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その場所でなくてはならない人になる

以前私が人材コーディネーターをしていたころは、

女性活躍が叫ばれながらも

「20代から30代の女性がいい」
「正社員でなければいけない」

いわゆる「なんでもできて気遣いのある若い女性」
(当時の私の心の声:そんなのなかなかいない)

というのが主流だった。

そんな時に、
「40代の主婦」⇒ え?40代?と必ず聞き返された頃
「子供が高校卒業するあと2、3年は4時半くらいまでの時短で働きたい」ででも「絶対戦力になる」と思った

そんな女性をある企業に紹介。

なぜか、正社員でなければいけないので時短は難しい
なぜか、年齢が若い方がいいという
社長が持っている条件を何度も何度も交渉して、
少しずつ少しずつ条件を広げていただいてなんとか採用になった。

それでもしばらくは

何度か社長の話を聞きに行き、
その紹介した女性の様子をみにいって相談にも乗ったりした。

どんな場所で働いても100%満足なんてない。
ないからこそ、みんな努力して、自分の居場所を作っていく。

あれから7年くらいかな?

そんな彼女が、今、その場所でとても活躍していて、その企業になくてはならない存在になっていることを聞いた。

それは、何よりもうれしい報告。

仕事ってすぐに成果がでるかどうかはわからないけど
特に“人”を相手にする仕事は自分の思いとは別の化学反応を起こすことも多々ある。

だからこそ
こんな風に関わった人が、何年もたって、活躍している。
その場所でなくてはならない人になっている。

そんな報告を聞くと、私自身のテンションも上がる。

すぐに成果は出なくても、1年後?3年後?5年後?10年後と自分の関わったことに対するいい成果を聴くことができることは
とても幸せなことだと思う。

この経験、そして今回のこの報告もまた私にとって宝物

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