見出し画像

休校期間中こそ身につけるチャンス! 子どもの将来に役立つ学習習慣

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い、2020年4月30日現在、全国のほとんどの教育現場では休校措置がとられています。静岡県内の学校も臨時休校となっており、学校再開の見通しは今のところ立っていません。


日本のみならず、世界中がかつてない状況に陥っており、感染症の専門家からは「ここまで感染が拡大すると、今から1年で収束するのは難しい」という厳しい見方も出ている中、いつから学校に通えるのか、学校が始まった後の学習内容やスピードはどうなるのか、まったく予測がつかない状況です。


しかし、子どもの教育機会を失わせたままにするわけにはいかないのも事実です。学校が再開し通常の生活を取り戻したあと、子ども達がこの休校期間にマイナスの影響を受けず人生を歩んでいけるよう、大人はどう準備をしておくべきなのでしょうか。

60%以上の家庭で圧倒的な学習時間の不足が起こっている

この休校期間が実際にどのような影響を子どもに及ぼしているのかを調査するため、子どもを持つ静岡県内の保護者に向けたアンケートを実施いたしました。

まず、休校期間中の現在抱えている問題を伺いました。その結果、半数以上の家庭で問題と考えられていることが「学力の低下」「運動不足」となり、また「コミュニケーション不足」への危惧も目立っていた回答でした。


日中は保護者が仕事に出かける、あるいは在宅勤務であっても仕事をしなければならず、常に子どもに目を配る余裕が生まれるわけではありません。学校に通えていれば、通学時間や部活動などで体を動かす機会もありますが、外出自粛の要請がなされている現状では、定期的な運動習慣の機会も失われてしまいます。


このような環境下で、「学習」「運動」「コミュニケーション」の3つの機会をしっかりと子どもに与えていくことは大変困難であるということが、アンケートによって浮き彫りになりました。

アンケート1 休校期間中にお子様が抱えている問題を教えてください。


画像3

次に、家庭で問題視されている「学力低下」について同様に質問しました。


本来であれば、子どもは通学し、学校で1日4〜6時間程度の学習を行なっているはずですが、現在は通学もできないうえに学校側の対応も定まっていない状態です。子どもの学習機会に関しては、各家庭の役割負担が非常に大きくなってしまっているのではないでしょうか。


調査の結果、子どもが1日のうち「家でまったく学習をしていない」もしくは「学習は1時間以内」と回答した家庭が全体の半数を超え、およそ6割を占めていました。学校で1日4〜6時間程度学習をしていなければならない時期に、多くの子どもにとって圧倒的に学習量が足りていないということになります。


また、学校側の対応が定まっていない点においても、「学校から課題を出されていますか?」という質問をしたところ、38.3%の家庭が「いいえ」と答えています。そもそも学校側がこの状況では、子どもに勉強をさせたくても家庭で何をどうフォローすればいいのかわからないというのが率直なところのようです。特に新学年に移行するタイミングでの休校実施となったため学習内容の把握が難しいという側面もあり、より一層家庭での対応が困難になっているものと考えられます。

アンケート2 お子様の1日の学習時間はどのくらいですか?

画像2

<アンケート>実施日:2020年4月11日〜20日(インターネット調査他/回答数15名)

「学校の対応ができていないのなら、学習が遅れるのは皆同じなのでは」と思われるかもしれません。しかし、静岡県内では静岡聖光学院中・高や静岡サレジオ小・中・高など一部私立校で授業のオンライン化がすでにスタートしています。柔軟に対応する学校と、そうでない学校による差で、子どもの学習格差が広がりかねない状況です。

そしてこのような学習格差が懸念されている中でも、80%の家庭で子どもの大学受験や進学を希望しているのです。

休校期間中に規則正しい生活リズムが崩れてしまう

今回のアンケート調査の結果では、子どもの学習不足のほかに、運動不足を懸念されている家庭が多くみられました。通学も部活動も制限されている中、心身ともに健康な状態を維持するためには運動は欠かせません。しかしこの休校期間に至っては外出さえも自粛しなければならず、1日ずっと家でゲームやTV漬けという不健康な生活にならざるを得ない子どもも大勢いることでしょう。

本来の生活リズムを取り戻し、規則正しい毎日を送るためには、朝決まった時間に起き、軽い運動を習慣付け、できるだけ同じ時間に食事を摂り、学校の授業のような感覚でしっかりと自学自習を行えるような仕組みづくりが必要です。もちろん、自主的にできる子どもであれば何の問題もないのですが、ほとんどの家庭で管理しようとしても目が行き届かないのが実情だと思います。

