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LPWANって何?ビジネスにどう役立つの?

LPWANとは、(Low Power Wide Area Network)の略称で、低消費電力かつ遠距離通信を目的とした規格のことです。

通信距離は10km以上で、今までよりも飛躍的に拡大されました。
欠点としては通信速度の遅さが挙げられます。

通信速度を比較すると、Wi-Fiがおよそ1Gbps、LTE通信が300Mbps程度ですが、LPWANは250kbpsぐらいです。

LPWANにはライセンスが必要なものと、そうでないものが二種類存在します。
ライセンスが必要なものとしては、LoRAWANやSigFoxがあります。

こちらは遠隔通信が可能ですが、インターネットに接続することができません。
対して、LTECat.M1やNB-IoTはインターネット接続が可能ですが、ライセンスの取得が必須となっています。

ライセンス、無線局免許を取得するためには、無線局の開設目的や設置場所、使用する無線機の工事設計などを国に申請して認められることが必要です。

LPWANは、今までのスマホやパソコンといったような端末ではなく、IoT(Internet of Things、モノのインターネット)に使われることが想定されています。

具体的な実例としては、大きな農園での気温や湿度を低コストで効率的に取得することだったり、高齢者の安全確認のために家電やドアに取り付けた機器と通信することで、どの時間帯に起きているかや、どれくらいの頻度で外に出ているかがわかったりします。

ではビジネスに活用する場合、どういったシーンがあるでしょうか?

LPWANの特徴を顧みると、やはり大量のデータを遠くから低コストで集めたり送信したりすることに長けています。

なので、物流トラックの位置や配送状況の確認の最適化であったり、こどもの登下校での位置情報を活用した見守りアプリであったり、そういったデータ管理を一括して引き受け、顧客のニーズにあったサービス展開などが望めるでしょう。



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