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第2話:登園自粛の1歳児と完全リモート入社の巻

2歳児の「イヤなの~!」が毎時違うガチャ状態なので、攻略法とかないわこれと地獄の門が開く音がする筆者です。

前回の記事はこちら


さて、リモート入社ではじまった、育て人・働き人としての続きをお話したいと思います。ここで入社当時の1歳児スペックを紹介します。


① 昼寝は昼・夕2回(1時間半~45分ずつ)。
② 昼寝は抱っこかおんぶ(30分未満)じゃないと寝ない。ちなみに横になってトントンはギャン泣き(1時間以上)
③ 離乳完了。ただし離乳食完了期のため大人より薄味・柔らか目
④ 伝い歩きはじめました
⑤ 後追い
⑥ 夜寝かしつけた後2~3時間後に一次起床(ここはトントンで寝る)
⑦ 夜中に起きることはほぼない


我が家は、私がフルタイムで社会復帰すると決めた時、家事育児の主担当を交代することにしました。段々と移行しようと思っていたのですが、まさか緊急事態宣言で登園自粛にまで至るとは読めておらず、入社1~2か月にいきなりがっつり夫がメイン担当にならざる負えませんでした。離乳食は何とか作り置きやパウチで対応できても、寝かしつけがどうしても困難でした。まだ歩かなかった我が子とは公園で遊ぶこともできないため、1日中家の中で読み聞かせをしていた夫の声がカスカスに枯れていたのを覚えています。


入社直後(登園自粛期)の1日タイムスケジュール

5:00~7:00 1歳児起床
09:00         出勤~リモート研修①
12:00         おとな昼ごはん作る + おんぶで寝かしつけ
12:40         寝かしつけ完了。昼ごはん。
13:00         リモート研修②
17:00         日記を書いて退勤
17:00         離乳食・夕飯
20:30         寝かしつけ①
21:30         大人ごはん+お風呂
22:30         寝かしつけ②


息子をおんぶしながら昼ご飯を作っていた時のバタバタさはよく覚えています。夫は朝と夕方に人のいない川沿いを抱っこ紐で散歩していました。汗ぐっしょりの肩バキバキです。息子がお昼寝から起きた後は、おやつをあげたりしていましたが、約半年後に夫は料理を覚えて、今では献立含めて料理もメイン担当していますのでとても助かります。コツコツはやがて芽を出し花が咲く。


入社後安心してなじめたポイント

・フレックスタイム制
・育児で都度離席の許可
・有給前借りOK
・夫がいわゆる主夫となったが、白い目でみられることがなかった
・むしろ夫に育児負担が掛かりすぎることを代表自ら心配してくれた
・職務範囲を限定せず時間の管理や裁量ある仕事を任せてもらえた
・振り返り日記にメンターが毎日コメントをくれ励ましてくれた


制度として、フレックスタイムだったことがとても大きいですが、やはり自信を無くしていたので個人の背景を理解して徐々に力を発揮すればよいですよ、出来る範囲で裁量ある仕事やってみてくださいと背中を押してもらえたことが、最も安心できました。

育児をしていると社会と隔離されたような瞬間に陥ることがあり、社会への役立たなさを自覚し、自信をふっと失う感覚があります。ましてや長年居た元の職場に戻るのではなく、転職をした見知らぬ人たちの中で、育児を理由にあの人は制約があるからできないんじゃない?という目線でみられる怖さがありました。


入社直後に、1冊の本が送られてきました。
「代表より読んでみてください」という付箋が付いていて、私はそれをよく覚えています。

「女性が自信をもって活躍するために~「ジェンダーバイアス」と「自信」~ / パク・スックチャ

という記事でした。そこで語られていたのは指導的地位に就く女性の少なさや女性のキャリア意識の低さを、海外の状況を含め多面的にみると、女性自身が持つ「ジェンダー・バイアス」と「自信のなさ」が一番の理由だという記事でした。すなわち、あれよあれよと知らぬうちに自分自身で「できない」と思い込んでしまうというのです。そうさせる環境になっているということもかかれていました。入社直後の新入社員に読んでみてと代表直々に贈られることで、あたらしい働き方をすることを肯定されているような明るい気持になったのを覚えています。ちなみに、ジェンダーバイアスについては昔から興味があり、有名ですが「リーン・イン」(FacebookのCOOが書いた)という本もおすすめです。


今回はこのへんで。次回は実際に業務にどう慣れていったのかの話が出来ればと思います。バリバリのおせんべい待機してしばしお待ちを。つづけ。


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