学習塾などによるオンライン授業も増えてきましたが、どうしても週に1〜2度集中して授業をすることが限界で、学習習慣の獲得や生活リズムの改善というよりは、休校期間中に少しでも勉強できれば良いという程度になっているようです。

この機会に医学部進学という選択肢を考えてみる

このように先の見えない中ですが、子どもの将来についてじっくり考える時間と捉えてみると、進路を考え始める、または見直してみる機会にもなり得ます。

私ども個別医進塾は、国公立大学医学部専門の学習塾です。この世界的な感染症拡大という状況下においては特に、医師をはじめとする医療関係者や専門家は世界中から信頼され活躍する重要な役割を担った職業であると言えます。そんな職業を目指すことができる医学部という進路を、この状況だからこそぜひ真剣に考えてみていただきたいと思っているのです。

当塾は、進路は中学2年時までに決めるということをひとつの区切りと考えています。医学部合格には基礎から確実に積み上げていく必要があるため、相当の学習時間が必要であり、そのための“中学2年”という目安です。国公立大学医学部への進学に興味があるのであれば、高校入学後に対策を始めても間に合わないことがほとんどです。しかし、裏を返せば中学生のうちに、そしてできれば中学2年生までに進路を決めておけば、国公立大学の医学部を目指すことができるのです。ぜひこの機会に医学部への進学、そして医療という分野を仕事にするという選択肢を検討してみていただきたいと思います。

この未曾有の危機に、世界を救うことができる知識と技術を持った人材になることができる可能性を秘めているのが医療という分野なのです。

受験は待ってくれない! 子どものために私たちができること

個別医進塾静岡校では、この新型コロナウイルス感染症対策による学校休校期間に塾での通常授業以外になにかできることはないかと検討しました。
そして、マンツーマン個別指導、そして生徒1人ひとりへの個別カリキュラムの作成を、休校期間へ対応した特別仕様に変更し、完全オンラインにて行うことにしました。


何より今大切なことは、生徒が学ぶはずだった学習内容をしっかり取り戻すこと。そして、ご家庭で不足を感じておられる、「学習」「運動」「コミュニケーション」の3つの機会をしっかりと与えていくことです。そのために、通常は週に1回80分で行う個別指導の授業を、週に4回×20分ずつの授業に変更し、生徒が毎日学習する習慣を作るカリキュラムを準備しました。(個別医進塾では、授業の受講科目に関わらず5教科分の個別カリキュラム作成と進捗管理を行っています。)また、毎朝規則正しく体を動かす機会を作るため、オンラインで一緒にラジオ体操をしたり、家の周辺でできる簡単な運動などの指導もカリキュラムに組み込んでいます。


本来学校で授業を受ける予定であった日中を含めた学習計画を立て、進捗管理を行います。日々のコミュニケーションが不足しないように、塾長からの連絡回数を増やしています。


いつ終わるともしれない休校期間のうちに、しっかりと夢や目標を見つけ、自学自習の習慣を身につけることをサポートできればと考えています。

休校期間でも生徒の状況をしっかりと把握し、ご家庭の負担を減らすために

個別医進塾では、保護者の方の経済的負担を少しでも減らせるようにと考え5月までの臨時休校期間中の授業料を一律1万円減額することにしました。

また、休校期間中の過ごし方やご家庭での様子をヒヤリングする目的で生徒・保護者の方と塾長3者で臨時のオンライン面談を実施しています。

個別医進塾では学校や教員の方からのご相談も受付けています。休校期間中のオンライン教育や通信教育のノウハウ、生徒の学習進捗管理のノウハウなどをお伝えすることができます。

生徒がこの期間の学習を遅らせないために、あらゆる側面から徹底的にサポートしていきます。

個別医進塾について

個別医進塾は、国公立大学の医学部受験専門の塾です。PRE-MED(プリメッド)という独自のメソッドを用いた画期的なシステムを運用しています。

PRE-MEDでは生徒1人ひとりに対する個別の学習計画をカリキュラムとして作成し、医学部合格までの道のりを、効率的で確実に歩める手助けをします。生徒にとっても、「今何を学ぶべきか」が可視化されることで、モチベーションの維持ができる仕組みです。

また、これらの指導は授業も含めすべてマンツーマン(1対1)の個別指導のスタイルです。1校舎あたり1学年6人という少人数制度をとっており、すべての生徒に塾長の目が行き届く環境を備えています。

現在、静岡県内には静岡校と藤枝校の2校があります。*現在はオンラインで授業を行っています。

提供:個別医進塾(https://www.pre-med.club/blogs/post/30APR2020

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?