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いざ、桜島へ。

前回の続きです。


余計な一言

 港で桜島の姿を望んだあと、市内を少しばかり歩いた。
 ホテルに帰ったのは、出発予定のわずか30分前だった。
 悪いことに、ホテルに帰った時には汗だくになっていた。

久しぶりの鹿児島に思わず気持ちが高揚して、思いのほか歩き回ってしまった。

 とりあえず、急いでシャワーを浴びて一息ついて待ち合わせ時間に間に合った。
 くだんの主がレンタカーを手配しているので、それでひとまず桜島フェリーの乗り場に向かう。
 ホテルから乗り場までは10分ほど。
 ちなみに運転は委員長で、私は助手席でナビ😐
 ナビしながら「本当は、俺が運転するべきだろうな😑」と思ったが、黙っておく・・・。
 出し抜けに後部座席から、主の抜けた声がした。

「てっきり行堂が運転するもんじゃ、ばぁ思っとった😐」

桜島フェリー

 鹿児島・錦江湾と言えば、桜島フェリーは外せない。
 鹿児島港と対岸の桜島港を約15分で結んでくれる。しかも24時間営業。

 鹿児島港から乗船する場合は誘導に従って乗船するだけで良い。
 徒歩乗船客も同じ。
 桜島港についてから、運賃を支払うようになっている。
 桜島港から乗船する場合は、その逆。
 鹿児島港では、誘導に従って下船するだけ。
 至ってシンプルで、初見でもわかりやすい。

 さて、乗船すると早速オープンデッキへ。
 というのも、さっき余計な一言を投げてきた現場の主ドノが、

「名物のうどんを食いたいけぇ😋」

 と、ソリオ(借りたレンタカーのこと)の後部座席に乗り込む前から、テンション爆上がりだったため。

「期待値がムダに上がりすぎて、後で意味も無くガッカリするで😐」
「ソフトの試合を見に行くのが目的で。自分😒」
 何を言っても、目がランランと輝いている。
 行堂、なだめるのを諦める(。・ω・。)
 諦めて、オープンデッキから周りを見渡す。

『第十六櫻島丸』

 桜島発の『第十六櫻島丸』がちょうど入港してきた。
 それと入れ替わるように、私たちが乗船した船が出港していく。

こういう、どことなく無骨な雰囲気が幼い頃から妙に好きだった。
あっという間に離岸していく。
奥に聳えるガラス張りのビルが、金生町の鹿児島銀行本店。

 出港してすぐに『かごしま水族館』と、見るからに厳つい艦が姿を現す。

『あきづき』型護衛艦
艦名は??

 たまたま入港していたのに遭遇できて、ラッキーだった😄
 後部にはヘリの姿も見えたので、一般公開をするのかもしれない。

行堂はうどんではなく、このフネにテンション爆上がり。
よく見ると、艦番号『115』
ネームシップの『あきづき』でした。隣にもう一隻・・・。
訓練支援艦『くろべ』
大ベテランですね・・・。

 2隻の自衛艦に思わずテンションが上がったところで、件の主がデッキに上がってきた。あからさまに肩を落としている。

「まだ店が開いてなかった・・・(/_;)」

 そんな主はおいておいて、11年半ぶりの錦江湾はやはり清々しい光景を私に映し出してくれた。

マルエーフェリーの大型貨客船
船名はここからでは分からない・・・。
どこかのクルーズ客船も停泊しています。
どの写真を見ても、海も空も青い。

 写真を撮りながら、錦江湾の景色に見とれていると、あっという間に櫻島港に到着する。
 到着前にソリオに戻る。
 やっぱり、運転はしません・・・。
 ちなみに、件の主は無事にうどんにありつく事ができました・・・。

到着が近い桜島港
同じ鹿児島市内なのに、全く別世界。
大会会場のグラウンドに到着。
桜島は目と鼻の先。ちなみに、港からもすぐ近し。

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