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デジタルトランスフォーメーション(DX)

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デジタルトランスフォーメーション(DX)についての自身のコラムをまとめています。
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#人材育成

DXの課題は人材不足だということが分かる調査

帝国データバンクが公表した、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進に関する企業の意識調査の結果を見てみました。 この調査の有効回答企業数は11,621社なので、かなり信憑性が高いと思われます。 今では、これだけDXという言葉がバズワード化されていて、あらゆるビジネス系コンテンツでその名前を聞かない日がないというのに、DXについてどの程度理解して取り組んでいるかを調査で尋ねたところ、 「言葉の意味を理解し、 取り組んでいる」と回答した企業は15.5%だったようです。 日

自治体DXを推進するために外部からどんな人材を確保すれば良いのか

自治体のDXのお手伝いする機会があり、どんなスキルセットというか人材が必要なのかを整理していたところ、総務省や経産省に使えそうなデータはいろいろ落ちていますが、今日は総務省の資料を紹介します。 自治体DXの外部人材スキル標準について書かれた資料が分かりすかったですね。 自治体DX推進に必要とされる人材像を4つに分類していて、それぞれが備えることが望ましいスキル等を記載しています。 各自治体が、4つの人材像全てについて外部人材を任用することを想定しているわけではなく、それぞ

DX人材を育成する前に知っておきたいDXリテラシー

DX人材を育成することは、多くの企業での課題となっています。 移り変わっていく世の中に対応するためには、これを育成して高度な情報社会に立ち向かえるようにしておくことが重要です。 しかし、やり方を間違えてしまえば効果的な育成を期待することができません。実施する前にはDXリテラシーの確認から行っておく必要があります。 類似する言葉にITリテラシーがありますが、こちらはIT知識を持って活用できる状態をあらわしていると知っているはずです。 DXリテラシーもほとんど同じだと思うか

DX人材の育成は、スキルと同等にマインドセットが重要

ますます変化が激しくなっている企業経営や市場において、デジタル技術を活用して変革をもたらすことをDXと呼び、DXを実践すれば企業経営や営業活動がより良好になるだけではなく、社会や顧客などに対しても広く良い作用が与えられます。 DXを実現させて新たなる企業経営などを展開させる上で大切なのはデジタル技術に纏わる基礎知識が挙げられ、具体的にはアプリやウェブなどです。 さらに、アプリやウェブなどはユーザーが利用する特性上使い心地を左右するデザインなどもスキル変革による効果のために

DX 先進企業へのヒアリング調査から見る、DX推進のヒント

DXを進めるにあたって、何から手を付ければいいの?、何をすればDXになるの?と迷う方も多いと思います。 そこで、参考にしていただきたいのが、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が公開したDX先進企業のヒアリング調査です。 DX推進のヒントが詰まっています。 その調査で得られたDX先端企業のキーメッセージを4つのカテゴリにわけて紹介しています。 興味深い内容は、「DXを推進する体制と人材」に、記載している「八咫烏(やたがらす)人材」についてです。 多くの DX の先進

IT人材は、採用から社内教育へシフトしていく理由

近年、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の動きが日本でも活発化してますが、DX実現のためには新たなIT人材を確保する必要があります。 IPA(情報処理推進機構)のレポートでは、DX推進に必要な職種を6つに分類しています。 具体的には、「ビジネスプロデューサー」「ビジネスデザイナー」「アーキテクト」「データサイエンティスト」「UXデザイナー」「エンジニア」という6つの職種です。 DX推進を担う従業員には、IT分野に関する基礎知識とともに、プロジェクトマネジメント能

DX人材を社内で教育するには

最近は、DXを実践する企業が増えてきています。 このような流れになってきたのは、各企業が無駄をなくすと同時に可能な限り少ない投資でたくさんのお金を得るためです。 DXを行うことにより、人件費を減らすことができる一方で大きな収益を生み出すことも可能です。結果的に、そこに多くのお金を注ぎ込みます。 ここで言うDXとは、自動で流通ができるようにすることと同時に無駄をなくすことを意味しています。 例えば、飲食店であれば注文から配達まである程度自動化することにより人間が仲介する

社内でアジャイル思考を鍛える方法とは

現代において常に目まぐるしく周囲の状況が変わるのはどんなビジネスの場でも同じだといわれています。 そこで求められるのが、「アジャイル思考」を身につけた人材だとされ、このアジャイル思考を社内全体で身につけることができれば、時代の変化に対してスピーディーに対応することが可能となります。 そもそもアジャイル思考とは、ソフトウェア開発やシステム開発を行う際の手法の一つであるアジャイル開発から派生した考えであり、この開発手法は頻繁に変化する仕様変更の要求を柔軟に受け入れ、速やかに開

デジタル人材ってどんな人物像?どうやって育成すれば良いの?

近頃は、多くの企業でデジタルトランスフォーメーション(DX)が推進されており、その成果をあげるためにも企業にはデジタル人材が欠かせないと言えます。 しかしながら、人材の確保に苦戦する企業や、そもそもデジタル人材がどういったものなのかをきちんと把握できていない企業も多いのです。 他の企業に遅れを取らないためにも、デジタル人材の特徴や育成方法を知っておくことが大切だと言えます! デジタル人材は、デジタル時代に必要不可欠な人材であり、最新のデジタル技術を活用しながら、企業に新

デジタル化の文脈ではない組織のデジタルトランスフォーメーション(DX)について

DXとは、簡潔にいうと「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革すること。また、業務そのものや組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」です。 デジタルトランスフォーメーションというだけあって、デジタル化が先行しがちですが、そもそも考えなければいけないことは、デジタル化によって、どんなベネフィットが得られるのかを最初に設計する必要があると思うのです。

DXコンサルティングって何をしてるの?

これまでデジタル技術が用いられていなかった現場はもちろん、既にデジタル技術が使用されていたものの、さらなる効率化や生産性向上を目論む際に頼りになるのがDXコンサルタントです。 コンサルタントは、まず初期段階として、目指す明確なビジョンをつくることから着手します。 明確なビジョンをつくる際には、対象の現場にて生じている課題や今後について意識をするのはもとより、考えたアプローチを現場で活躍している人々に対してどのようにアドバイスをしていくのかも思慮していきます。 確固たる明

デジタルトランスフォーメーション(DX)#5

ビジネスの世界に置いてITを活用できるかどうかは死活問題になっていますが、いまだにその必要性を理解していない人が驚くほど多くいます。 確かに今はなんとかなっているのかもしれませんが、それが今後も持続可能なビジネスかどうかは考える必要があります。 デジタルトランスフォーメーション(DX)というと難しく思えますが、簡単に言うと今までのビジネスのやり方を根本から変革させることです。 それにはAIつまり人工知能やloTの活用、5Gを使ったサービスなどが含まれていきます。 特に

デジタルトランスフォーメーション(DX)#3

デジタルトランスフォーメーションを実現するためには、何をすれば良いのか? テクニカルなタスクは多々ありますが、知識を詰め込みすぎて、行動が止まることがないように、ここではとてもシンプルに伝えたいと思います。 まずは、毎度おなじみ、経済産業省のDXレポートです↓ 経営面:技術的負債があり、データ活用ができない 人材面:既存システムのメンテナンスを行う人材がいなくなる 技術面:ITサービスの終了にともなうシステム運用上のリスク 上記の課題が山積です。 これらの課題を放置し