遠山大樹(Daiki Toyama)/洋菓子のプルミエール代表

1991年生まれの29歳。東京都立川市にある洋菓子のプルミエール代表取締役。楽天株式会…

遠山大樹(Daiki Toyama)/洋菓子のプルミエール代表

1991年生まれの29歳。東京都立川市にある洋菓子のプルミエール代表取締役。楽天株式会社卒業後、創業30年になる家業のパティスリーのお菓子を全国に届けるべくネット通販事業に参入。2年目に月商4,000万円を突破。

最近の記事

お菓子業界の労働環境について

昨日から騒がれている有名店のエスコヤマさんに見る、お菓子業界の労働環境について。 
僕たちお菓子業界は小山さんの様な一流パティシエが一時代を作ってきたのは事実で、『一人前になるまでは我慢』と言う意識で業界が成長してきた。 でも、生産性と価値観の変化という点で限界が近いと思う。 時代の変化に対応出来なければ、生き残れない。 まず生産性という点では、僕らみたいな街のお菓子屋さんはショーケースを埋める為に、早朝から「少量多品種」の生菓子を作らねばならず、どんな繁盛店でも閉店後

    • 【お菓子の力はこんなもんじゃない】

      日本政策金融公庫が発行する「コロナ渦に立ち向かう事業者の取組み事例」という冊子に弊社の取組みを載せて頂きましたー! (1年前に取材をして頂いたものなので少し古い情報です) コロナによる緊急事態宣言が出始めてから約1年半、僕らのお店にはお客様から「コロナ渦のストレス解消になりました!」とか「コロナ渦で増えた家族の時間にかかせません!」などの連絡が絶えない。 この量には僕自身も驚いている。 2度目の緊急事態宣言が発令されたタイミングで、僕らは大きな決断をした。 それまで

      • 【三手先の準備】

        僕らみたいな街のお菓子屋さんでもビシネスを展開するスピードはとても重要だと思う。  あっという間にチャンスの波は来て、一瞬で過ぎ去っていく。  次の一手の実行と同時に、三手先の準備も一緒に進められると選択肢が増えてリスクも減る。  うちのお店がネット通販事業を開始して11ヶ月目にコロナの波が来た。  その波に乗って急成長できたのは、それまでの11ヶ月間で沢山トライアンドエラーを繰り返したからだ。  数十商品の開発、数百回の試作、数商品のリリース・・・出品し

        • 【同じ釜の飯を食う】

          僕が代表になってからすぐ、『賄い制度』を福利厚生として始めた。今のところは僕が全員分を作っている。 1年半前は3~4人分だった賄いも今では1度に30人分作ったりもする(笑)30人分の賄いを作ると午前中は料理だけで終わってしまう事も多い。 そこまでする必要はあるのか?と思う人も多いが、個人的にはとても意味のある事だと思っている。 『同じ釜の飯を食う』と言うことわざを聞いたことはあるだろうか。辞書によると、”苦楽を分かち合った親しい間柄のたとえ” らしい。 僕らにとっての

          【新卒のポテンシャルとお店の温かさ】

          個人的には新卒の可能性を信じてる。 僕も新卒社員として楽天に育ててもらったし。 うちのお店にも先月3名の新卒が加わった。 初月からそのメンバーにデコレーションのナッペ(スポンジに生クリームを塗る作業)を任せる位、うちのお店では「戦場投げ込み式の教育」を貫いている。 多くのパティスリーやホテルでは入社1年〜2年が経たないとナッペをさせてもらえないところが多いそうだ。 当人達からも、入社初月から任される仕事の量と質に驚いていると1on1MTGで言われた(笑) (↑一応、採

          【新卒のポテンシャルとお店の温かさ】