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宅配や配膳を用途としたサービスロボット市場が拡大する

デロイトトーマツミック経済研究所が6月13日にリリースした「サービスロボットソリューション市場展望【法人向け編】」の資料の一部が公開されていました。

用途別サービスロボットソリューション市場推移の予測なんですけど、運搬に関して、ものすごい伸び率だったので、取り上げてみます。

運搬を目的としたサービスロボットに関しては、日本全国で実証実験が繰り広げられています。

2023年度以降の改正道路交通法施行に合わせて、宅配ロボットを利用したサービスの開始が見込まれるため、各社我先にと様々なPoCが行われています。

法律の改正に合わせて、エビデンスとなる有益な実証実験が進むのことは良いことだと思うのですが、なかなかスピードが遅いなと、イノベーションを阻害してるんじゃないかなと感じます。

サービス業は、デジタル化によって人件費削減やサービスレベルの向上など、メリットが高い一方で、初期投資の壁が課題だと思います。

このあたりのデジタル技術と初期投資と投資回収のバランスが整うのは、少し先なんじゃないですかね。

日本の技術の浸透というか、社会実装には、階段式に積み上げていく傾向にあって、諸外国のようにエクスポネンシャル思考で指数関数的に市場が拡大していかないのではないでしょうか。

でも、悲観的になっているわけではなくて、世の中に技術が浸透していくためのハブとなる法改正やサービスができると、この予想を上回る結果になるんじゃないですかね。

いずれにしても、興味深いグラフでした。


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