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DX(デジタルトランスフォーメーション)の失敗事例あれこれ

DX(デジタルトランスフォーメーション)は、成功事例が取り上げられたり注目を集める傾向にありますが、実は失敗事例もそれなりに、いや、かなり存在しています。

よくあるDXの失敗事例といえば、経営層がコミットしていないケースが代表的です。
経営層がコミットしていない、つまり経営陣がデジタルトランスフォーメーションの取り組みに積極的な関わりを見せないケースが失敗事例になりやすいといえます。

というのも、DXは現場だけで取り組むものではなく、組織が一丸となって取り組むことが成功の前提条件にあります。

経営層が取り組みに消極的だったり、あまり乗り気でない様子だと、現場は温度差を感じたり冷めてしまいがちです。

そういう現場と経営層のギャップが失敗の原因になるので、デジタルトランスフォーメーションを本気で成功させたいなら経営層は積極性を見せてコミットすべきです。

デジタル化が目的になっている、これもよくある話で肝に銘じておきたい失敗事例のひとつです。

デジタルトランスフォーメーションは、業務のデジタル化が最終的な目的ではなく、デジタル化はあくまでも通過点に過ぎないです。

大事なのはデジタル化によって何ができるか、何をするか考えて取り組み、そして新たな価値を生み出したり人々の生活に変化をもたらすことです。

デジタル化のその先にあるものを見据えて取り組むことこそが、DXにおいて重要なことだと分かります。

横展開を視野に入れていないのも、やはりDXの失敗事例の定番です。
横展開はビジネスを取り巻く環境の変化に柔軟性をもたらしたり、素早く対応することにも繋がる重要なポイントです。

また、収集したデータの有効活用だったり、垣根を超えた連携や相乗的なビジネス展開に発展します。

横展開を視野に入れていないDXは、その価値を引き出せないどころか捨てているようなものですから、失敗しても不思議ではないです。



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