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【お菓子の力はこんなもんじゃない】

日本政策金融公庫が発行する「コロナ渦に立ち向かう事業者の取組み事例」という冊子に弊社の取組みを載せて頂きましたー!

(1年前に取材をして頂いたものなので少し古い情報です)


コロナによる緊急事態宣言が出始めてから約1年半、僕らのお店にはお客様から「コロナ渦のストレス解消になりました!」とか「コロナ渦で増えた家族の時間にかかせません!」などの連絡が絶えない。

この量には僕自身も驚いている。

2度目の緊急事態宣言が発令されたタイミングで、僕らは大きな決断をした。

それまで営業日の半分以上の時間を使っていた百貨店催事/企業催事/ウエディング会場へのケーキ卸/百貨店卸の一切をストップし、そのリソースを本店の店頭販売とネット通販へ全て回した。

そして、その年の年商の2/3と同額の設備投資を行った。

たった1年前の事だけど、今振り返ると中々思い切った事をしたと思う(笑)

でも、それ位のスピード感でうちのお店の売上は伸びた。

今回の繁忙期は、その設備投資が無ければ到底製造できる量では無かったし、結果的にその投資があったからこその今だと思う。

それでも、僕みたいな若い経営者は経験も乏しく、常に一寸先は闇の状況である。

そんな中大きな設備投資を決めることが出来た1番の理由は、先でも述べた『お客様からの声』だなと最近は思っている。

抽象的な話にはなるが、『僕たちが進んでいる道は間違っていない』という気持ちにさせてくれるのだ。

僕らが扱うお菓子は、無くても生活には困らない嗜好品。

それでも僕らが、自分達の商売に前向きに成長を求るのは、僕らのお菓子を必要としてくれるお客様がいるからだと思う。

とても在り来たりな話だけど、お客様が喜んでくれる笑顔が作り手にとっては1番嬉しい。

僕らのお菓子を100人のお客様が食べてくれたら、100通りのストーリーがそこで生まれる。

そのストーリーが更に他の人を惹きつけて、その輪が大きくなればいいなと考えている。

これが僕ら洋菓子のプルミエールの原点だと。

P.S.
経営者としての経験も浅く、僕らみたいな小さな会社に数千万円の融資を出して下さった日本政策金融公庫さんには本当に感謝しています。
ありがとうございました!

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