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日記を読み返したら土生ちゃん出てきた
留学先にきて2週間。
ふと思い立って、自分の日記を読み返した。
今年の6月20日。
楽しいこともおもしろいことも特になかった。
本当に普通の日。
ちょうど留学の準備やら卒論やら資格試験やら、いろんな不安で押しつぶされそうになっていて、その割に何も集中できずにフラフラしていた頃。
当時の他の日の日記を見ていると「今日も何もできなかった」「頑張れない」「進まない」「なんとかしなきゃ」。
そんなことばかり書いてある。
読んでいるだけで心が梅雨に逆戻りしそうになる。
でも、この日は違った。
『今日出会った、好きだった言葉』が書いてあった。
たった2ヶ月ほど前のことといえど、そのたった2ヶ月ほどが目まぐるしすぎて自分がそんなことを記録していたことすらさっぱり忘れていた。
が、どうやら2022年6月20日の私は某櫻坂46の某はぶちゃんの言葉にかなり感銘を受けていたよう。
”勉強は苦手だけど、人間力という科目を上げていけるように、色々な人の良いところを吸収していって、必死で勉強していかなきゃですね。人間の脳は一番大容量の収納ボックス” (櫻坂46公式サイト 土生瑞穂公式ブログ 2021年6月21日 より)
どうしてこの日に一年前の土生ちゃんのブログを読んでいたのかは一旦置いておくとして、この言葉に対して2022年6月20日の私は
「自分もこの気持ちを持っていたい」
「勉強はそれなりに頑張ってきたけど人間力を上げようという気持ちになったことがなくて、今でも承認欲求と自分のためにしか動けないことばかり(最悪)」
「良いな、と思えるものも、苦手だな、と思えるものも全部詰め込んで、自分の言葉や思考を作るための糧にしたい」
などと考えていたもよう。
結構熱を込めて書いていたのにすっかり忘れていた。
でも、忘れていたけれど、この言葉に今このタイミングで再会することができてよかったなと思うのです。
この数ヶ月、ありがたいことに、人の優しさに救われているなと実感することが多い。
おもしろい経験をしてきてね、またいつでも帰ってきてねって優しく送り出してくれた元バイト先の職員さんたち。
留学前に会う時間を作ってくれて、元気でねってお菓子やお茶やお手紙をくれた友だち。
頑張らなくていいから楽しんでおいで、とふわっと送り出してくれた家族。
留学初日に大きめのスーツケースを二つ運んでいたときに何も言わず笑顔でエレベーターにのせるのを手伝ってくれた知らない親子。
スーパーでパンの買い方がわからなくてオロオロしていたとき、通りがかりに秤の使い方を丁寧に教えてくれたかた。
そんな素敵な人たちに囲まれて、果たして自分は人に何か優しくできていただろうか。
「あの人かっこいいな」と思った人の言葉や行動から何かを学んで、自分の生活で実践できただろうか。
たぶん、というか絶対に、できていない。
「新生活に慣れるのに精一杯で〜」とか「忙しくて〜」とか、もっともらしい理由はたくさんつけられるけれど、そもそも論として私には学習意欲というものがない。
土生ちゃんのいう、「人間力という科目」を上げたい!と一瞬強く思っても、しばらくするとすぐに忘れてしまう。
初めて土生ちゃんの文章を読んだときはその程度の気持ちしかなかったのだと思う。
なんでもかんでも学びにしようなんて理想論だよ〜といつもの自分ならストップをかけるだろうけれど、この留学の9ヶ月だけはその考えには少し耳を塞いで、土生ちゃんの考えを見習ってみよう、と思う。
なんのしがらみもなくやりたい放題できるのはこの9ヶ月だけ。
大学の勉強や研究だけじゃなくて、いつも以上に誰かに頼らせてもらえないと頑張れない状況だからこそ学べるものを吸収していこう。
そして、もらった優しさや良いなと思った行動を、今度は自分が少しずつ誰かに返せるようになりたい。
失敗してもぐずぐず引きずらずに、それも経験だよね〜と言えるようになりたい。
初心忘るべからず、で最後まで頑張ろうと思えた出来事でした。
『人間の脳は一番大容量の収納ボックス🧠』
Special thanks to 土生ちゃん
おわり:)
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