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【同じ釜の飯を食う】

僕が代表になってからすぐ、『賄い制度』を福利厚生として始めた。今のところは僕が全員分を作っている。

1年半前は3~4人分だった賄いも今では1度に30人分作ったりもする(笑)30人分の賄いを作ると午前中は料理だけで終わってしまう事も多い。

そこまでする必要はあるのか?と思う人も多いが、個人的にはとても意味のある事だと思っている。

『同じ釜の飯を食う』と言うことわざを聞いたことはあるだろうか。辞書によると、”苦楽を分かち合った親しい間柄のたとえ” らしい。

僕らにとっての ”賄い” はまさにそれなのである。

僕らの職場はわりと朝から夕方までそれぞれがバタバタしている。加えて、毎月従業員さんの数が増えるといった1年間を過ごしてきた。

そんな状況の中、同じ炊飯器から米をよそり、その間にインスタントのお味噌汁の準備をしながらフライパンからおかずをお皿にとってそれを皆で食べる。

このちょっとした時間がそれぞれの従業員さんの同士のコミュニケーションの場になったり、お店に対する帰属意識を育んだりする。

なぜこれを今書いたと言うと、今日の賄いメニューが煮込みハンバーグだったからだ(笑)

ハンバーグには崩れやすい素材をまとめ、フワッとさせる為の ”つなぎ” としてパン粉や卵を入れる。僕らにとっての賄いはまさにその ”つなぎ” なんだな〜とふと思ったからだ(笑)

色々なバックグラウンドを持つ従業員さん達がお菓子を作る際、この帰属意識一つでお菓子の扱い方やお客様に対する対応が全く変わってくる。

経営者として29歳でこの事を学べているのはとても幸せな事だと思う。

僕とシェフ以外全員女性の職場だからこそ、チーム作りにも工夫が必要だと学んでいます。

↑※この2年間で世代交代してきた炊飯器です

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