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広報部門と事業部門でプレスリリースの在り方が異なる問題
企業が情報を伝える媒体は、インターネットの普及に伴って増えました。
プレスリリースを書いてメディアに取り上げられなければ、周知できないというわけではない時代です。
それでも、プレスリリースはなくなりません。
今でもメディアの編集者や記者は、プレスリリースの内容をチェックして、取り上げるべき企業の情報を探しているのです。
広報の仕事をしていると、現場と広報で温度感が違うことがよくあります。
プロダクトアウトの発想とマーケットインの発想くらい、大きく異なります。
現場担当者は、自分たちのやった成果を軸に考えますし、正確性をやたらと求めてきます。
一方で、広報はどうやったらメディアに取り上げてもらえるか、どうやったら拡散されるか、みんなにわかり易い内容になるのかを軸に考えます。
広報は、「広く報じて広報」と書くのに、一部のひとにしか伝わらないものを良しとする担当がいると筆が進まくなることがしばしば。
単純にわかり易ければ良いだけではなく、自分がメディア側だったらという視点に立って、「あ、面白そう」という内容のものを書かないといけないと思うのです。
プレスリリースを構成する観点として、「新規性」「希少価値」「可用性」「将来性」「時流」「話題性」などの要素を加えることで、メディアの目を引く内容になるとよく言われています。
この中でも、個人的には「時流」が重要だと思っています。
いまでは、DX時代の~とか、サスティナブル~とか、働き方改革を~などに絡めた情報をよく目にします。
それだけだと面白味がないし、わかりづらいので、数字(○○%向上、○○割削減、○○人が参加、等)をもってくるとリードとしては完璧です。
プレスリリースはメディアを意識することからはじめると良いと言います。
私もそうですが、広報を担当されている方は、メディア視点でプレスリリースを書くと良いですし、このプレスすごいというものをストックしておくと何かの時に役立つと思います。
いずれにしても広報と現場担当者のコミュニケーション次第ということですかね。協力体制がしっかりできている企業は、プレスリリースの内容も素晴らしものが多い気がしています。
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