うれしかったこと

大好きな人に言葉をもらうということ。


その人との関係性にもよると思うけれど、時間が経つにつれて、だんだん、じわじわ、「あの一言、嬉しかったなぁ」と思うようになることが多い。わたしは。

幸福感の最大値が、その言葉をかけられた瞬間よりももっとあとに来る感じがする。


何度も何度も心の中で反芻して、そのたびにからだの奥がじんわりあたたかくなって、自然と頰がゆるんでしまう。


毎日をがんばる原動力になる。


そういう経験に生かされている。


好きな人とは必ずしも恋愛感情的なものを意味するわけではない。

ただただ憧れているだとか、一緒にいたら安心するだとか、なかなか会えないけれど自分の中では何か特別だとか、この人には誰よりも幸せでいてほしいだとか、ふとした瞬間に思い出してしまうだとか、とにかく多義的でやわらかい境界線を持つものだと解釈している。

言葉では記述できない好きだってある。

出会いの数だけ違うかたちの好きがあるはずで、ひとつの尺度で違う人たちを測るのはまあまあ難しいことなのではないか。

いろんな好きの形が共生している世界は楽しい。


好きな人なんてなんぼおってもええですからね。


きのうの午後6時、わたしはとってもとっても大好きな人から「新しい髪型、かわいい」の言葉をもらって、それからずっと心がスキップしています。

るんるん。


予定通りにきのうという日を生きたご褒美だったのかな。


宝物が増えちゃったな。
てへへ〜〜とたいへん調子に乗っています。



好きだなと思える人がいること、その人の世界に自分がいること、自分の世界にその人がいること。


あたりまえのようで、とっても特別。



もらった言葉、交わした言葉を全部覚えていられたらいいのにね。


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