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西丹沢縦走

《山行概要》
西丹沢ビジターセンター(05:40)⇨檜洞丸山頂(07:00)⇨犬越路(08:00)⇨大室山山頂(09:10)⇨加入道山山頂(09:40)⇨畦ヶ丸山頂(10:40)⇨西丹沢ビジターセンター(11:40)

総距離:24.5km
累積標高:2,268m / 2,246m
日付:2021年12月21日

山行地図(注1)

東京はあまり登山のイメージはないかもしれませんが、実は、都心から公共交通機関で2時間以内に数々の名峰を擁する指折りの山域があること、また、高速道路や鉄道を使えば、南北中央アルプスへのアクセスは抜群。一年を通じ、それぞれの季節、ありとあらゆるジャンルの山遊びをするのに至便の位置にあります。

都心近くの主だった山域には、高尾陣馬、奥多摩、箱根そして丹沢などがあります。今回はその丹沢の中でも、西丹沢と呼ばれる山域の峰々を縦走します。

今回のルートは、神奈川県立西丹沢ビジターセンターを起点とし、雄大な富士山を眺めながら西丹沢の名峰檜洞丸、大室山そして畦ヶ丸を縦走し、西丹沢ビジターセンターに戻る周回コースです。西丹沢の素晴らしさを存分に味わうことができる、贅沢コースです。

天気のいい日に高尾山山頂から富士山方面を望むと、富士山から左の方向に見えるのが丹沢の峰々。とりわけ富士山のすぐ左に、存在感抜群の綺麗な三角形の頂がありますが、これが大室山。さらに左に目をやると一段と低い位置に峠が見えますが、ここが犬越路。写真には写っていませんが、さらに左方向に檜洞丸が鎮座します。

前日に予想天気図と睨めっこし、早朝はすっきりとした快晴になると判断。ただし、放射冷却で厳しい冷え込みになること、また、気圧配置から風が若干強めになる恐れがあるため、極寒でも安全に行動できるウェアを着用。そして、頂上からの絶景を眺めながら、憩いのひとときのお供に、断熱保温水筒に熱いミルクティーを入れてバックパックに忍ばせます。

ここを歩くときは、檜洞丸途中ツツジ新道にある眺望スポットから朝日に照らされる夜明けの富士山をどうしても見たいので、未明に車で自宅を出発し、日の出の時刻に合わせて登山開始。狙い通り、素晴らしい富士山の眺めにあずかることができました。ここから望む富士山は、人工物がほとんど見えないところが特に素晴らしい。

檜洞丸頂上でしばし休憩。ここから犬越路までは、視界が大きくひらけてまるで空を飛んでいるかのような極上のスカイトレイル。大室山への登りも、大きな富士山が見放題。

その後も、富士山に見守られながら、秀峰畦ヶ丸を経由し、山をくだります。夏の緑の盛りの時期であれば、本棚下棚という美しい滝に寄るところですが、この時期は冬枯れしていることが多いので寄り道せずに西丹沢ビジターセンターにゴール。この時期ならではの、富士の絶景を堪能しました。


(今回の山行の写真ではありません)高尾山山頂から、富士山方面。富士山は向かって左手に丹沢、右手に道志山塊を従えています。
(今回の山行の写真ではありません)今回は犬越路からの大室山や加入道山を含む、西丹沢の名峰を巡ります。
西丹沢ビジターセンターを出発。
ゴーラ沢出会に到着。渡渉し、ツツジ新道にとりつきます。ここから檜洞丸までは急登です。
日の出の時間になりました。太陽が、富士山を明るく照らします。
ツツジ新道の富士山眺望スポットから。ここから眺める富士山は、人工物がほとんど見えないことが素晴らしい。
朝日に照らされる、相模湾の遠景。
檜洞丸山頂に到着。富士山を眺めながら、しばし休憩。
気温は氷点下10℃。すごく寒いですが、バッチリ準備してきたので大丈夫です。
檜洞丸を出発。ここから大室山までは、極上のスカイトレイル。奥に見える一番高い頂が大室山。
大室山への登りも眺めが抜群。大きな富士山に見守られながら、順調にあゆみを進めます。
大室山に到着。山頂は眺望はありませんが、少し手前に眺めのいい休憩スペースがあり、ベンチに座って、持ってきたホットミルクティーで一服。
加入道山途中のトレイルから、太陽に照らされた相模湾。遠く(伊豆)大島も見えます。
秀峰畦ヶ丸に到着。ここから下山開始。
そして、西丹沢ビジターセンター裏の吊り橋にゴール。天気に恵まれて、素晴らしい山登りになりました。


(注1)
《国土地理院コンテンツ利用規約に基づく表示》

出典:国土地理院ウェブサイト(地理院地図:電子国土Web)

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