見出し画像

国語の第1単元@主題歌を決める

1 迸るような楽しい国語を

 以前のnoteにも書きましたが、私は小学校の頃からずっと国語が苦手で、嫌いでした。そんな私のこと知ってか知らずか、教員11年目まで、すべての勤務校で、すべての年度で、校内研究が国語科でした^^研究授業を何本もさせてもらいながら、いつも感じるのは、国語科の授業は群を抜いて、繊細で、きめが細やかだということ、そして、何より、研究授業までに培ってきた子供たちの『楽しい!』が原動力になることです。今年度も、迸るように楽しい国語を目指していきます^^

2 4月1週目は、情報収集と観察

 4月。1週目から、いきなり単元を始めることはしないようにしています。格闘技で例えると、相手のことがよく分かっていないのに、試合に臨むような感覚に近いからです。私にとっては、国語の単元学習は、力の付く練習試合のような感覚なので、その時々に合わせて、最善の一手を打てるようにしたいと常々、思っているところなのです^^

 ですから、まず1週目は、前期の漢字ドリルを終わらせるようにしています。やろうと思えば誰でもできることに取り組むことで、友達以上にやろうとする子供ややれない子供がいます。この子供達が、どうしてやれるのか、やれないのか。そして、彼らを自分自身はどう見ているのか、彼らに向けて、どうしたいのかをじっくり考えていきます。大事なのは、これまでの学習履歴とそれに対して、彼らがどのような意識を持っているのかです。簡単に言えば、情報収集です^^

 そして、もう一つ。今の子供たちは、どんなことに関心があり、どんなことに熱中するのか。ここを子供たちの会話の中から、見つけていきます。私と子供たちは、もちろん、価値観がまるで違いますので、その価値観の違いを見つける作業をします。観察です^^

 別に変なことをしているわけではありません。先生ならば、当たり前にやっていることですよね。これを単元学習に入る前に、やるだけなのです。結構、簡単にできますよ^^

3 で、第一単元は?

 4年生の最初の単元は、『こわれた千の楽器』。物語単元です。音読をしながら、気持ちを読み取っていく、いつものあれです。音読は正直、今いちでした。個別の元気はありますが、合わせてとなるといまいちになる場面に多く遭遇してきましたので、その上で、音読は時間をかけてやるとして、人物の気持ちを読む力を付けることを第一単元の付けたい力にしました^^

 選んだ言語活動は、主題歌を決めるにしました。物語に、音楽を付けるという発想は、『Book Ground Music』から頂きました^^単元の学習計画は以下の通りです^^

 『こわれた千の楽器』の主題歌リストとして選んだのは、四曲です。

➊ちっぽけな勇気 ファンキーモンキーベイビーズ

➋キミの冒険 岡崎体育

➌やってみよう WANIMA

➍できっこないをやらなくちゃ サンボマスター

 人物の気持ちの変化と歌詞を結びつけて、主題歌を決めていきます^^

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?