デジタルトランスフォーメーション(DX)#13 学校教育のDX

学校と保護者の間でのハンコのやり取りを見直すなど、連絡手段をデジタル化していく方針を文部科学省が明らかにし、教育委員会などへ通知されました。

萩生田文科大臣:
「通知では保護者で多用されている認め印の効力はそもそも限定的であることを示したうえで、具体の方策や留意点などをまとめています」

学校にもDXの波が押し寄せています。

学校と保護者のやり取りでハンコをなくすなど、デジタル化を進めるよう全国の教育委員会などに文科省から通知されたようなので、デジタル化へ一歩前進するのでしょう。
多くの学校では、子どもが持ち帰った提出物にハンコを押し、保護者が確認するフローが、今回の通知によって、確認のための押印をなくしたり、欠席や遅刻の連絡をインターネット上で行ったりすることなどが示されています。

デジタル化を進めることで保護者の負担を減らし、学校の業務効率化につなげたいという考えです。

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学校・保護者等間の連絡手段をデジタル化する具体のイメージ
(メール配信システムなどのツールが何もない場合、学校⇒家庭への一方向のみのメール配信システムなどが導入されている場合)資料:文部科学省

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(端末環境に含まれる機能等を利用する場合)資料:文部科学省

これまでは、ITリテラシーが低い側に制度を合わせてきたと思います。
脱ハンコの時流を酌むと、必要な施策であり、多くの方の満足に繋がります。

これまでは、声をあげないマジョリティーが、声の大きいマイノリティーに従わないといけない構造でしたが、こういったものを機に、徐々に社会が変わっていくのではないでしょうか。

そのきっかけになるかも知れないですね。


ちょっと話題は変わりますが、こんなニュースがありました ↓

Sansanは2020年7月7日、同社の法人向け名刺管理サービス「Sansan」を経済産業省が導入したと発表しました。今回のサービス導入は、経産省が「Society 5.0」の実現を目指して推進するデジタルトランスフォーメーション(DX)の一環。約4,000人の経産省職員が、名刺のデジタル管理機能に加え、同サービスの「オンライン名刺」機能を利用します。

政府も率先してDX化を進めています。
名刺は、もはや紙である必要がないですよね。
まずはデジタル化してみないと、何が便利で何が不便なのか、体験できないと思います。

こういった事例が蓄積されると、私の講演資料にも反映できて、多くの方にDXの本質が伝えられると思います。

今から、次の講演(11月)に向けて、資料作成です。

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