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Q.『あつまれ どうぶつの森』の1ベルは何円? ~『モナ・リザ』編~

押し売りたぬきちハウスの値段から計算したところ1ベルが7.7円という結果が出た前回。

もう一人、怪しい奴のことを忘れていました。
絵画を販売してくれる「つねきち」です。

もし本物の『モナ・リザ』を購入した時、
1ベルはいくらになるのでしょうか?
知りたいのです!


Q.『あつまれ どうぶつの森』での1ベルは何円?

今回もあつ森と現実世界の両方に存在するものを基準にしてレートを考える方法で計算します。

例えばリンゴがあつ森では100ベルで、日本では500円である場合を考えてみます。
どちらも同じリンゴなので 100ベル = 500円 という関係が成り立つことがわかります。
これをまとめると 1ベル = 5円 となります。

ただリンゴはプレイヤーによって値段が異なりますし、リンゴの品種によって価格の幅がかなり大きいです。
そのためリンゴでの結果には説得力がありません。

その中で今回基準に選んだのが
プレイヤー全員が同じ値段で購入でき、現実世界で存在する商品、『モナ・リザ』です

ルーブル美術館

『モナ・リザ』の値段

最も有名な絵画の一つである『モナ・リザ』ですが、一体いくらなのでしょう?
今、一番高いとされている絵画が2017年に落札されたダ・ヴィンチ『サルバトール・ムンディ』で、約4億5000万ドル(当時のレートで約510億円)です。
京セラドーム大阪建築費用498億円とほぼ同じ額です。

ただ残念ながら、『サルバトール・ムンディ』は『あつ森』では購入できないので、『モナ・リザ』で計算していきます。

現実世界

『モナ・リザ』はフランソワ1世が4,000エキュで買い上げた以降フランス国のものです。
そのため500年以上もの間、市場で売買されることはなく、明確な値段はわかりません。

しかし1962年に、アメリカでの展覧会に『モナ・リザ』を展示する計画が上がりました。その際、『モナ・リザ』に保険をかけるため、評価額の換算が行われたのです。
その際に付いた値段が、1億ドルです。

1962年の1億ドルの価値

60年前の1億ドルと今の1億ドルでは価値が違います。
昔は10円でうまい棒が買えましたが、今は買えないように時間の流れによって10円の価値が変わっているのです。

では1962年の1億ドルは、今の○○億ドルで、○○億円なのでしょうか?

アメリカの消費者物価指数に基づいて計算してみると、
1962年の1ドル2024年では10.40ドルの価値があるということがわかりました。
つまり1962年の1億ドルだった『モナ・リザ』は、今では10.4億ドルの価値があるということです。

1ドル160円で計算すると、10.4億ドル × 160円/ドル = 1664億円になります。

あべのハルカス建設費用約760億円ですので、2本建てられます。
なんなら余ったお金でマツダスタジアム約110億円)も作れちゃいます。

760億×2 < 1664億円

『あつまれ どうぶつの森』

つねきちのお店「いなりマーケット」では、偽物を掴まされる可能性がある代わりにどんな絵画や彫刻であっても4,980ベルで購入できます。

つまり本物の『モナ・リザ』も4,980ベルで購入できます。
つねきち、もしかして、いい奴なのでは?

『モナ・リザ』は現実世界では1664億円で、あつ森では4,980ベル
1664億円 ÷ 4,980ベル = 約3300万円/ベル。
つまり、1ベル = 3300万円です。

A. 1ベル=3300万円。

序盤の収入源の一つであるフルーツは、一個100ベルなので33億円になりますね…。

え?

たぬきショッピングでNintendo Switchが29,980ベルで買えるんですか?
そのNintendo Switch、約10兆円しますよ。

Nintendo Switchが、10兆円。


前回までの記事もよろしくお願い致します。

こちらは『あつまれ どうぶつの森』の別バージョンです!
たぬきちの押し売りハウスから考えています!

Minecraftのブロックの値段も計算しております!
思っていたより高かったり、意外に安かったりします。

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