」カードゲーム開発の記録 Part3

PRINT PLAY!(プリントプレイ)が開発中のアナログゲームのご報告「Part3」です。こちらで最後のご報告となります。

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ついに30種類の表情が完成!

「Part1」「Part2」から試行錯誤を繰り返し...ついに表情が30種類完成しました!

1ヶ月以上期間が空いてしまいましたが、実際に子供と一緒にテストプレイをしたり、大人だけで遊んでみて、あまりに似ている表情や演じることが難しい表情を最後まで調整しました。理想の表情を30ぴき制作するのには時間がかかりましたが、どれも個性的な表情ができたと思います。

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(写真の丸で囲ったカードはテストプレイ段階で表情の演じ分けが難しかった箇所です。プレイヤーが思いっきり表情を演じられるように似すぎている表情を避けて、よりわかりやすい表現に調整しました。)

表情を細かく調整していくうえで、難しかったのがゲームの序盤。カルタと同じでゲームの終盤に近づくほど、瞬間的にどの札を取れば良いのかわかるのですが、序盤でテンポよく札を取ってもらうにはある程度わかりやすい表情にすることが重要でした。「目」や「口」に特徴がある表情を加えて、明確でわかりやすく楽しめるイラストになったかなと思います。

ネーミング決定!その名も「30ぴきのこぶた」!

そしていよいよネーミングが決定しました!その名も「30ぴきのこぶた」!30ぴきのこぶた、それぞれに思い入れがあるのでぜひ思いっきり演じていただけるとうれしいです。

「表情カルタ」というキャッチもゲーム性を端的に表現できていると思ったので併記するかたちで採用しました。

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カードの色分けをデザインに取り入れる

開発当初はすべてイラストを同じ色のデザインにしてゲームの肝である「表情」を際立たせることを想定していました。しかし、実際にプレイをしてみると、自分が演じている表情の札が場のどこにあるのか探しづらかったり、子どもにとっては同じようなカードが並び、圧巻される場面もありました。(それだけであそぶ気力を失ってしまうことも...)

そこでカードに色を配することにしました!プレイ中のにぎやかさを彩ってくれます。また、お子様とプレイされる場合にヒントとして「何色の表情」ということを子どもに伝えたりできるようにもなりました。この表現により、カードゲームとしての魅力がぐっと広がった気がします。

つくるもの

カートゥーン調に合う10色の配色でゲームの世界観を演出させます。

縛られすぎない柔軟な「あそびかた」

ルールに関しては表情カード(取り札)をたくさん取れた人が勝ちという基本的なあそびかたは固定しつつも、展開したあそびかたを許容することがこのゲームの最適なカタチになると考えました。

「友達と一緒にワイワイ楽しみたい方」「家族で子どもと一緒に楽しみたい方」「はじめましての人と楽しみたい方」...さまざまなシーンに対応できる柔軟性がこのカードゲームの魅力の1つです。

あそびかた

基本的なあそびかたは下記の流れです。

あそびかた
1. 演者は読み札を1枚めくり、読み札の表情を演じます
2. 他のプレイヤーは演者がどの表情を演じているのかを推測して、取り札を取ります
3. 取り札を1番早く取れたプレイヤーが取り札(ポイント)を獲得できます

だれがいちばん?
読み札がなくなるまでこの流れを繰り返し、最後にいちばん多く取り札(ポイント)を集めた人が勝ちです。

この時、誰が「演者」をやるのか?という視点で考えるといろいろなあそびかたが考えられます。下記の1がスタンダードですが、2や3のあそびかたも可能です。

1. 演者を順番で交代する(基本)

プレイヤーが順番に交代しながら演者をします。もっとも平等なルールでプレイヤー全員が等しく表情を演じることができます。

2. 演者を1人決めて、他のプレイヤーで競う

演者になる人を決めることで、プレイヤーは取り札を取ることに集中できます。表情を演じたい人や当てたい人が明確にいるときや参加人数が多いときにオススメです。子どもと一緒にプレイしていて「僕が表情やりたい!」「今度は当てたい!」というシーンにも役立ちます。

3. 表情カードを取った人が次の演者をする

表情カードを取れた人が次の親になることを繰り返します。親になると表情カードを取ることはできないので、終盤まで誰が勝つのかわからないゲームバランスの取れた展開が期待できます。

このようにさまざまなあそびかたで楽しめるように設定しました!勝ち負けも重要ですがパーティーゲームとして、シーンに合わせて楽しむことも大切に考えました。

もちろん、おうちで楽しく簡単につくれます

おうちの家庭用プリンターで楽しくつくるために考慮した点は、第1作品のリスさんのおいでおいでゲームの経験も活かしています。数ミリの印刷のズレが起こることを前提にしており、断ち切りのないカードデザインに仕上げています。

カットイメージ

第2作品としてついにリリース!

「30ぴきのこぶた」はこのように生まれました。みなさまに遊んでいただけると大変うれしく思います!

販売情報はnoteとtwitterで更新させていただきますのでよろしくお願いいたします!

https://twitter.com/PrintPlayinfo

第1作品「リスさんのおいでおいでゲーム」はこちら

「リスさんのおいでおいでゲーム」の誕生秘話はこちら

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