ハッピーオタクライフ

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うれしかったこと

大好きな人に言葉をもらうということ。 その人との関係性にもよると思うけれど、時間が経つにつれて、だんだん、じわじわ、「あの一言、嬉しかったなぁ」と思うようになることが多い。わたしは。 幸福感の最大値が、その言葉をかけられた瞬間よりももっとあとに来る感じがする。 何度も何度も心の中で反芻して、そのたびにからだの奥がじんわりあたたかくなって、自然と頰がゆるんでしまう。 毎日をがんばる原動力になる。 そういう経験に生かされている。 好きな人とは必ずしも恋愛感情的なものを

    • 大好きだから、こそ

      本を読む。人と話す。働く。学ぶ。生活をする。旅をする。年を重ねる。 こうやって少しずつ少しずつ、社会というものが、自分というものが、より鮮明に見えてくるようになる(気がする)。 小さい頃に憧れていた「大人の世界」はもっと輝いていたのに、自分が主体としてこの世を生きて解像度が上がれば上がるほど、誰かに優しくありたいと願うほど、自分が自分らしく生きたいと思うほど、世界はそんなに美しくないんだということを実感する。 できれば見たくなかった。知らない方が幸せだった。 そんな現実

      • 2024 6/15-6/16 備忘録

        普段違う場所で、違う生活を営む人たちが規格化されたサイリウムカラーに還っていく瞬間。 誰もが負けじと掲げる光の先にはそれぞれの物語があった。 大音量の曲と歓声に全身の細胞が踊ってしまうような感覚。 音が質量を伴ってのしかかってきた。 凝り固まった心身が会場の熱気に溶かされて、自分として形を保っていたものがじわじわと壊れて、周囲との境界線が曖昧になる。 あの日はわたしも確かに、音楽の一部だった。 ステージでキラキラと誰よりも輝く大好きな人。 どんな時にもしゃんと伸びた背筋。

        • 土生ちゃん

          留学先から帰国して3ヶ月と少し経った。 この3ヶ月間はあまり楽しいものではなくて、どちらかというと苦しい日の方が多かった。 何度も何度も、穏やかだったあの日々に戻れたらと願った。 自分の将来のために動かなければいけない時なのに何となく力が入らなくて頑張れない。体がしんどい。あとあと困るのは自分だと分かっていても動けない。 そんな毎日が続く中で、一つだけ嬉しいことがあった。 推しのリアルイベントに当選した。 留学前も留学中も帰ってきてからも、辛い時や苦しい時に心の支えだった

        うれしかったこと

          いつか失ってしまうのがこわいものほど

          前回は櫻坂46さんの曲について書いたのですが、今日は長年愛してやまないPerfumeお姉さんの曲について(ガチオタやらせてもろてます、粒です)。 「いつか失ってしまうのが怖いものほど美しい」 この歌詞に出会ったのはPerfumeさんのアルバム、COSMIC EXPLORERが発売された2016年だった。 高校生になりたてで、得ることに必死で何かを失うことを考えたこともなかった頃。 いつか失うのが怖いものってきっと高価で、高尚で、なんかよくわからないけどすごいもので。 ま

          いつか失ってしまうのがこわいものほど

          思ったよりも

          「思ったよりも寂しくない」という曲がある。 わたしの好きな、櫻坂46さんの曲。 (MVの天様が可愛いのでこれを読んでいる人はぜひ見てね) この曲を狂ったように聞いていたのはいつだっただろう。 今夜、本当についさっき、勉強の合間に久しぶりにこの曲を流してみた。 特に理由はないけどなんだか聞きたくなった。 東京のじめじめとした夏の匂いと北欧独特の秋のひんやりした空気に一瞬包まれた気がした。 留学前、そして留学が始まってしばらくの間、人と関係性を維持することに苦手意識があった

          思ったよりも

          日記を読み返したら土生ちゃん出てきた

          留学先にきて2週間。 ふと思い立って、自分の日記を読み返した。 今年の6月20日。 楽しいこともおもしろいことも特になかった。 本当に普通の日。 ちょうど留学の準備やら卒論やら資格試験やら、いろんな不安で押しつぶされそうになっていて、その割に何も集中できずにフラフラしていた頃。 当時の他の日の日記を見ていると「今日も何もできなかった」「頑張れない」「進まない」「なんとかしなきゃ」。 そんなことばかり書いてある。 読んでいるだけで心が梅雨に逆戻りしそうになる。 でも

          日記を読み返したら土生ちゃん出てきた