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高尾歳時記:番外編 奥多摩 大岳山 2023年12月3日(日)

本日は東北地方を低気圧が通過する予報で、東北北陸は天気が不安定になるとのことでしたが、南関東は概ね晴れの予報。また、等圧線の間隔が広く風の心配はほとんどありませんでしたが、夜間の放射冷却で早朝はかなりの冷え込みが見込まれました。

今日好天であれば、大岳山に行こうと決めていました。今年何度か行ったのですが、残念ながら天気にあまり恵まれず、山頂からの景色は毎回お預けになっていました。

天気に問題はなさそうだったので、夜明け前に自宅を出発。やはり冷え込みは厳しく、午前6時半のJR奥多摩駅前の気温は零下2℃。極寒ですが、準備はバッチリしてきたのと、予想に違わず風がほとんどなかったので大丈夫です。

道中運転しながら高速道路で空を見上げると、若干の雲がかかり、星が一部しか見えなかったので少々心配したのですが、夜が明けると空は快晴。幸先いい予感。

駅前で入念にストレッチして、出発です。

山行地図(注1)

JR奥多摩駅(07:00)⇨鋸山山頂(08:20)⇨大岳山山頂(09:20)⇨御岳山山頂(10:20)⇨ケーブル下バス停(11:00)

早朝のJR奥多摩駅を出発。気温は零度を下回り、極寒ですがバッチリ準備してきたので大丈夫です。
愛宕神社へと上がる参道途中の名物階段。今日は天気に恵まれ幸先良さそう。いい予感を胸に、元気に登ります。
ご来光!
植林の森をあがります。
空を見上げてパチリ。
植林の森の向こうに雑木林が見えます。紅葉はほぼ終わりでしたが、針葉樹のシルエットの向こうに、秋の名残の姿が見えました。
のこぎり尾根は切り立った峻険な尾根道ですが、道はよく歩きやすい。この時期木々は葉を落としていますが、その分遠方の視界がきいて、この尾根がどれだけ急峻か、直に目視することができます。
ここは黄葉したミズナラの幼木が地面を彩って、神秘的な雰囲気でした。
鋸山のこぎりやま山頂に到着!順調です。
鋸山から大岳山へと向かう稜線は、春から秋は木々が葉をつけているので遠景はあまり望めません。ですが、この時期は枝の隙間から遠くを望むことができます。
早速富士山がお出迎えしてくれました。ずっと大岳山まで、富士山がエスコートしてくれます。
木々はすっかり葉を落として尾根道は冬の風情ですが、ここは南向きのトレイルで日差しが暖かく、今日は風もないので心地いい。ずっと富士山に見守られながら、ご機嫌で大岳山へと歩みを進めます。
大岳山山頂に到着!そして…。
素晴らしい絶景です。快晴の青空ですが、空の低いところに雲がたなびいているのも景色に趣を与え、素晴らしい。
はい、もう文句なしですね。なんて素敵なんでしょう。
大岳山山頂から、御前山方面。
写真中央から少し右のほう手前の正三角形の山容の山が御前山。その左奥にそびえるのが三頭山。さらに奥は雲取山から大菩薩嶺まで望むことができます。
同じく大岳山山頂から、丹沢主脈方面。大室山、檜洞丸、蛭ヶ岳、丹沢山ならびに大山などの、丹沢のスターたちが一望です。
ご機嫌で山頂をあとにします。
大嶽神社の狛犬。
大嶽神社の狛犬は狼であることはよく知られていますが、この、ディテールを省いたぬいぐるみチックな愛らしいルックスで、大人気です。
御岳山周辺の紅葉はほぼ終わっていましたが、若干残っていました。
黄葉と紅葉が青空に映えてきれいです。
名残の紅葉。もう12月ですもんね。残っていてくれたことがありがたいです。
御嶽神社直下のこのカエデの黄葉はきれいでした。
御嶽神社にお参り。せっかくきたので、境内をゆっくりと散策。
御岳山の山頂は、御嶽神社の境内の奥にあります。
ご機嫌で山をくだって、ケーブル下からバスに乗車。JR御嶽駅にゴール。
御嶽駅前のモミジの紅葉はちょうど見頃でした。
天気に恵まれ、素晴らしい山登りでした。

(注1)
《国土地理院コンテンツ利用規約に基づく表示》

出典:国土地理院ウェブサイト(地理院地図:電子国土Web)
GPSデータに基づく軌跡を描線。



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