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海外在住歴16年の夫婦です。インターナショナルスクール、海外大学・大学院進学・海外就職等についてリアルな経験をシェアします。

はじめに

幼い2人の子を連れてアメリカに渡り、それから約16年の間、仕事の関係でアメリカ・中国(上海)・タイ・シンガポールで暮らしました。現在は帰国し、夫婦で東京で暮らしています。子供たちはおいおいお話ししますが現在はイギリスで修学、就職しています。

私たちの子供たちが実際に通った学校、検討・見学した学校、出願した学校などの詳細一覧は下のリンクからどうぞ。


🇺🇸アメリカ時代、子供たちは英語が全く分からないのに急に現地の学校に入れられ、初めの数日は泣きながら通ってました。ですがESL(English as a Second Language、英語を母語としない人のための英語特化クラス)の先生や日本人のお友達に助けられながらどんどん慣れていきました。私たち自身も自分たちが日本の小学校で経験したものとは違った楽しく学ぶ授業のスタイルに感心したものでした。

黄色のスクールバス、懐かしい。

🇨🇳新生活に慣れたのも束の間、次は中国へ渡ることになりました。子供連れの海外での引っ越しは、まずは子供たちの学校を決めてから。それから家を通いやすい場所に探すことになります。中国ではインターナショナルスクールに通うことに決めました。インターナショナルスクールと言ってもアメリカ式、イギリス式などいくつか種類があります。実際に見学させてもらって子供たちが違和感なく過ごせるようにアメリカのカリキュラムの学校に決めました。

世界各国から駐在員が集まっていた頃の中国

🇹🇭それからしばらくしてタイへ異動となりました。前回と同じく学校探しが最優先。今回は子供達も学校選びに参加しました。地方だったので選択肢は多くありませんでしたが、いくつか見学させてもらった中からイギリスカリキュラムの学校に行くことに決めました。インターナショナルスクールも千差万別、その後2年後にいろんなことを考慮して上の子が高校に上がるタイミングで都心部のIB (International Baccalaureate、国際バカロレア)もあるアメリカ式のインターに変わることを決断。再び引っ越すことになりました。

活気ある街からのんびりした環境へ

🇸🇬またしても異動でシンガポールへ引っ越すことに。上の子はIBディプロマを楽しみにしていましたが、結局慣れているアメリカのカリキュラムのインターに行くとにしました。この頃になると子供達も思春期真っ只中でいろいろとありました。そして上の子の大学受験がやってきます。アメリカ・イギリス・日本・カナダの大学を受験し、第一志望であったイギリスの大学に進学を決めました。そして上の子は単身イギリスへ旅立ちました。

久々の日本に近い感覚での生活

🇹🇭このまま下の子の高校卒業までシンガポールにいるものだと安心していたら、再びタイへ行くことに。高校生になってからの転校はなかなか辛いものです。せっかく友達になれた仲間と別れ、前の学校に戻りました。前回の同級生と再会を果たし、とにかく忙しいIBディプロマの学校生活に突入して行きます。そして下の子の受験が始まります。下の子はイギリスとアメリカの大学に出願しました。見事に第一志望からconditional offer(条件付き合格)をもらいます。が、コロナが始まります。学校はオンラインになり、条件を満たすのに必要なIBの試験もキャンセル。上の子も渡航が規制される直前に卒業まで一学期を残して急遽タイに戻ってきました。2人とも学校に通えないまま卒業となりました。それぞれ大学・大学院に進学予定でしたが、オンライン授業はこれ以上したくないと言うので、入学を1年遅らせてギャップイヤーを取ることにしました。

バンコク中心部。わずか2年半で目覚ましい発展を遂げていた。

🇬🇧🇯🇵ギャップイヤーの最中に我々家族は日本に帰国。子供たち2人は1年ほどアルバイトなどをし、日本で働くという貴重な経験をしたのちイギリスに渡りました。上の子は大学院生活半ばから就職活動。就職先を見つけてイギリスに残ることに。下の子は夏休みの間にイギリスでインターンシップを経験し、その会社に就職が決まりました。🇬🇧

歴史ある街並みに囲まれてのstudent life

子供たちと共に経験した学校生活では、様々な習慣・文化の違いを受け入れるおおらかさ、日本とは違った楽しくもタフな授業スタイル等感心することも多く、こんな学校に通えるチャンスがあれば私も是非行きたかったと強く思いました。国を超えての引っ越しは大変でしたが、得難い経験をしました。
これから海外進学を目指す人はどんどん増えていきます。日本の高校からも海外の大学を目指す人が多くなって来ました。私たちが経験したことが少しでも海外を目指す人、特にそのご家族のサポートになれば嬉しいです。

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